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テーマ「歪」 【大喜利的短編】
「親ガチャ外れだわ〜」
教室内で冗談めかした女子高生の声が耳に入ってきた
ソシャゲが流行り、ガチャを引くことが流行り
その上での親ガチャという言葉なのだろうか
ガチャという言葉には何かしら明るい雰囲気が感じられる。子どもの頃やったことのあるガチャポンの記憶からそう思うのであろう。しかしガチャポンは子どもがやるものという認識が私にはあるがこれもアップデートしなければいけない価値観であろう
しかし親ガチャというのはよろしくない
お金を使えば親を変えられるというならば認めなくもないが、しかし現実はそうもいかない血というものは変えることは出来ないからである
親ガチャというのは親という変えようがない深刻な問題をガチャという明るい単語で誤魔化していこうという、精神状態が末期の思考回路のように感じる。
「オキミいる」
「いるよー!」
そんな元気な声が返ってきた。
オキミは部屋の奥から顔を出しておかえりといった。
「今からご飯の準備するから待ってってね」
鞄を置いてエプロンをつけて台所に立つ
米を洗って炊飯器で早炊きして
じゃが芋、にんじんの皮を向いて適当なサイズに切る、その後玉ねぎと豚肉の小間切れ肉も切っておく、水を入れた鍋をコンロにやって火をつける。適当にだしの素を入れて、乾燥ワカメを適当に入れる。
深めのフライパンを用意して豚肉を炒め、色が変わったらじゃが芋などを入れてこれも軽く炒める。酒、醤油、みりんと砂糖と水を入れて煮詰めていく。
その間に沸騰直前の鍋の水に豆腐を賽の目状に切って入れて火を止める。最後に味噌を溶いて味噌汁は完成した。
火の元を見ながらオキミの方を見る。
オキミはテレビを集中してみている。
何が楽しいのやら、最近テレビを見ることなどなくなった私としてはそう思う。
火の元は見てないといけないけれど暇な時間が出来たのでスマホでも見ようとポケットを探ったがなかった。
そうだ
テストで鞄にしまったんだった
書くことがないなと思い
単純にマンガを読んでいたなかで、
"大斬"という西尾維新があるテーマで話を作り、数々のマンガ家がそれを読み切りマンガにして色々な集英社の雑誌に載っけるという企画で作られたものをまとめた本があり、それを読んで大変面白いものでありました。
1つのテーマで話を作るのは面白いなと思い。
Chat GPTに1単語を適当に出して貰った。
「歪(いびつ)」
と返ってきたのでそれをテーマに書いたものがこちらです。ちなみに見出しの画像もそのままC hat GPTに描いて貰ったものです。
大喜利的短編として定期的にやってみたいと思います。
よろしければ同じテーマで書いて貰えたり、お題を授けたて頂けたら大変嬉しい次第でございます。
最後に作品のタイトルを
「親ガチャガチャ」