#28 レンジャーキーという発明のすごさ【テン・ゴーカイジャー】

 当時よりも、この作品のすごさを実感できる。


 「なつぞら」という朝ドラを見ていたときに、雪次郎というキャラクターがいて、あれ?ゴーカイブルー?と思ったのが俳優・山田裕貴との本当の意味での出会いになるだろうか。僕もスーパー戦隊シリーズを見ていた時期はあって、それがシンケンジャーゴセイジャーゴーカイジャーで、松坂桃李千葉雄大など今をときめく有名俳優がこれらの作品から羽ばたいていった。特にシンケンジャーは去年一気に見返したが、小1でこんなとんでもない作品よくみてたな(多分理解できてない)と思うくらい、伏線の張り方がすごかった。まもなく50作品になろうとするスーパー戦隊シリーズで、いろんなサイトで人気ナンバーワンを獲得している、とても評価の高い作品なので、松坂桃李のデビュー作だし、是非みていただきたい。それからずっと、僕の一番好きな俳優は桃李くんだし、シンケンジャーに関してはおもちゃももってたし、各話に関して語れるのではないだろうか。それはまたいつかにしよう。佐久間Pも自身のラジオで触れていてリアタイ勢(笑)としてとても嬉しかった。トッキュウジャーという作品も絶賛していたので近いうちにHuluでみようと思う。

 この3作品が関係ある作品で、表題にもある通り、テン・ゴーカイジャーというゴーカイジャーから10年後の世界の話である映画を見ていなかったのを思い出し、Huluにあったので眠れない夜にみてみた。ゴーカイジャーを簡単に説明すると、それまでの戦隊に変身して戦うことができるというとんでもなく豪快な作品だったわけだ。その設定はどうやってつくられたかというと、レンジャーキーというものの発明になる。これを考えたのは本当にすごいと思う。抹茶をスイーツにしようと思った人くらいにはすごいんじゃないだろうか。モバイレーツという携帯型の変身器具に戦隊ヒーローが鍵型になったものをさして、変身する。おそらく一番面白かったのは僕の親世代だろう。子どものころみていた戦隊になるわけだ。1作品前2作品前のゴセイジャーシンケンジャーに変身して技を使うのでも僕が盛り上がれたから間違いない。

 あらすじはこう。

あれから、10年の時が流れた。 地球では「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」という公営ギャンブルが全世代で大流行。 かつてのヒーローたちは「賭け」の対象となってしまったが、 収益が地球の防衛費に充てられるとあって、 歴代スーパー戦隊のレジェンドたちも主旨を理解し、このプロジェクトに協力していた。

だが唯一、運営サイドがコンタクトをとれないスーパー戦隊があった。 すでに「解散」した彼らは、いまではバラバラに活動していた。 そんな中、あのキャプテン・マーベラスが地球に出現。 運営サイドに挑戦状を叩きつける。 そしてマーベラスの前に立ち塞がったのは、 「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」の主旨に賛同する伊狩鎧だった。

時の流れが変えたのは、地球人か、それともゴーカイジャーか? そしてジョー、ルカ、ハカセ、アイムは、この事態にどう動く!? 10年ぶりに、とんでもない戦いが始まろうとしていた……!

「テン・ゴーカイジャー」公式サイトより


 少しネタバレになると、ゴーカイジャーより後の戦隊もでてくるということである。それでは設定が保存されるのか心配だが、レンジャーキーという概念がこれを可能にする。あとの戦隊のレンジャーキーもつくられているのだ。つまり、ゴーカイジャーは、自分たちの後輩戦隊にも変身できるのである。ゴーカイジャーより後の戦隊のことはほとんどなにもしらないのだが、これはなかなかアツいなと思った。その戦闘シーンは必見である。

 6人とも10年たっても集まったというのもすごいし、毎週月曜日24時、リスナーにいじられまくるあの俳優も、ジョーとして君臨していた。あの時と変わらず、山田さんのゴーカイサーベル(剣)アクションが健在していた。めちゃくちゃかっこよかった。

 15周年はあるだろうか。まだまだ新作を見たいと思わせてくれる、最高の宇宙海賊だった。


 最後に、ゴーカイチェンジしたくなった僕が、購入をあきらめそうなアマゾンの情報の画像を添えて。


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