軽井沢でワーケーションをしてきた
軽井沢で1泊2日のワーケーションしてきた。いろいろと気付きがあったので、久しぶりにnoteにまとめてみる。
1.軽井沢にしたきっかけ
テレワークが主体になってから、「ある程度長期間(一週間くらい)、ワーケーションしてみたい」とかねがね思っていた。とはいえ、いきなり遠地に行ってしまうと、社内システムに接続できないとか、道具が足りないとか、想定外のトラブルが起きたときに困るかなと思い、まずは一泊二日くらいの短期間、すぐ帰れる近場でトライアルをしてみることにした。
当初は、家から近い箱根、熱海、小田原あたりで探してみたが、僕が求める条件を満たすコワーキングスペースが意外にない。そこで探索範囲を広げたら、軽井沢に良いコワーキングスペースを見つけた。軽井沢は東京駅から新幹線で1時間強と近い。また、今年は軽井沢ハーフマラソンやグランフォンド軽井沢で訪れていたので、土地勘が少しあるのも決め手になった。
なお、僕がワーケーションする場所に求める条件は以下のとおり。
ドロップイン(1日単位や半日単位の利用)ができること
月額料金制(数万円~)のコワーキングスペースが意外と多いんだよね……。社内会議が多いので、Web会議用のブースがあること
仕事柄、他人に聞かせたくない会話もあるので、必須条件。
2.軽井沢ワーケーションの感想
(1)今回利用したコワーキングスペースについて
今回利用したのは、こちらの「232」というコワーキングスペース。
https://hello232.com/
室内はお洒落でとても綺麗。Web会議用ブースも2つあるし、フリードリンクやWi-Fi等の設備も良い感じ。
12月下旬の軽井沢は最低気温-8℃とかなり寒かったが、室内は暖かい。
他の利用者は最大6名いたが、みなさん静かで、集中できる。
Web会議用ブースは防音処理がされているが、中にいても外の物音が聞こえるので、防音性は完全ではないようだ。室内がかなり静かなので、話している声がどこまで室内に漏れているのか、ちょっと心配になった。
サブディスプレイは設置なし。自宅やオフィスは2画面なので、14インチのノートPCだけだと作業効率がどうしても落ちる。
1Fが有名なローストチキンのお店になっていて、夕食はここにしようと思っていた。ただ、クラフトビールを飲みに行っている間に数組待ちになってしまっていて、泣く泣く断念……。
(2)その他の気付き
その他、軽井沢ワーケーションの気付きは以下のとおり。
訪れたのが12月下旬だったので、既に冬季休業に入っていて、営業していないお店が多い。避暑地である軽井沢は夏がメインらしい。徒歩圏内にコンビニもないので、ランチや夕飯がちょっと困った。
コワーキングスペース「232」の営業開始は09:30だが、2日目は09:00から会議が入ってしまって、そのまま11:00まで連続で会議が続いた。ホテルの部屋を12:00までのレイトチェックアウトにしていたので助かった。
3.ワーケーションはやる価値があるのか
(1)あえて非効率・非日常を味わう
僕は在宅勤務がメインの生活が4年近くになる。自宅には机、椅子、サブディスプレイ、キーボード等、それなりに快適な仕事環境を作り上げてきた。今回利用した「232」はとても良かったが、自宅と比較すると、業務効率が落ちると言わざるを得ない。
ただ、在宅勤務は仕事環境は良いし、職住一体で無駄な時間を極力減らせるので、効率性は最高なんだが、それに慣れると刺激が少なくなる。まさにコンフォートゾーンにいるんだと思う。
一方、ワーケーションは、相対的に見れば非効率なんだけど、仕事あがりにその土地のクラフトビールで乾杯したり、露天風呂にのんびり浸かったりして、非日常な仕事体験ができる。
そうやって、あえてコンフォートゾーンから出て、非効率・非日常だからこそ気付けること、発想できることがワーケーションの価値なのかと思う。前から思ってたけど、「232」で過ごした時間の半分くらいをWeb会議用ブースに籠っていたので、改めて感じた。うちの会社、会議多すぎ。
非効率・非日常な仕事体験という意味では、職場合宿がそれに近いのかもしれない。ワーケーションはそれをソロでできること、より個人的な体験であることが目新しいのかな。
(2)効率・非日常な働き方?
上で述べた効率/非効率、日常/非日常という2軸でマトリックスを作ると、以下のように整理できると思う。
効率・日常 = 在宅勤務
非効率・日常 = フル出社
効率・非日常 = ?
非効率・非日常 = ワーケーション
効率・日常なのが「在宅勤務」だとすると、非効率・非日常な「ワーケーション」はその対極に位置すると思う。一方、非効率・日常が「フル出社」(念のため付言すると、出社してリアルコミュニケーションすること自体は有益な面もあると思うが、通勤時間は確実に無駄なので、トータルでみれば非効率になると思っている)だとすると、その対極に効率・非日常な働き方が位置することになると考える。
効率・非日常な働き方が具体的にどんなものなのかまだイメージできていないのだが、もしかしたら「在宅勤務」と「ワーケーション」を定期的に行き来することなのかもしれない。次のワーケーションを通じて、もう少し見極めていきたい。
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