【続・認知症ミツコ】忘れそうになること

今は全く頼りにならない母ですが、昔はバリバリしてました。
社会的な地位も確立していましたし、色々なことに挑戦する力がありました。
そして私は、母にお世話になることが大変多かったと思います。
私の子供が小さい頃に出張が多かったことと、持病があった長男の具合が悪くなるとすぐに実家から私の家に駆けつけてくれました。
一週間に2回ほど来てもらったこともあったと思います。
本当に申し訳なかったです。

時々昔のことを忘れてしまい、親のことをクソミソに言ってしまうことがありまして。
自分でも「けしからんな」と思います。

普段は親の昔のことなんて思い出しませんが、今こうしてあの頃の親年齢になると、苦労が身にしみて分かる気がします。
経験してみないと分からないことって、沢山ありますね。

戒めのために、こうして記しておきます。

私の家に飾っている母の作品

これは、5年ぐらい前に母が描いたもの。
大きなものは描けてなかったけど、小さいものはちゃんと描いていたのですよ。
母が若い頃は、自宅にモデルの裸婦を依頼ほど、熱心に油絵に打ち込んでいました。

紫陽花も素敵

「おかしいな」と思ってから、あっという間に時が過ぎました。
毎日の生活に流されると、ついついその時の感情で物事を判断してしまいそうになります。
今まで歩んできた母の人生を時々思い出して、総合的に今後の判断をすることも大切なことだと思うのでした。


<これまでの経緯>

これまでの経緯は、kindle本でも読むことができます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BRYVHTCN

2022年6月5日
無事に東京から札幌の有料老人ホームへ入所しました。

母 : ミツコさんの認知年表
1937年1月 北海道生まれ 85歳(2022年現在)
2005年12月 配偶者 (私の父) 他界
2007年3月 好きな人(=パートナー)と東京で暮らし始める
( ~14年間、東京下町でパートナーと暮らす )
2021年4月 東京駅にある銀行からお金を全部下ろすと騒ぎだす
2021年4月頃 難聴がひどくなり、話が通じなくなる
2021年6月 銭湯に行かなくなる
2021年8月頃 料理ができなくなる
2021年9月頃 コーヒーすら淹れられなくなる
2021年10月 なんとなく痩せてきた
2021年10月 江東区の地域包括ケアセンターへ相談
2021年12月 医師の訪問、認定員の訪問 
2021年12月 要介護2の認定
2022年2月 江東区へ特別養護老人ホームの申し込み
2022年3月 デイサービス開始するものの、一回行ったのみ
2022年3月 札幌の施設も視野に入れて動きだす
2022年4月 札幌へ転居することを決め、施設探し
2022年5月 姉宅の近所にある介護付き有料老人ホームを契約
2022年6月 札幌へ転居、介護付き有料老人ホーム入所


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