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Snow Man 『THE BEST 2020-2025』ソロ曲感想文
※2025.2.10追記
Snow Manの公式YouTubeにフルサイズでソロ楽曲が公開されたのでリンク貼り付けました。
ぜひそれぞれの世界観を堪能してみてください!!!
Snow Manベストアルバム発売おめでとうございます!
なんかもう本編も特典も大ボリュームだし5周年のお祝いコンテンツもいっぱいあるし国立と日産スタジアムのライブは決まるし、スノ担大忙しの今日この頃ですが、
とにかく、とりあえず、私はソロ曲の感想を言いたい!!!
と、その前に。
所謂ジャニオタの沼に恐る恐る足を踏み入れて早や2年半、最初こそグループ箱推しで全員が尊いグループの関係性が尊いと言っていた私だけど、
もちろん今でもその気持ちはまったく変わってはないけど、
この歳までアイドル界隈に全くご縁がなかった私が生まれて初めて学んだ概念がひとつあって、
それは「自担以外のメンバーのことは担当の方にお任せしたほうがいい」ということ。
この概念、実感してみないとなかなか説明するのも難しいんですが(だからこそ頷いてくれる人は大きく頷いてくれると思う!)
なので今年の目標は自担以外のことはなるべく言及しない、と密かに思っていたのに、今からめちゃめちゃ言及します、ごめんなさい笑。
でも絶対に、それぞれ担当の方がいちばん彼らのやりたい事、表現したい事その良さを“分かって”らっしゃると思うし、
他担のくせに!それ解釈違い!と思われるところももちろんあると思うので、ぜひみんな自分の言葉で自担のソロ曲のすばらしさを語りましょう……!
あと、音楽って一番好みが別れるジャンルだと思うので、理屈じゃなくもう本能とか感性の問題なので、好きな人が好きな感じの歌を歌ってくれるとは限らないのもソロ曲のドキドキするところでもある。なにこれ、興奮する!
これは解説やレビューではなく、ただの音楽好きの感想として読んでいただければ幸いです。
とにかくそれでも語りたくなってしまうくらい、音楽として全員非常におもしろかったんですよね……。
では、アルバムの収録順で参ります。
7% / Hikaru Iwamoto
Lyrics 鈴木まなか,Hiroki Sagawa(Relic Lyric, inc.)
Composed 鈴木まなか,Hiroki Sagawa(Relic Lyric, inc.)
タイトルだけが発表された当初、7%ってまさかひーくんの体脂肪!?って若干ざわついていた岩本さんの楽曲ですが笑、
マッスル系でも体育会系でもなく、ひーくんらしいオシャレでスタイリッシュな楽曲でした。
ひーくんて、もっとゴリゴリにダンス系にも、バリバリにR&B系にも寄れると思うんだけど(そして絶対どっちも似合う)、
この絶妙なバランスがさすがSnow Manのリーダーと思わせる……。かつ、事務所の純血を思わせる。
艶やかで色っぽいんだけどエロくはなく、聴いた女の子がちょっと背伸びできるような、そんな”大人”を魅せる世界観が本当に岩本さんは上手だなあと思った。
岩本さんも聴いてる私も、もう充分に大人だけど笑、いくつになっても大人の世界に憧れる気持ちみたいな、恋愛未満のドキドキって、それってつまりアイドルの重要な側面だなって思う。
MVも岩本さんらしいダンス、かっこよくて素晴らしかった!
やっぱりSnow Manだとなかなか女性と絡むことってないので新鮮だったし、やっぱひーくんかっこええわあ、となりました。
iro iro / Tatsuya Fukazawa
Lyrics 片岡健太(sumika)
Composed 片岡健太(sumika)
もしかしたらどんな楽曲でくるのか一番謎だったかもしれない深澤辰哉さんですが、本当にもう、すっばらしかった。
メンバーもファンもみんなが口を揃えて言う「ふっかさんは優しい」
その優しい世界をぎゅっと詰め込んで旋律にした楽曲と片岡くんらしいちょっと影もありつつ穏やかで優しい語彙だけを使った世界観の歌詞、そこに乗るふっかさんのどこまでも優しく柔らかくすべてを包み込む歌声。
ただただ優しいだけじゃなくて、ちゃんと“苦しいこともつらいことも抱えてるのを分かって受け止めてくれる”感があるのが深澤さんの素晴らしいところ。
そして何気なく片岡くんの楽曲を歌いこなせてるふっかさんすごい。
歌がうまいバンドマンが自分で楽曲を作ってる場合、え、それ歌えるのあなただけだよ?というメロディ展開になったりするものですが、この曲も例外ではなく。絶妙に落ちるメロディーラインとかサビのブレスとか鬼じゃない?笑。
でも全然がんばって歌ってる感のないふっかさん。すごい。なんでもさらっとねえ、やっちゃうよねえ、深澤さんって。
歌詞の世界観も素晴らしい。ふっかさんらしすぎる。出てくる色がメンカラだっていうのもそうだし、感謝を伝えてるのもそうだけど、
とにかく最初の歌いだしの、「痛い」が声にならない願いって、いやもう、そんなの深澤辰哉でしかなく。
片岡くん、どこまでSnow Manの、ふっかさんの来し方をご存知で……?!
