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「親方は今いずこ?」藤島健さん 〜モトヤフインタビュー〜

「親方」の愛称の方がヤフー社内ではあまりにも有名で、本名は何でしたっけ?という感じの藤島さん。あの藤島さんが2023年8月に電撃的にヤフーを退職され新たなキャリアに踏み出されたので、その真相を探るべく突撃インタビューしました。

-お名前をフルネームで教えてください。

藤島 健(ふじしま けん)です。

-ニックネームで「おやかた」と呼ばれるそうですが、そのいわれは?

実はヤフーに入社早々、先輩女子社員から「お前は今日から親方と名乗れ!」と命令調で言われてネーミングされました。もともとの由来は相撲部屋の藤島部屋からきているんです。
お隣は「組長」というニックネームの田中直史さんでした(笑)

※事務局からのお知らせ:「組長」田中直史さんのインタビューも近日公開予定です。

-おいくつですか。またお生まれや現在のお住まいがどこかお聞きしても良いですか。

11月で49才になりました。鎌倉出身で現在は浦安に在住です。

-鎌倉生まれというのは藤島さんのイメージに合わないですが・・

ほっといてください!(笑)

-これまでのお仕事のプロフィールを教えてください。また併せてヤフーの在籍期間もお聞かせ下さい。

大学卒業後に1999年4月新卒でナムコ(現:バンダイナムコゲームス)に入社しました。ナムコ は2006年にバンダイと合併するのですが、その前年の11月に同社を退職し、有給休暇なしで翌日ヤフーに入社しました。
ヤフーには2005年11月から2023年8月まで17年10ヶ月いたことになります。

そして、現在KDDI系のmedibaという会社に2023年9月から在籍しています。
ちなみにナムコもヤフーも合併前に退職しているのは偶然です(笑)

-ヤフーに入ったきっかけは何でしたか?

ナムコでコーポレートサイトのページ更新の仕事をしていた時に、まだネット全盛時ではなかったので、ナムコ宛のご意見を丁寧にはがきでをくれる人がいたんです。

当時はナムコのゲームの関連商品の紹介をページに載せたりしていましたが、ユーザーから「自分の好きなゲームのキャラクターがこれほど色々な商品になっているのを知って驚きました。これからも情報発信更新宜しくお願いします」というメッセージをいただいたんです。

そのとき「ネットで情報を伝えるのは人の役に立つんだな」と痛感し、これをきっかけにネットの時代にはより積極的に情報発信できる会社を探していたところエージェントからヤフーを紹介してもらい入社したのです。

入社時は汐留のソフトバンクの入る東京汐留ビルディングがスタートで、その後六本木ヒルズ・アークヒルズ・ミッドタウン・紀尾井町を経て退職に至ります。入社時の社員番号は確か2,300番台に達していて、正味でも1,000人以上は確実にいたと思います。

-ヤフーでのお仕事はどんな内容でしたか?

17年以上いたので、様々な分野の仕事を経験してきました。
担当サービスを一通り挙げますと、ゲーム・占い・セカンドライフ・ペット・家電ナビ・API外部提供の営業実装(=ウオレットAPI・デジタルコンテンツと物販向け決済)・ゲーム・プレミアム・ヤフーBB・SB協業のスマホ得するパック・ID(スコアリング)・リアルタイム検索・保険 と、こんな感じです(笑)

-ヤフー時代のエピソードやトピックはありますか?

ヤフーの時はいい意味でも悪い意味でもとても熱い人間だったと思います。
色々な交渉の局面でもかなりハードネゴシエーターだったんじゃないかと思います。

でも今は年齢を経て、あまり当時ほど感情的にならずに、平常心で仕事ができるようになりました。実は、そのベースにはヤフー時代の様々なハードな仕事の中で培った経験がとても活きているんだなと感じています。

-ヤフーで学んだことは何ですか?

右も左もわからないインターネットサービスの作り方をいろんな人に教わり、「わからなきゃ聞きに行け」って飛び込みでいろんな人に聞きに行って、横の拡がりができて、何度色んな人に救ってもらったかわかりません。
裸一貫で飛び込んでいく姿勢が自分の持ち味にできてよかったと思いますね。夜遅くまで企画やその改善にあーでもないこうでもないと議論していたのはいい思い出です。

-辞めたから分かるヤフーの良さというものはありますか?

