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【続・認知症ミツコ】薬を増やす??

2023年2月。
有料老人ホームへ入所して、8ヶ月が経過しました。

母は、自分の兄の子供である甥っ子をとても可愛がっており、東京で生活していた時にも実の子供のように頻繁に連絡を取っていました。
その『カワイイ甥っ子』が母に会いに来るというので、私たち姉妹もお付き合いすることになりました。
私たち姉妹にとっては、いとこにあたる訳ですが、普段から連絡をとっている訳ではありません。

話すネタがあるかなぁ・・・なんて心配もありました。
しかし。
そんな心配はよそに、母にとっての『カワイイ甥っ子』はお話し好き。
会話に困ることなく過ごせました。
助かる~(感謝、感謝)。
母のおかげで、親戚との関係が再構築されました。

ランチは、札幌で有名な回転すしやさん『なごやか亭』。

水は飲まないけど、お茶は少し飲む

食欲はあります!
なんでも「うまい、うまい」と言って食べています。
醤油をつけ過ぎるので危険ですが。
もう、この際好きにしてくださいって感じです。
美味しければ良いのですが・・・。
芋団子に添えてあったバターを丸ごと食べてしまった。
みんなで止めようとしたけれど、既に口の中。
あぁ~~、お皿に乗っているものを何も考えずに全部食べてしまう。
こんなところも認知症なのでしょうか。

母は、『カワイイ甥っ子』のことを分かっているのか?いないのか?
カワイイ甥っ子も年を取ったため、風貌はすっかりお爺さま。
顔だけみたら、分からないかも。
「ヒロシちゃんだよー。」
と、言ってみたけれど、母は頷くだけでした。

ランチの後、看護師さんからのお話を姉が聞いてきました。
夜中の徘徊が、また酷くなってきたようで。
前までは、同じ階でウロウロしていたのが、最近では違う階にまで出没しており、他の階の人のお部屋にまで入ってしまうそう。
で、夜中に入居者をビックリさせた挙句、
「お部屋に帰りましょう」と、声をかけると、手を振り解いて怒ったりもするのだそうです。
そんな状態なので、看護師さんからは、
「次に脳神経外科に行ったら、違うお薬の相談をしてもいいかもしれませんね」
とアドバイスされたということ。
最近は落ち着いているのかと思ったのに、そうでもなかったようです。

なごやか亭への行き帰りに車の中で、私が母の手をさすっていたら、私の手をぎゅーっと握ってきた母。
それから恋人同士のように、車の中でずーっと手を握り合っていました。

不安なのでしょうね。
認知症は不安だらけだものね。

薬を強くしたら、喜怒哀楽が今よりもっとなくなりそう。
でも、精神を安定させて本人が楽になるのなら、その方がいいのかなぁ。
認知症の方は、直近の記憶はなくなりやすいけれど、感情の部分だけは記憶に残ると聞きます。
怒ったり、悲しんだりする感情だけが残るなんて、嫌だよね。

悩んでしまう姉と私でした。


<これまでの経緯>

これまでの経緯は、kindle本でも読むことができます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRYVHTCN

2022年6月5日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所


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