ペコリーヌNPC説についての考察

注意:この記事にはペコリーヌ絆ストーリー並びにメインストーリーのネタバレが含まれます。ご留意の上でご覧ください。


ネットの中でペコリーヌがNPCである可能性を画像付きで示唆されていたので、現状開示されている情報から肯定できる点と否定できる点を整理してみたいと思い筆を取るものです。
最初に明言いたしますが、筆者はペコリーヌは現実に存在する1プレイヤーであるとこの記事を書いている時点では思っています。

1、NPCである事を肯定する可能性がある点

まずはこちらの2枚のシーン

2部13章1話『為すべきこと』より
2部7章10話『優しい夜』より

NPC説と共に出された画像です。
それぞれ施政者として、パーティのリーダーとしてあらねばならない自身の立場と、別の視点から見た自身に人間味がない事を悩むシーンですね。

続いてこちらのシーン

ペコリーヌ(通常)絆ストーリー4話『私ノコト、ワカリマスカ?』より

言葉が通じなくなった場面の後のアメスセリフですね。

前者のシーンは提唱している側の意見は
・「人間っぽくない」「人間でした」とは表現として普通の人間は使わない、とのこと
後者のシーンは
・「イレギュラーな存在」である事が一般のアカウントと異なる事とすれば可能性はあるでしょう。

2、NPCである事を否定する可能性がある点

1部10章3話『夢と現実を渡るこころ』より

①、ラビリスタが『懲役』に捉えられた人たちを現実に戻すための1ステップとして現実の存在を周知する事をペコリーヌに期待している事。
 ペコリーヌがNPCであると仮定すると、大衆に語るペコリーヌ自身に帰る場所がなくなり、説得力に欠けてしまう危険があります。また、運営側で記憶を取り戻しているラビリスタがペコリーヌの素性を全く知らないと言う事に違和感を感じます。

②、ペコリーヌ自身の絆ストーリーの存在
 アメスが現実に戻った時に記憶の齟齬が生まれるのリスクを減らす為に見せている絆ストーリーです。ストーリー4話で前作のエピローグでゲームを始めたてのペコリーヌと出会った事を回収しています

前作のエピローグより
ペコリーヌ(通常)絆ストーリー4話『私ノコト、ワカリマスカ?』より

3、ユースティアナ・フォン・アストライア(ペコリーヌ)のキャラクター背景
これまでにわかっている現実世界のペコリーヌの情報としては
・アストライア王家の王女である。
・アストライア王家は『レジェンド・オブ・アストルム』の出資者グループの1つである。
・アストライア大陸は王家の名前からきている。
・ペコリーヌが使っている『王家の装備』は出資者権限で強制的に持たされたものである。

4、現時点でなぜ筆者がNPC説否定派に立っているか。

 NPC肯定説に出ている画像は、前後のストーリーを読む限り言葉の選び方として自然なものであり、時系列として急なものではな事。
 アメスが『イレギュラーな存在』としていることは、言語が「日本語でも英語でもない」のと、ペコリーヌのデータサーバーが日本ではない可能性がある事。(これはRe:memberにてペコリーヌが騎士クンと共に閉鎖空間に飛ばされた原因として他のヒロインにない要素でもある)
 なにより、絆ストーリーの大前提を鑑みた時にNPCである事は非常に考えにくい事。

以上の3点により、ペコリーヌがNPCである事は現時点では可能性が低いと言わざるを得ないと言う結論になったものです。

長文、読んでいただき誠にありがとうございました。

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