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我が街は良い街
今日は「はままつ染め織りマーケット」に行ってきた。
職人ゾーン(The GATE HAMAMATSU南側)とクリエイターゾーン(Any)の2箇所で
開催されていた。
自分が普段使っている手拭いの注染の実演を見てみたいと思ったし
知り合いや先輩が出店されていることもあり見てきた。
注染は画像でその仕事のやり方を見ていたが
実際に実演を見てみると思ったより手間がかかって
職人の腕で出来上がりが左右されるものだと感じた。
今回実演をしていらっしゃるのは二橋染工場さん。
実はこの二橋社長は高校の先輩である。
職人さんと言うと無口で頑固ものというイメージがあるかもしれないが
二橋先輩はにこやかに一つ一つの工程を丁寧に分かりやすく解説して
実演してくださって理解しやすかった。
型紙のこと、ノリの成分のこと、ノリの引き方のポイント、
反物で連続柄のノリの引き方のポイントや色の付け方。
思っていたやり方と少し違っていたので今日はとても勉強になった。
今使っている手拭いにも愛着がわく。
やっぱり何でもこの目で見てみるのが一番。
体験するのが一番。
型紙の色、ノリの匂い、注染する時の空気を引き込む機械の音。
ノリ引きの手の動かし方、注染の染料・顔料の流し方。
職人の手仕事は美しい。計算された動きがそこにある。
浜松は職人の街である。
職人の街は美しい街なんだと改めて感じた土曜日であった。