ライブは『生』の実証①
もう、随分昔のこと。
『実は、とある社長が出資してくれて、自分は会社をやっている。
普段バカにされてるから、今の勤め先の人には一切内緒にしてるけどね…』
いかにも片田舎から出て来た、どこから見ても普通の女の子。
その子が私にそう言った。
『そ、それは凄いね!』
人を疑うことを知らないピュアピュアな時代だったので、私はまんまと鵜呑みにした。
でも、彼女の言ったことは、全部虚言だった。
数年後、別の女の子が言った。
長い金髪で、見るからに変わった子だった。
『実は、とある研究をしている会社をやっていて来年には海外に行く予定。
自分の親は資産家だけど、親には頼らない。
詳しくは言えないけど…』
見た目も家庭環境も全く違う二人の女の子。
嘘でも真実でも、どっちでもいいのだが、
『難儀やなあ』
と今なら思う。
虚言しなければならない精神状態になったのは難儀だし、
真実だとしても、それはそれで大変なことだ。
で、昨日のライブの打ち上げ。
サックス担当のカオリーヌの趣味が登山だと聞いて、
『山ガールや〜ん』
と盛り上がっているところにすかさず、
『山ガールの足は臭いに決まってる!
イボがあるんだ!
だからカオリーヌの足はイボだらけだ!』
と言い張るKさん(見たんかい😆)
『何で知ってるの?👀』
トボけたカオリーヌの返しがまた良い。
既婚者のカオリーヌの秘密を知ってるKさんに、
『二人はやんごとない関係なのか!?』
とあらぬ疑いが出るし、
本当にイボだらけだったら、
カオリーヌならぬ《イボリーヌ》なわけで。。
思い込みでも、真実でも、
どっちにしても、難儀やないか!
などと、つまらないことで、
大いに盛り上がった打ち上げであった。
嘘でも難儀、
真実でも難儀。
ライブは、《今》という《真実》を
《身をもってして》体験するから、
疑いようがないわけだ。
今、
この瞬間を
生きている
これだけは《真実》
これだけが《真実》
マリちゃん、お疲れさまでした❤️
■11/21クラブロックンロール完!
フェアリーオーケストラワンマンライブ
キーボードサポートやらせていただきました!
普段やらない曲や、前から好きだった楽曲に改めて取り組ませて頂き、短時間ながら20曲弱、なんとか完遂しました!
ご来場の皆さん、ありがとうございました!
■次回のフェアリーオーケストラ
12/29JokeFes出演決定!
客席を限定数にさせて頂いております。
ご予約は先着順。
riyukamij@yahoo.co.jp
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