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【続・認知症ミツコ】三歩進んで二歩下がる

2022年6月
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所した『認知症ミツコさん』。

当初、老人ホームへ入所後は “ホッと一息” などと思っていました。
しかし・・・
それで終わりではありませんでした。
まだまだ家族の苦悩は続いています。
ここからは、入所後のミツコさんの様子を綴っていこうと思います。

引き続き、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
よろしくお願いいたします。


急成長の翌日

2022.6.10
急成長を見せていた母でしたが、面会に行かなかった日の様子を姉が電話で聞いたところ・・・
朝方のウロウロは続いているそうです。
ケアマネさん曰く、母のようなケースは珍しいことではなく、半年ぐらい続いた人もいたということです。

どうしても不安定が治まらないようだと、安定剤を使うことも考えないといけないかもしれません。
色々と諦めないとならない部分も今後出てきそうです。

結局、私たちができることは面会しながら待つことだけみたいです。

お褒めの言葉

デイサービス2日目は無事に行ったらしいのですが、お風呂に入らなかったということでした。
どうして??
まぁ、いいか。入りたくない日もありますしね。
デイサービスの担当の方には、
「すごく体力ありますよねー」
と、お褒め?の言葉をいただきました。

そう、内臓だけは丈夫なんです。

自分の意志で動くということ

振り出しに戻ったように見えたものの、翌日の面会ではまた落ち着いて見えました。
訪問時、洗面所で頭を洗ったけれど、シャンプーをお風呂セットから出せなかったみたい。
「シャンプー買ってきて」
と言われました。
自分の意志で頭を洗ったようで、少しホッとしました。

更に、今までと違う洋服を着ていたので、人目がある生活に少し慣れたのかな?と思いました。
ずーっと同じ服でしたからね。

施設の方では、現在うちの母が
どんなことが出来てどんなことが出来ないのか?
見極めているそうです。
出来る事はなるべく尊重して手は出さず、出来ないことを介助していこうという事みたいです。

ヘルパーさんの手が入っていないということは、自分の意思で着替えたということ。

自分で自分で考えて意思決定するということって大切なんだなぁと改めて思います。
普段、私たちは考えずに行動しているようで、実は頭の中でたくさんのことを考えて行動に移しているのですよね。
母を観察しているうちに、実感したことです。

猫の本を抱いて

私が買ってきた猫の本をプレゼント。

だいきち と ふくちゃん 癒しです。

しっかりと抱いて喜んでました。
帰る時にも、
「あー、楽しかった」と言って、
「また頭洗おう」とも。
(ヘルパーさん曰く途中だったらしい。)

「また明日ねーー‼️」

帰り時も前回同様、すんなりとお別れできました。


<これまでの経緯>

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所


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