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引退宣言⁉️ サヨナラ請け負い作家

世の中には、たくさんの優れた作曲家と言われる人がいる。
音楽を創る技術に特化しており、それぞれに作品で勝負していらっしゃる。

作曲家として食べていくには、
いかにクライアントの言う通り、いや、
言った以上のものを創るかが勝負である。

そこで私は躓く。

私は技術で創っているわけではなく、全て出来上がって降りてくるので、正直、あまり腕がよい作曲家とは呼べない。

つまり、思いつきやイメージのみのハッタリで、なんとか生き延びてきたわけだ。


特に、バンド時代など自分の作品の位置にあるものは、創っている感覚はあまりなく、ほぼ完成された形で頭の中に鳴っている音を分解して、音を探してはコンピューターに打ち込んでいた。


なので、オーケストラものなのに、いきなりインドの楽器シタールが鳴り始めたりする。

仕方ない、そうやって降ってくるから。


作業数が増えると、技術で賄えるところは確かにあるのですが、核となる音や骨組みは、やはり自分が創っている感覚より、どこかからやってくる感覚があります。


作曲家、もしくは作曲家を目指している多くの人は、ゲームやアニメ、ドラマの音楽を創る仕事に就きたいそうです。


最終的に、映画音楽が彼らの一番のゴール、目標なのだそうです。


名作であれば、自分の音楽も後世に残る作品になるし、何より名誉あること。


しかし、


私はそういうタイプじゃなかったんだよなあ。

最近痛いほど自覚した。

ドラマもCMも、私にとってはどうでもいいもの。

やりたい人がやればいい。

そもそも私は、作家のプロダクションに所属していない。

よって、コンペには出せない。


競争が苦手だし、私の性格だと疲弊するのが見えてるから無理。


つまり、勝てる気がしない。


今のシステムは、数多く当たらないとコンペには勝てない。


聴く方に合わせると、歌やカラオケがほぼ完パケ状態で提出しないといけない。


なぜなら、ギター弾き語り一本を聴かせても、ドラムやキーボードなどが入るイメージで聴く耳が無いので、創り手がほぼ完成品を制作しないといけない、暗黙のルールがある。


作家には、メロディー以外にアレンジャーとしての力量が問われるわけです。


まだ駆け出しの頃。


◯◯さんは、CMの◯◯の音楽創ったんだって〜とか聴くと、

一瞬、あ、いいな〜

と思うけれど直後に、

秒数合わせるのめんどくさ〜いとか思ってしまう。


ぐうたらなのである。

つまり、《請負い仕事》には向いていない。


誰それさんの楽曲を提供しました、

CMの音楽創りました、

より、


私は、私の音楽を創りたい!


とはいえ、

唄ものも、劇伴も、企業CMものも、長年多岐に渡り創ってきました。


徹夜でクライアントの期待にも答えましたし、

かなり身体を犠牲にしてきました。


オファーは有り難いのだが、

そろそろ自分の創作に集中するので、職業作家を引退しようかな、と思います。


わ〜生意気!


いやいや、

散々他人のオファー通りに創ってきたから、もういいかな〜。


請負うという言葉には、負けるという文字が入っている。


腕があって、さらに体力もあれば、自分の音楽を創りながら請負い仕事もやるかもしれないが、長生き家系でもないので、そろそろ本気出して自分の音楽を創るぜ‼️


なので、オファーは今のうちにお願いいたします☺️


コンピューターがすぐ壊れちゃう特異体質も引退の理由のひとつです😆



■全世界同時配信 

巡礼者 https://www.tunecore.co.jp/artist/RiYuKa#r606822 

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