見たくなかった世界を、見たいと思えるようになるまで。
「見たくないと思っていたのに、見たいと思えるようになったんだね」
私がカメラマンになろう思えた最後のひと押しをしてくれたのは、出張撮影サービスLovegraphの社長、駒下さんの一言でした。
改めて自己紹介をします
こんにちは。Riyonaです。
普段は一般社団法人Foraという、高校生向けのキャリア教育や探究学習支援、大学生向けのファシリテーション講座を開講している会社で、ファシリテーターとコミュニケーションデザイナーをしています。
休日は主に、カメラマンとして活動しています。
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「会いたいです!」の手紙
冒頭にも書いた通り、私がこうしてカメラマンとして活動する最後のひと押しをしてくれたのは、Lovegraphの駒下さんでした。
当時カメラマンになりたい、と思い始めていた私は、駒下さんにお手紙を書きました。どうして写真を撮られているのか、会ってお話を伺いたかった。何より、私の人生の中に彩りを与えてくれた”写真”との出逢いを作ってくださった駒下さんに、お礼を言いたかった。
お忙しい中お会いいただいて、たくさんのお話をしてくださいました(改めてファンになりました)。Lovegraphのこと、駒下さんの写真への想い、写真を撮るとはどういうことなのか…。一つ一つに想いがこもっていて、少し泣きそうになるくらいでした。
その中で私の過去の話、特に目が見えなくなった時の話を聞いていただきました。
私は、中学2年生の時に半年間目が見えなくなりました。
目の見えない半年間
目が見えなくなった当時は、いろんなストレスが重なっていました。見たくもないものを見て、聞きたくもないものを聞いて、「見えなければ、聞こえなければ楽なのに」とどこかで思っていたのだと思います。
見えなくなった時もそうですが、その後高校に入学するまでは友人との関わりを積極的にしなくなり、ふさぎ込んでいました。このままずっと見えなくても、そっちの方が楽かもしれないと思うくらいでした。
写真は当日買っていた虫眼鏡。調子のいい時は眼鏡をつけて、虫眼鏡で文字を見ていました。見える世界も心の中も、暗闇の中にいるような日々を過ごしていました。
(時間をかけて見えるようになり、今ではメガネもいらなくなりました。)
私は今、この世界を美しいと思えている
駒下さんは、この話を聞いて、
「世界を見たくないと思っていたのに、
見たいと思えるようになったんだね」
と言ってくれました。「ああ、確かにそうだ」とストンと言葉が落ちてきました。
ずっと世界を怖いものだと思っていたのに、たくさんの人の愛に触れて、いつの間にか私は、この世界を美しいと思えるようになって、その瞬間をカメラマンとして切り取りたいと思えている。
駒下さんの言葉を受けて、「やっぱり私はカメラマンになりたい!」と本気で思いました。
私1人では乗り越えられなかったけれど、どんなに絶望しても私に愛を届けてくれる人たちの存在が、私を変えてくれました。
今度は私が、愛を届けられる人に、そして誰かの愛を残せる人になりたい。
みんな、愛されるために生まれてきたはずなんだ。つらく苦しい日々が続いて、もう生きていたくないと思う時もあるかもしれない。
それでも、「あなたは愛されるために生まれてきたんだ」と写真を通して伝えたい。
そんな思いを持って、私はカメラマンをしています。
これから写真を通して出会える人がどのくらいいるかはわからないけれど、出会ってくれた方みんなの”愛”を残せるように
シャッターを切り続けられたらいいなと思っています。
最後に
長くなってしまいましたが、少しずつカメラに向き合えるようになってきたので書いてみました。ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございます。
撮影に関することは、こちらのnoteに書いてありますので、ぜひご覧ください。
それでは、
どこかでお会いできることと、あなたの今日が幸せであることを願って。