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音楽を全力で楽しむアイスランド人。
こんにちは。
アイスランドにも春が近づいてきました。
日の入りが凄まじいスピードで遅くなってきて、昨日は19時になっても夕方かな?くらいな明るさでした。
先週末はレイキャビクのアイコン的な建築、コンサートホールのHarpaで開催されたファミリーイベントに参加してきました。
Harpaでは定期的にファミリー向けのイベント、ワークショップが無理で開催されていますが事前予約が必要なのでこまめにサイトやソーシャルメディアのお知らせをチェックしている必要があります。今回は週の始めに気づいて問い合わせ、ウェイティングリスト入りだったのですが週の半ばに「席が空いたよ」と連絡が来て参加する運びとなりました。
さて。
当日は地上階の奥にある会場へ案内され、行ってみると10家族ほど参加していました。DJがかける音楽に合わせてファシリテーターの方が何やらアイスランド語で指示。
すると、大人たちはスイッチが入ったかのように、一気にノリノリで踊り出す!
子どももマネしてノリノリで踊る、踊る。
音楽に合わせて身体が勝手に動いちゃってる!みたいな感覚なのかな?
それを見て、わたしたちも音楽に合わせて脚を動かし、手を動かし、踊ってみる。しかし、私の子どもたちは人の目を気にするような年頃なのか、なかなか踊りたがらず。一緒に来ていた夫も、腰が痛いとか言い(訳し)、端の椅子に座り始め、上の子たちもはじめはしばらく一緒に座って見ている。無理強いしても意味がないので、私は一番下の子とペアを組み、踊る。
踊ると言っても、私は一番下の子と音楽に合わせて(踊っているというよりは)体を動かす笑。
正直、お酒入っていない状態で彼らのようにノリノリで踊るゾーンには達することは出来ず。
音楽を身体で楽しむ。ってことに慣れてなかったんだな。
改めて典型的なシャイな日本的文化が染み付いていたのだと思い知らされました。昼間から人前でダンスって、踊るって、ダンス部とかじゃない限りなかなかないですよね?(アイスランドでもないかな?笑)
二次会のカラオケとか、クラブ行ってとか、そういうシチュエーションじゃないとめったに踊るなんて機会ありませんよね?イギリスでもクラブ行ってある程度お酒飲んでないと無理でしたね。暗いからそこまで自分の動きも気にしなくて良いし。
でも他の家族はみんな、人目も気にせずめっちゃノリノリ!で開放感に満ち溢れていたー!
こういうワークショップ、日本では成りたたないかも笑
ワークショップは基本家族単位で進み、向かい合わせになって相手のダンスをミラーリングしたり、参加者皆んなで列になってキャタピラーのように動いていったり。面白いなと思ったのは、向かい合わせに列を作って並び、その間、いわゆる花道?をペアごとに踊りながら歩いていき、列に並んでる人はヒューヒュー言いながら盛り上げる。ちょうどその時かかっていた曲がABBAだったから、大人はより一層盛り上がってきた気がします。
ファシリテーターさんは基本的には指示だけで、自らダンスして基本の型を見せるということはありませんでした。これが始め私がちょっと戸惑ったポイントでもあるのです。どういう風な動きをする、とかは無くてとにかく「自由に音楽に合わせて好きなように、楽しく☆」みたいなノリで始まり、参加していた家族たちはみんなそれで踊っていた。踊りの型とか、基本的な動きとか知らない私は踊っている参加者たちの動きを適度に真似てそれっぽくなるように頑張りました笑。
頑張らなくても、楽しく踊ればそれでいいはずなのだけど、ついつい周りの目を気にしちゃって緊張は解けきれず。
でも終盤にはダンサーの方が参加者の前に立って踊り、私たち参加者はその踊りをコピーして踊る、というジムのエアロビ的な動きもありました。その時は2番目の子は私の隣で一緒に踊っていました。
なかなか音楽を身体で楽しむっていうことをしてこなかった身なので、昼間からめちゃくちゃノリノリで踊るアイスランド人家族たちから貴重な学ひを得た一日となりました。
踊りに限らず、どんな物事であれ、
経験したことがない事であればあるほど、
まずは親がやってみる姿を見せる。
楽しむ姿を見せる。
子どもには自分がやったことのある経験をついついシェアしがちですが、未体験のことほど「まずはやってみる」「始めは上手くできなくてもいい」というメッセージを親が身体を張って子どもに伝える機会って意外と少ないから重要な気がします。
たかがダンス、されどダンス💃