見出し画像

【続・認知症ミツコ】MRIできませんでした

2022年8月3日。
脳神経外科でのMRI予約日でした。
基本的に通院は姉におまかせしており、私は遠くから応援するだけでしたが・・・。
お昼過ぎに姉からLINEがきました。

MRI、暴れて入れませんでした。
「人をばかにして。蹴っ飛ばしてやったわ。」
と、言っております(泣)。

LINEを見た瞬間、気持ちがどよーん。
MRIは苦手な人は多いし、嫌がることは予想していましたが、
やっぱりかぁぁぁぁぁ!!!

その後、姉と電話で話したところ、認知症テストは出来たらしいです。

3つの単語を覚えていられるかのテスト。
「さくら」「ねこ」「でんしゃ」
 →「でんしゃ」のみ正解。
  一番最後に聞いた、直近のものしか覚えられません。

野菜の名前をたくさん言ってください。
 →「クローバー」 
 え???? クローバー???  謎すぎる珍回答。
   クローバーというワードが頭からすぐ出てくるあたりが謎です。
 普段、クローバーなんてワード使用しないし。
 白菜とかキュウリとか、その方が無難に感じるのですが。

何か文章を書いて、それを読んでください。
 →「こんな質問をして何になるのか。」
 まさかの問題提起!!!

この他、今日の日付や曜日、季節に関してももちろん答えられません。
テストに関しては予想通りでしたが、病院の方に対する態度や暴言などが収まりません。

施設内の徘徊も止まらない様子です。
特に夕方になると落ち着かなくなるようです。
(このあたりは認知症特有の症状だと聞いたことがあります。)

認知症テストを行う少し前から投薬を開始しています。
なのに、一向に病院や施設に対する暴言が止まらないので、私たちはヤキモキしていました。施設の担当医の方の話では、
「投薬してから、血中内に薬の成分が落ち着くまでに時間がかかるので、このまま様子見でいきましょう。」
とのことでした。

あーーーー。
出口はどこにあるんだろう。
あ、出口なんてないか。
ずっとトンネルか。
暗さに慣れなくちゃ。

猫の写真を見るのが好きな母

先日、スポーツクラブからの帰りがけ、認知症の症状である「すり足歩き」をしているおじいさんを見かけました。
車が来ているのに車の方向を見ることもなく、スリスリ歩いています。
その人が見えなくなるまで、思わずじーっと見守ってしまいました。

あのおじいさんの家族もトンネルの中なのでしょうか。


<これまでの経緯>

2022年6月5日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所


いいなと思ったら応援しよう!