ふっかさんの滑舌の甘さも功を奏していて、とくに“Snowy(雪の多い)”という単語をこんなにかわいく歌える男の人ほかにいますか。
あと、私ラウールくんの、
“ふっかさんの歌声は感情に余裕を醸し出す、あなたに届けるでもなく自分に入り込むでもなく、その曲を空中にぽんって描く”って、ふっかさんの歌評が大好きなんだけど、本当にこの通りなんだよなあ。
良かったらいつでもどうぞ、って、ぽんってそこに置いてくれた優しいふっかさんのソロの世界。歌ってくれて本当にありがとう!!!
アナログなMVもすっごい良かった、すっごい好き!
みんなの力で宇宙まで飛べちゃうよってこれまたふっかさんすぎる。
ラウールくんが、これファンの人嬉しいねってMV鑑賞会で言ってた気持ちがめっちゃ分かる。
私もめっちゃ好きだけど、深澤担のみんな良かったねー!って気持ちになりました。
Induction / Raul
Lyrics Raul
Composed hisakuni(SUPA LOVE)
Snow Manのセンターがラウールくんである素晴らしさ掛けがえのなさはいくら語っても語りつくせないんですが、それと同時にラウールくんセンターでいてくれてありがとうって感謝も沸いてくるんですが、
ここでもやっぱりラウールくんがセンターである意味、バランスの良さが証明されていて唸った。
例えば、分かりやすさ親しみやすさ、ポップさ、アイドルらしさなんかでいえばしょっぴーやふっかさんの楽曲がそれに当たるだろうなって思うけど(そしてだてさんがいる安心感!笑)でもそこをあえて外していく、そういう意味で一人勝ちしないラウールくんがセンターであるSnow Manはやっぱり強い。
センターがSnow Manを象徴しない、というか。他のメンバーが自然に象徴できるのがすごくいいと思う。
そしてこんな表現世界を内に秘めてSnow Manのセンターやってるラウールくんの感性の計り知れなさに慄いてしまう。
ソロ楽曲で爆発してくれてありがとう。
歌詞や楽曲の考察は聡明で熱心なラウ担のみなさんが愛と情熱を持ってやってらっしゃるのでそれを探してもらえればと思うんですが、
これを”逆にひねりなく自分”と言ってたラウールくん、すごいパンクだなって思った……。
従順じゃなくて安心したところもあるし、でもこんなもの抱えててアイドルできる?って思ったところもあるし、しかし私なんかが心配しなくてもラウールくんはちゃんとセパレートして高みを目指していけるって信頼しているので、どんどんこちら側も極めていってほしい。
そしてそんなラウールくんをいけいけ!最高!さすが!ラウールは唯一無二!!!って喜んで楽しんで応援するお兄ちゃんたちが大好きです(涙)
オトノナルホウヘ / Shota Watanabe
Lyrics 坂室賢一,MiNE
Composed MiNE,坂室賢一,佐原康太
今回のソロ曲の中でひっくり返ったナンバーワンが渡辺さんでした……!
本当にもう、素晴らしい!!!
しょっぴーって、普段からばりばりの音楽ファンって感じではないけど、いつもSnow Manの楽曲説明する時にすごく分かりやすく端的に芯を捉えた話し方をするので、特にこういうのが好きとかはないけど音楽好きなんだろうなって思ってたけど、私の目に狂いはなかった。
この人は本当の意味の音楽好きだ。最高すぎる……!
