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アドウェイズを卒業します。

2007年、新卒として入社したアドウェイズですが、本日を最終出社として卒業させていただきます。

大学3年の冬、既定路線に沿って地元の北海道で就職するつもりだった自分が、誰も知らない会社と偶然にも出会ったのが全ての始まりでした。就職のタイミングで22年間過ごした北海道を離れて上京し、「代理店」や「アフィリエイト」を全く知らない中アドウェイズで働き始めました。気付けばアフィリエイトが超好きになり、代理店という立ち位置を超リスペクトしている自分がいました。11年半という月日の経過において、社員数は150名程度から1,000名程度に増え、サービスや組織はグローバルに拡大し、会社知名度は入社当時と比較できないほどに上がりました。

会社の成長、市場の成長に先頭立って関われたこと、今後の人生において必ず活かさなければならない経験だったと思います。アドウェイズで過ごした毎日を、永遠の財産として心の中で持ち続けることでしょう。

衝撃すぎる出会いと不思議な縁。

採用面接官をしている時、大学生からよく聞かれる質問があります。

「アドウェイズに入社した理由って何ですか?」

実は就職活動は行なっておらず、アルバイトでお世話になっていた地元のTV局に入るつもりでした。動画編集するため徹夜でパソコンに向き合っている毎日で、不思議なほど没頭していた趣味を仕事にする感覚かなと。

そんな中、不覚にもリクルートスーツに憧れてしまい、一度の人生、それを着て就職活動を経験してみたいという理由で参加したのが、札幌ドームで実施された合同企業説明会でした。そこにアドウェイズが出展していました。ブース前を通るとパイプ椅子には誰も座っていなく、いわゆる超不人気のブース。素通りしようとした瞬間、1人の強面男性に左手を引っ張られ、半強制的にパイプ椅子に座らされ、「サクラでもいいから聞いてって!後悔させないから!」と言ってくるのです。そう、この強面男性こそが代表の岡村でした。サクラのつもりで会社紹介や業務内容を聞いた結果、「なんか楽しそう。面白いことができそう。この人達と一緒に働いてみたい。」という圧倒的な熱量に一瞬にして包まれていました。

もし、あの時、

リクルートスーツに興味を持たなければ
合同企業説明会に参加していなければ
アドウェイズのブース前を通らなければ
岡村に左手を引っ張られなければ

今の自分はアドウェイズにはいなかったと思います。こんな不思議な縁に導かれ、入社したのが2007年の春でした。

社会人版の義務教育を受けた11年半。

入社してからは死にものぐるいの毎日でした。1日24時間という限られた時間の中で、より早く活躍できる時を目指し休日関係なく働き続けました。そんなガムシャラな自分に対し、「社内外問わず人脈構築の大切さ、自ら仕事を取りにいく姿勢、悩んだり失敗することの重要性、目指す壁を超えた時の快感」を叩きこんでいただいたのが当時の諸先輩でした。仕事→夕食&叩きこみ→睡眠→仕事→夕食&叩きこみ→睡眠→仕事。こんな毎日を過ごす中で、学生の延長とは全く異なる、1人の社会人として本当に鍛えられたと思います。

社外にも恩師がいました。取引先の担当窓口の方で、様々な事で毎日怒られていました。自分のキャリアの中で一番怒ってくれた人かもしれません。当時社外の若造に対し多くの愛情を注いでいただき、「誰よりも一歩二歩先を考える気遣い力、何事にも早いレスポンスを徹底する重要性、全ての事に意味を持たせる大切さ」を叩きこんでいただきました。中でも、ある時いただいたこの言葉が今でも自分の原点となっています。

「全ての事に意味があると思いなさい。どんな雑務だとしても、そこに意味をしっかりと持てれば必ず成長に繋がるはず。面倒くさいなーではなく、こういう意図があって雑務を依頼されたんだ、と思うだけでまた1つ成長しているんだよ。1分1秒、成長に繋がるヒントを取りこぼさないようしっかりと掴み取っていきなさい。」

11年半。小学1年生が高校3年生の夏を迎えたのと同じ期間。まるで社会人版の義務教育を受けたような感覚で、社内外問わず縁あって出会えた諸先輩に、社会人としての土台を作っていただきました。

見つけられた自分の軸。

もう1つ、大学生からよく聞かれる質問があります。

「どんな時に仕事でのやりがいを感じますか?」

相手の喜ぶ顔が見れた時。要するに「お客様を笑顔にする」が実現された時です。

笑顔になる要因は人それぞれで、取引額アップかもしれないし、社内報告用資料作成の協力かもしれない。もしかしたら、悩みに関して相談相手が欲しいのかもしれない。笑顔にしたいからこそ、各々に対して何をするべきか常に観察するようになっていました。よく、社内から「どうしてこんな仕事が取れたの?どうしてこんな結果を出せたの?マジックじゃん!」と言われたけれど、全て「お客様を笑顔にする」に徹した結果でした。お客様が笑顔になり喜べば、仲間達も笑顔になる。その笑顔の循環が自分の原動力になり、この笑顔の循環が続くことで結果として利益が出るようになります。

「お客様を笑顔にする」、これこそが自分の軸でありもっともっと追求していくべき強みなのだと気付きました。


「卒業」という言葉を使いたがらない人もいると思いますが、自分はあえて使わせてもらいます。ここで作っていただけた社会人としての土台と、ここで見つけることができた自分の軸をより深く追求する為、転職という形でもう一度社会の海に飛び込みます。ここでの経験があればどんな荒波にも飲み込まれる気はしませんが、より早く結果という形で恩返しできるよう泳ぎ続けます。

今後のことはまた報告させていただくとして、まずは次の泳ぎに向けて1ヶ月ちょっとの充電期間をいただきます。


アドウェイズには「感謝」、この言葉以外が見つかりません。

11年半、本当にありがとうございました!


社会に出て最も聴いたアーティスト、FUNKY MONKEY BABYSの「ありがとう」の歌詞を一部引用します。

★★★
いくつもの思い出が愛しくて
立ち止まってしまいそうになる
それでも僕は歩いて行かなくちゃ
今よりももっと輝くため

きっとこの涙も
笑顔に変わってゆく
いつだって僕らは
そう信じていた

君と寄り添って いくつも乗り越えた
悲しみの夜を 僕は忘れない
いつもそばにいて 支え合えた日々と
温かな君の笑顔にありがとう
★★★

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