ヤフーは母数が大きい事業を運営している会社なので、利用者や顧客からの反応がストレートに確認出来て手応えを感じることが出来る会社だなと思いました。新しく選んだ今度の会社もある意味で同様な手応えを感じられる会社だと思います。

-ネクストキャリアを選んだ決め手は何ですか?

9月1日入社なので3ヶ月経過した時期になります。

ヤフーでは保険の仕事が最後でした。
そこではディレクターとしてPayPay内の保険サービスのミニアプリをディレクションして、横のサービスと連携させて、グロースさせて欲しいとのミッションを受けました。最後はセキュリティの仕組みを一から作って欲しいとのミッションでした。

そのミッションはとても重要な仕事ではあるのですが、やはりサービスを作り上げる仕事を長く続けてきた自分にと取ってもう一度サービス作りに携わりたいという思いがありました。そうした折りに、ヤフーと雰囲気が似ている現在の会社に縁あって巡り会えたので、思い切って転職することにしました。

-現在のお仕事は具体的にどんな内容でしょうか?

2000年設立されたMedibaはKDDI系の子会社で、社員数は500名以上います。メディア事業ではauスマートパスをはじめ企画・開発・運用・CSなど一気通貫でサービス作りを行っており、またソリューション事業では「UX/UIコンサル」「BPOサービス」「オフショア開発」等を提供しています。

-現在の仕事の面白いところや素晴らしいところを教えて下さい。

ヤフーと同じリモートメインなので500名以上いても全員が出社するわけではないです。席が人数分あるわけではないので、全員出社して座れる席は用意していないですね。もちろん出社することのメリット、リモートのメリットはそれぞれあります。

今の会社のチームメンバーは0−1の経験があまりない比較的年齢の若いメンバーが多いので、育成という形で自分自身の経験が活きる場だと感じています。

それとこれまで培った知識の転用に加えて、自分で考えることも求められる部分があって刺激的ではあります。自分はどちらかというと芝がないところにいかに芝を植えていくのか考えるのが好きなタイプなので、今の仕事はとても自分に向いていると思います。

-ご趣味は何ですか?

趣味は多い方なのですが、特に今はバックカントリースキーに嵌まっています(笑

スキーの後はサウナです!サウナですが、人間って高温の中では物事を考える余裕がなくなって無の状態になるんです。そうした時間の後に今度は水風呂に入ると、更に身体ごとリフレッシュできます。そして更に外気に触れることで、益々心身共に蘇るんです。

それ以外にもロードバイク・ドライブ・ゲーム・ラン・熱帯魚飼育・ガンダム全般・デジモノ全般・御朱印集めなどイロイロです。

そういえば昨年は、元ヤフー社長で現東京都副知事の宮坂さん達と恒例の高崎→白馬の170㌔のライドを走ったりしに行きしました。獲得標高では富士山と同じくらいの3300㍍近かったのではないかと思います。若い頃よりは体力の落ちてきた自分でもよく走りきったと思います。

-コロナの時期を経て変わったことはありますか?

リモートで家事の分担が増えましたね!笑

-これからチャレンジしたいことは何ですか?

企画の仕事を続けていきたいということで外に出ましたが、まだまだ知らない手法や面白いコンテンツがたくさんあると思います。いつまでもそういった新しい事に積極的にチャレンジしていきたいと思います。
あ、健康第一で(笑)

-モトヤフや読者に伝えたいメッセージを一言お願いします。

ヤフーでの経験は必ず外に行っても参考になります。そういう意味ではこんな自分に貴重な経験をさせてくれた会社に感謝しています。

外を見ると「やっぱりヤフーってすごい会社なんだな」って思いました。
ヤフーはいろんな経験をさせてくれる会社です。

辛いことも多いですが、必ず人生の糧になるので学べることを一通り学んでから外を見たりするのをお勧めします。これからはいちユーザーとして利用させていただきますね!
街で出会ったら一声かけてくださいね(笑)

-藤島さん、本日は大変ありがとうございました!

(本日の藤島さんへのインタビューは川村英樹が担当しました)

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