特にソロ楽曲とか考えたことなかったからって、みんなが元気になるような曲がいいなって思って、だからこそ歌詞に意味はなくてよくてラフに聴き流せる楽しい曲にしたかったって、そう!それです!それが音楽の力!!!!!!!
やっぱりSnow Manのメインボーカルは紛れもなく渡辺さんだ。最高だ。
この考え方って自分の声の良さ、歌のうまさが分かってないと(つまり自分の歌を好きでないと)できないと思うんですよね。
そして自分の活かし方も充分に理解できている。ほんっと素晴らしい。
言葉だけで良ければ今はいくらでも伝える方法はあって、でもじゃあなんでわざわざ音楽にするかって話なんですよ。いやほんまに。
だからSnow Manのマニアックすぎずかつ一般ウケだけでもなく、絶妙なあのラインの音楽性が保たれているんだなあ、素晴らしいな。
渡辺さんは負けず嫌いのバランサーと評したのは阿部ちゃんだけど、ほんとそうだなって思う。ここでも負けず嫌いな面も、バランサーな部分もちゃんと表れてる。
そしてこの最高楽曲を気負いなくドヤりもせず、なんなら照れる……みたいな感じで出してくるの人としても最高すぎる。
だけどMVはちゃんと振り切って踊ってくれてるし。
いつもユニット曲で踊ってほしいって言われてるのも分かってる感じ、あまりにもしごでき渡辺先輩すぎる。
そう、MVも“分かってらっしゃる”んだよなあ。
自分のファンの子が楽しめる仕掛けがいっぱいあって。愛だなあ、愛。
この人は正真正銘、掛け値なくアイドルだ。でも一見全然そんな風に見えないのがまた、素晴らしいんだ。
アイドルって、つくづく精神性の話だなって思う。
そしてタイトルが『オトノナルホウヘ』ってもう、完璧すぎてやばい。センス良すぎる。最高。
ファインダー / Koji Mukai
Lyrics TJ_Brown
Composed MiNE,Atsushi Shimada
康二くんの透明な琥珀糖のような、噛んだらシャリっと甘く切なく溶けてしまいそうなメロウな歌声を充分に堪能できる楽曲。
いつももっと聴かせて……!と思っているので満足感が半端ない。
そして康二くんのロマンチストな一面も充分に堪能できる。
康二くんの素晴らしいなって思うところは、いつもすごく女の子を応援してくれるんだけど、でも男の子もがんばってるんだよって思わせてくれるところ。だから一緒にかんばろって思わせてくれるところ。
これってできそうでできないので、康二くんの愛され力とか、そういうところなんだろうなって思う。
あと、康二くんってこういう場面で自分と自分のファンだけの世界にするのがすごく、良い。
囲い込んでる訳ではなくて、たぶん、ソロの曲を作るってなった時やブログを書く時写真を撮る時、思い浮かべるのが“自分のファン”なんだろうなあ。そのキャパシティの感じも、良い。
自分が手を伸ばせる範囲だけ幸せにしてあげたいと思うのって、まじで世界平和の第一歩なので。
MVをタイで撮ってるのもいいよねえ、これ、東京で身近な感じで撮られてたらリアリティありすぎて死人がでると思う……。みんなの命が助かって良かった笑。
“なかなか会えない僕らだけど負けない”
この言葉をもらえたこじ担のみんな、良かったねって思う。
康二くんとこじ担のみんなって、いつも支えあってるの尊いなって傍で見てて思います。
いっそ、嫌いになれたら。 / Ryohei Abe
Lyrics KOBASOLO
Composed KOBASOLO
タイトルと曲のギャップ1等賞阿部ちゃん!
このタイトルでこんなかわいい曲が来るなんて。まず1本取られたでしょう?
そしてソロ曲のコンポーザーがコバソロさんだった件で2本目。
阿部ちゃんって声高に言わないけど実は流行りのゲームがうまかったり、ちゃんと年相応に男の子の好きなものをちゃんと押さえていて、そういうところいいよねえ!
そしてそして、この曲の詩集を読んでて3本目……!
(鑑賞会で、あっ!このタイトルの本読んでる!って発見した時の目黒くんかわいかったよねえ、わあ!てなるその気持ち分かるよ)
こんなの、本作りたくなっちゃうね!
