ジャイアン的生きかた【エッセイ】

 暴力は私を幸せにする。

 今からする話は空想的、妄想的、もっというならば漫画的な考えかたであると捉えてもらえると幸いである。

 当たり前の話として気にくわないやつを頭の中でギッタンギッタンのしっちゃかめっちゃかにしたことはあるだろう。これはそういった類の発展である。

 お金がないことが不幸せだと思う人間がいる。これは一端において事実ではあるが何故そもそもお金が欲しいかを考えて欲しい。
 欲しいものがある。それは本当にお金がないと手に入らないものか?お金がなくても手に入れられるものではないか。早い話が万引きをすればいいし強奪すればいい。
 それはちょっと思うかもしれない。頭がおかしい話と思うかもしれない。
 では話を少しマイルドにしよう。欲しいものを貸してもらえばいい。そしたらお金なんていらない。
 誰のものでも自分のものしてしまえば困ることはないではないか。
 拒否反応がある人もいるだろう。正しい反応である。
 でもいつから誰かのものになったのだろうと思うのだ。
 暴力はよくないそれはその通りなのかもしれないけれど、ジャイアン的存在がいて自分のものを作るためには暴力しかなかったのではないか?
 歴史の中の戦争は言ってしまえば勝手な自己主張を通すための手段であった。昔から暴力によって自分のものを作り出してきたのに暴力がよくないとはおかしくないだろうか?
 ついでに言えば暴力は良くないという考えも暴力によって植え付けられたものである。

 暴力は私を幸せにする
 暴力が存在しない私は不幸になるのだ。

 そんなおかしな空想の話


 ここまで読んで頂きありがとうございます。 

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