2024年11月のセルフステートメント
2024年11月10日開催の、『フラワーデモ横浜』に向けての、セルフステートメントです。
この内容に関して、フラワーデモ運営の皆さんは関与していないのをご留意ください。
11月19日は、『国際男性デー』です。
3月8日の『国際女性デー』、10月11日の『国際ガールズ・デー』とともに、覚えておきましょう。
2023年春にBBCが放送した、生前のジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害報道以降、一気に「男性の性暴力被害」がクローズアップされました。
「男性の性被害」は、まだまだ物珍しいように受け取られていますが、単に報道されなかった、表沙汰になっていなかっただけです。
男性の性被害報道は、5年ほど前から少しずつ増え始め、2021年時点で、毎月1件は「男の子の性被害事件」の報道が流れていました。
しかし、当時は、「男性の性被害は大したことではない」という認識が強く、警察も行政も動かなかったり、学校でも想定されていなかったりしました。
確かに、性暴力全体で、女性の性被害の比率が多いのは事実ですが、それは「男性の性被害」を無視して良い理由とはなりません。
件数や比率の問題ではなく、「性暴力被害がある」こと自体が問題です。
男性の性被害は、「男が性被害に遭うはずはない」「男だったら逃げられるはず、自分で何とかできるはず」「男がそんなことで悩むな」などの、「男らしさ」というステレオタイプによってジャッジしてしまう人がまだまだ多く、被害男性が声を上げにくい要因となっています。
それに加えて、性被害を受けた男性に対しての、被害者非難が未だに多く、親や友人に打ち明けても、信じてもらえない問題も、ほとんど改善されていません。
そして、昨年秋、性被害の後遺症で、もと所属タレントに、自死者が出てしまいました。
今、社会全体が「男性の性被害対策」について動いており、行政や医療機関の対応も、以前に比べて大きく改善されました。
しかし、性暴力被害は、年齢・身体的性別・性自認に関係なく、誰にでも起こりうることで、誰でも加害者となる可能性もあります。
「女性」「子ども」「男性」などで、性暴力問題を分ける必要性はありません。
この点では、まだまだ日本はジェンダーギャップの大きさを感じます。
大事なのは、「性被害を減らす」のではなく、「性加害を減らす」ための行動です。
これを書いている途中に、また男性間性被害の事件が起きてしまいました。😢😢😢
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