#43 高校生で「青と夏」を浴びた僕からすればさあもう【ライラック/ Mrs.GREEN APPLE】
ライラックの花言葉は「青春の思い出」ということらしい。
Mrs.GREEN APPLEの最新シングル「ライラック」が配信スタート。同時にMVも解禁。青春感あふれる素晴らしいMVに仕上がっている。
僕が知っていたのは「忘却バッテリー」というアニメの主題歌だということくらい。Teaserでサビだけきいていて、イントロとかはきいていなかったのだが、イントロがかっこよすぎた。楽器数もそんな多くないうちにおそらく若井さんの高速ギターが響きわたる。いっきに心をつかまれる。
このMVにはたくさんの大森さん若井さん藤澤さんが登場するのだが、それが大人だったり学生だったりする。それは面白いんだけど、大森さんは歌番組のときに「青と夏」のアンサーソング的な曲だという風に言っていて、それがよく反映されているように感じる。
僕は2018年に高校1年生だったので、「青と夏」が出たときに、高校生だったわけだ。それは本当に当時の自分たちを極限まで主人公にしてくれて、曲自体の明るさと、歌詞の輝きと、MVのカッコよさに一気にミセスが好きになった。
2曲ともCメロがすごく好きで、青と夏は、一瞬未来の自分たちを見据えて、恋中心に唄ってはいるけれど、「運命が突き動かされてゆく」今のこと。ライラックでは、昔から生きているうちに生じてくるいろいろなネガティブな感情;不安とか敗北感とか、そんなものも確実に自分を「つき動かしてる」という。ここの呼応がとても気持ちよく感じる。あとライラックはここが変拍子になっているまで気づけたのだが、だれかのコメントで3・3・7拍子の応援になっているという考察があってアツいと思った。
ライラックの花言葉は色でも少し変わるらしい。