【続・認知症ミツコ】元旦の様子

2023年元旦。
「認知症かなぁ」と疑い始めてから、一年半ほど経過しました。
二年前の元旦は思ってもみなかったことです。

さて。
老人ホームで過ごす初めてのお正月。
私たち姉妹は、元旦まで老人ホームで過ごすのはかわいそうじゃない?という考え。
職員の方へ聞いてみました。
「元旦は、ここのみなさんどのように過ごしていらっしゃいますか。」
職員の方曰く、
「元旦でも、みなさん普通にいらっしゃいますよ。お食事が少し豪華になるぐらいで、普段と変わらずにみなさん過ごしています。」
とのこと。
姉は、
「じゃあ、泊まりはやめるとして、元旦の昼間にうちに呼んで一緒にご飯でも食べようかな。」
と言ってくれました。

いつも姉宅に母を呼ぶと、
「もうこの家に住もうかな」
とか言い出すので危険はあるのですが・・・。
まぁ、なんとかなるでしょう?ということで。

元旦の母は訪問当初、
「もうずっとここにいたくなっちゃうね。」
と、恐ろしいことを言っていたようですが、みんなですっかりご飯を食べた後、
「今日はお世話になりました。ありがとございます。」
と深々と頭を下げて、あっさり帰ろうとしたらしい。

あれ?拍子抜け??
しかし、まだ早い時間だったようで、
「みんなでケーキ食べようよ!」
と、なんとか引き留めてケーキを食べた。
そして食べ終わると再び、
「もう帰らなくちゃ。お世話になりました。」
と、玄関へ歩き出すのだそう。

その後も何度か引き留めて、程よい時間に施設へ送って行ったそうだ。

なんて良いおばあちゃんになってしまったのでしょう?
更に、施設へ送り届けた際にも玄関でバイバイとお見送りしたらしいのです。自分の家は施設だと認識したのかな??

それはそれで、寂しいよねー

と、私たち二人。私たちも都合いいよねぇ。
聞き分けがいいと寂しいだなんて。
あの6月の入所時を思い出せ!て感じですよ。

このように大人しくなったのも少し寂しいですが、出来ないことも増えたそうで。
自分の部屋以外での、トイレの使い方が分からなくなってきたようです。
知らないトイレ (姉の家のトイレ) に入って、
蓋を開けて ←開けないでしようとする
ズボンを下げて
パンツを下ろして
用をたして
パンツを上げて
ズボンを上げて
水を流す ←これはいつも出来ないけど
という手順が難しいみたいです。

仕方ないかな。
やはり少しずつ認知が進んでいますね。
去年の元旦はまだ、パートナーと生活してたのが信じられない。
激動の一年。
振りかえってみると、あっという間でしたね。


<これまでの経緯>

これまでの経緯は、kindle本でも読むことができます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRYVHTCN

2022年6月5日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所


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