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#62 こういうポップさ全開みたいなのもいいじゃん!【日向坂46_雨が降ったって】

 僕 実はバイオリン弾きなんすよ、やからうれしいわー、かわいいし。

 

 もうだいぶたったが(下書きに半年以上ねむらせてました)、日向坂46の11枚目シングル「君はハニーデュー」の中から、特にいいなと思ったこの曲について書いていきたい。「雨が降ったって」は、小西夏菜実センターの4期生楽曲で、ポップなサウンドにすごくそそられる。

 前髪分け小西ちゃんビジュよすぎてびっくりしますよね、抜けの平尾ちゃんもいい。


【タイトルとMVの世界観】

 軽くMVを一周し、曲いいなと思うと同時に一つの演劇;ミュージカルを見たのかなという感想を持った。ほぼワンカットであり、お腹が空いている小西ちゃんと、ほかの4期生がいろいろな役柄で登場するが、どこまでも考察できそうなお話みたいなのがベースにあるように感じる。そして、別に詳しくはないのだがやはりこれなのだろうか。

「雨に唄えば」。軽く話は知っていたが、このシーンはテレビとかでみる。やはり映画史、ミュージカル史に残る名シーンらしい。タイトルが「雨が降ったって」ということで、この要素を感じてしまうのは無理ないし、もはやおしゃれの域。

【楽曲OVERVIEW】

 イントロ後半、Aメロが始まる前のフレーズが好きすぎる。電子感のあるサウンドが、まさに喜劇の始まりを感じさせる。
 Aメロはコードが一定なのかと思う。Fminorととるべきだろうか、最悪全部F(m)でも違和感ないし、変化をつけているとみればF-Ab-Bb-B-Cを1小節ごとに繰り返しているとかになるだろうか。F(m)はじめF(m)おわりの安定感がポップさの中にも感じられるAメロになっている。

さっきまで彼女は 上機嫌だったのに
(鼻歌まじりに 散歩しながら)
だけど 怪しくなった 突然の雲行き
(このタイミングで 何があった?)

日向坂46_雨が降ったって

 YouTubeの概要欄に公式が歌詞をかいてくれているので(←これのありがたさたるや、歌詞をコピペできるっていうね)絶対あっているのだが、歌詞に(かっこ)がついているところがある。これは実際歌いわけということも考えられるが坂道楽曲において歌いわけは別にどこも珍しくはない。こういうところからも、より他の人が歌っている(話している)という、何かストーリー性を感じることもできそう。

 1Bでは雰囲気がガラッと変わって、コードも結構変わる。(何とかしなくっちゃって・・・)の部分がメロディとしても高音域であるのもおもしろい。

 サビはGm7?-C-Am-D-B-C-F-F7と4536進行をベースにアレンジを加えたものとみれるだろうか。疾走感手前の、心地いいビートにのって、ポップなメロディが楽しめる。歌詞も「いいじゃん」という特徴的なフレーズがかなりキーになっている。「この世は最高」のあとにもうワンフレーズあって、「パーパーパラッパッパ」といういい掛け声も入っている。ポップやなあ笑笑。間に「いえーい」みたいな気だるそうな声が入ってるところも好き。

 2番も大きく変わらずにすすむのだが、Bメロの(かっこ)内の部分は。センター小西ちゃんのソロパートになっている。高音の部分だがしっかり響かせていてすごい。そしてサビは背景色(というか光の当て方?)こそ変わるものの全員同じ衣装で踊っているというのは1番と同じだ。さくちゃんとかと一緒で手足が長いのもあるだろう、小西ちゃんのダンスが綺麗に映えている。

 この曲は2サビのあとほどなくしてCメロに入るパターンだ。少し展開しているようにみえて、終わりがCと主音から5番目のコードになっていてそのままサビにもどり「雨が降ったっていいじゃん」となってもなんら違和感はないのだが、ここから間奏パート。音楽的にも、MV的にもたまらない。

 はじめにかいたイントロ後半のあのフレーズが何度も転調して現れる。G#が主音のもの→-3でF主音(今までと同じ)→-2でD#主音と最後にA#のコードに終わる。これが次の転調(D#major)した落ちサビの主音から5番目のコードになっていて違和感なくすすんでいく。

このリズム感にこの振りあり、一番好きなとこ。
正源司ちゃん笑笑 すきすぎる笑笑
こういうのいいよな

 前述の通りラスサビでD#majorに転調して、最後にF#majorに転調していて、0→-1→+2(Fを0としてそれ基準で)という夜に駆ける(と同じ)転調。やはり効果的。最後は横一列にメンバーが並んで手をとりあってお辞儀。やはりミュージカルだったのか?と思わせるいい終わり方。

【開き直ればこの世は最高】

 斬新な歌詞だなと思うが、事実ではあるだろう。「ひらきなおる」 という言葉を広辞苑でひくと、「②急に態度を改めて、正面切ったきつい態度になる。のがれられないと覚悟して、ふてぶてしい態度になる」とかかれている。(ちなみに、わからなかったのでさらにひいたのですが、「正面切る」とは改まった態度をとる。とかいてあります)この歌詞においては諦観とかとは違って、そういうこともあるとか、別に良くない?という楽観視した後に感じたものなのだろうかと思う。

雨が降ったっていいじゃん
どこにも逃げなくてOK
たまには濡れちゃったっていいじゃん
開き直れば この世は最高

日向坂46_雨が降ったって

Let the stormy clouds chase everyone from the place
Come on with the rain, I've a smile on my face

Singin' in the Rain

 一回ちゃんと「雨に唄えば」をみてみようと思います。

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