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安威川ダム近況2024.7.21

何かしようと思って結局2年も寝かせたnote垢、そろそろ試そうかと思い立ちました。
今回は自宅から自転車で走ること30分、茨木市の安威川ダムにふらっと行ってきましたので、その様子を軽く紹介します。

堤体下流側


ダム直下は公園になるとは聞いていたものの、最後に訪問した2023年5月時点では土剥き出しの状態だった。そこからは想像もできない青々とした芝生に驚いた。


洪水吐のコンクリート。実に気持ちの良い白さだ。

橋の上から


うむ、この上ない眺め。(フェンスの隙間からiPhone広角で撮影)


安威川ダムの洪水吐は副ダムがかなり大きいので迫力がある。
直下公園には何やら小川のようなものが見え、園路や植樹と併せてリズミカルに配置されている。
望遠でジェットフローゲートを見る。可愛く見えるが近くで見たらデカいんだろうね。
導流壁が突き出たこの角の部分が非常に好ましい。ロックフィルダムにおいて、大抵の場合導流壁は堤体の勾配に迎合して単純な直線あるいは緩いカーブを描くにとどまっている。そんな中久しぶりに主張の強い造形をした洪水吐を目にした気がする。

天端


最後の訪問となった2023年5月の見学会(サーチャージ水位到達記念)では未舗装の天端を歩いたが、見事に舗装されていた。

余談だがサーチャージ水位到達&非常用洪水吐越流記念の見学会の際、事前の予想に反して季節外れの大雨により唐突に越流が始まったため建設事務所さんも一般に公開するかどうか迷ったらしい。先述の通り当時は天端も未舗装で管理所周りの関連工事もまだまだ終わっていない状態であったことから、一般者を立ち入らせるには安全面で課題があると考えられたからだ。しかし当日、やはり安威川ダムの晴れ姿を市民に見てもらいたいとの思いで急遽、大阪府の職員の皆様そして現場の方々が連携して柵を並べて順路を作り、段差にはシートを引くなどしてなんとか安全を確保して公開に漕ぎつけたとのこと。愛好家として本当に有難く頭の下がる思いである。

左岸ウロウロ


リムトン。
常用洪水吐(トンネル)の吐口には2個のシュートブロックが設けられており、今見えているのは片方だけ。それに加えて水叩きの手前にもおそらく6~7個のブロックが付いているので、思いのほか厳重な仕様である。
しかしそんなことがどうでもよくなってしまうほど鋭利に仕上げられたデフレクターがヤバい。
なんやこれ…。
カクンッ

左岸上部の展望台より


こういう激坂を頑張って登ると・・・
Wow!
新視点を見つけた時の高揚感たるや。ここは特に素晴らしい俯瞰スポットだった。
ダム軸に中心を揃えてみた写真。水位が低いので上下流ともに美しいリップラップを愛でることが可能。ロックフィルダムらしさを最もよく堪能できる構図。

上流、湖周道路から


さりげなく、曝気が稼働中。
奥は側壁付きで傾斜型の円形多段式取水設備。
手前の穴が常用洪水吐トンネルの吞口。

どういう訳か写真をこれ以上載せられなくなったので(仕様?)今日はこれでおしまい。ぼちぼちやっていきます。

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