そして阿部ちゃんらしく優しく柔らかくふわふわとした世界観でありながら、意外としっかり恋愛観が描かれていてドキっととする歌詞。
この偏らない阿部ちゃんのバランス感覚も素晴らしい。
さっきも書いたけど、阿部さんはアイドルと年相応の男性のバランスが良いんだ。
“文学的にしたかった”って言う阿部ちゃんの知性と(だからタイトルに句読点が!という細やかさ)、でも華やかで耳ざわりのいい曲が阿部ちゃんらしいなって思う1曲でした。
MVがロケだったのも、そのロケーションも、とても阿部ちゃんらしくて好き。
朝の時間 / Ren Meguro
Lyrics Takuya Watanabe
Composed Takuya Watanabe
メロディも歌詞もMVも直球どストレートに、人を応援したい、力になりたい励ましたい目黒くんで、目黒くんにもこんな朝があるからこそのこの曲なんだろうなって思うと、胸が苦しくなる…………………。
そんな目黒くんこそ、毎日、毎分毎秒、もうこの先ずっと幸せな気持ちでいてくれなくちゃ困るって思う。
相変わらず言葉を真摯に丁寧に想いを込めて歌う目黒くんの歌声は何度聴いてもぎゅっとなるし、ちょっと音符を走らせたように歌う焦燥感がリアルで胸を打つ。
やっぱり目黒くんって言葉の人なんだなあ。あと、すごく“共感”の人なんだなって思う。
目黒くんずっと歌ってくれていて、ありがとう。
大好きすぎて涙が出てくるのでこれ以上書けない………………。
I・だって止まらない / Ryota Miyadate
Lyrics 深川琴美(Relic Lyric, inc.)
Composed 須田悦弘,サイトウリョースケ(Relic Lyric, inc.)
よっ!!!だて様!!!真打登場………!!!!!
いやー素晴らしい、素晴らしいすぎる。いっそ清々しい。
この曲が奇をてらったものだったり、所謂トンチキソングという位置づけではなく、しょっぴー曰く『まっすぐな宮館涼太』なのが本当に素晴らしい。
それをちゃんとメンバーが理解していること、ファンもまっすぐそう受け止めることができるのが、Snow Manのいいところなんだよなあ!
そしてみんなに覚えて欲しいっていう振りにするのがだてさんらしくて好き!
自分が楽しめるものだけど、自分だけが楽しいんじゃ意味がないというだてさんのエンタメへの姿勢大好きです。
この人も真のアイドルだよなあ……。
いつもみんなを笑顔にしてくれてありがとうだよ、ほんと。
ソロ曲、ライブで披露はないかなあと思っている私ですが、この曲はライブでやらないともったいないよねえ!
これをみんなで踊る楽しいチャンスがあればいいなあ!
そして気づいたら口ずさんでるナンバーワンでもある。キャッチーってすごい、強い。
守りたい、その笑顔 / Daisuke Sakuma
Lyrics 大石昌良
Composed 大石昌良
さっくんも個性大爆発で素晴らしい!
オタク側もステージ側もどっちも佐久間大介なのが素晴らしい。
どっちも本当の自分だし、どっちも輝いてるっていうのがいいなあ、人生って好きなものは好きだし、好きなものは好きってどんどん言っていったらこんなに楽しくなるんだよって元気づけられる。
あとRABのダンス解説を楽しみに見てた身としては、RABすっげ~!となった笑。この辺の人脈もさすがさっくん、さすがオタク。素晴らしい。
それもそのさっくんの個性や好きなものをグループが尊重してきたからだなって思うから、みんなのソロ曲がいいって思うとSnow Manって本当にいいグループ!って同時に思えるのがファン冥利に尽きるところ。
みんなのソロ曲本当にどれも素晴らしくて、またやって欲しいとか違うアプローチも見たいなって思ったけど、だからってソロになってほしいとか1ミリも思わせなかったのも凄かったなと思った。
逆にグループの凄み、底力を見たというか。
みんなグループで培ってきた部分(得意な部分)だなって思うし、だからこそグループに還元できてるんだなって思ったし。
書いてみて、ソロ楽曲で一人一人を語ることが最終的にSnow Manというグループを語ることになったのが凄い……。
まだまだ楽曲だけじゃなくてMVも考察したいし、素晴らしい9曲を世界に放ってくれてありがとう、Snow Man!!!大好きです!
これからもいっぱい聴く!!!
そして5周年おめでとうー!!!!!