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【続・認知症ミツコ】子どもが引き継ぐこと

今回は、放置していたミッションについて。
それは、
パートナーの家に置きっぱなしになっていた、ご先祖様の『御霊や(みたまや)』と『霊璽(れいじ)』を引き取ること。
パートナーと母は入籍したわけではないので、パートナーにご先祖様をお願いする訳にはいきません。
認知症の母ミツコが施設に入ってしまった後、しばらくそれどころではなく放置しておりました。
(ごめんなさい。)

実家は神道です。
仏教だと、知り合いに聞きまくれば、誰か詳しい人にぶちあたる可能性もありそうですが、神道はなかなか難しい。

そこで少し勉強しました。

霊璽(れいじ) → 仏教でいう位牌かな?
御霊や(みたまや)→ 霊璽のお家みたいなもの

ネットで調べたり、神社などに色々電話をかけ、『みたまや』はお焚き上げ出来るけど、『れいじ』は神様なので厳重に祀らなければならないということが分かりました。
うちのスペース的にすべてを持ってくることは厳しいので、『れいじ』のみをうちに置くことにしました。
『みたまや』は、うちの近所の神社でお焚き上げをしてもらいました。

玉串料(お焚き上げ料) 5,000円。

パートナーの家から『れいじ』を運ぶ際に紙袋に入れていました。
その様子を見た神主さん。
驚いた様子で、めっちゃ怒られました。

「霊璽は本人そのものですので‼️ 可哀想に。」

とお叱りを受け、神主さん自ら『〇〇神社』と書かれた白い紙袋に入れ替えてました。
同じ紙袋なのに、神社のものと何か違うのかなぁ??『〇〇神社』と書いているだけなんだけどなぁ。
などと、姉とブツブツ文句が出ましたが、何とか任務完了です。

北海道で長年お付き合いのあった神社さんと離れてしまったため、こういう事って全然分からなくなってしまいました。
ネットで全てが分かる訳じゃないので、とても難しい。
東京神社庁なるものに電話したりと、いろいろと大変でした。

うちに持ってきた『れいじ』

しばらくは、この状態で生活しております。
神主さん曰く、
「むき出しではなく、何か目隠しをした方がいい」
というので、『れいじ』の目隠しカバーを作成しなければと思っているところです。

ご先祖様のことまで、正直考えていませんでした。
母が認知症になってからは、母本人にばかり目が行ってしまい、全く気が回りませんでした。
母の意思決定があるうちに確認しておけばよかったなぁ、と今更ながら思っています。

子どものすることは、まだこれからも沢山あると思います。
一つひとつ、クリアしていきたいです。


<これまでの経緯>

これまでの経緯は、kindle本でも読むことができます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRYVHTCN

2022年6月5日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所


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