海外で不妊治療:ギリシャの次はチェコ
ギリシャのクリニックAに見切りをつけんとしていた頃。
夫が遠さと文化の違いに難を示し、やっぱり実家に近いチェコでやりたいと言い出し、最初に言語の壁で撃沈したクリニックBと医師を変えてもう一度話すことになりました。
今度は夫も交えて3方向会議、英語でのやりとりも十分できました。
最初に話した医師は、自然に近いほうがいいという私たちの希望を聞いて低刺激を提示してきてたんですが、対して新しい医師は「AMHが高いから、卵が多く取れる高刺激でやるべき」「でも気持ち少なめで始めましょう」
提案プラン
高刺激アンタゴニスト法
パーゴヴェリス(FSH+LH製剤)225iu
顕微授精
PGT-A(着床前診断)
ギリシャのクリニックAの医師に比べてこの医師は誇張や甘言もなく、淡々と出す提案をやってみようという気になり、あっさり決めました。
大手クリニックという安心感もありましたが、体外受精を決心してからすでに数ヶ月が過ぎ43歳になってしまっていたという焦りが最大要因でした。
やる気があることをIVFコーディネーターに伝えると、治療計画と処方箋がメールで送られてきます。
この計画書に合わせて渡航日と帰国日を決めるわけです。
採卵周期の流れ
最初の診察は生理から6日目でいいので、5日めまでに現地入り、12〜13日目の採卵当日は要安静なので、滞在は最短で10日程度です。
私のやったアンタゴニスト法ではざっくりと3種類の薬剤を使いました。
FSH+LH製剤(卵巣刺激)8〜10日間
GnRHアンタゴニスト製剤(排卵抑制)3〜4日間
HCG製剤(卵の熟成を促す「トリガー」)1回
うちFSH+LH製剤だけを渡航前にイギリスで買います。
採卵周期=生理開始2日目=入国前に投薬が始まるので、生理が来る前に薬剤を入手しておかないと刺激開始の時期を逃してしまいます。
他は6日目の診察をしてから現地で入手しました。
生理の始まる日の予測は難しいので、体外受精周期に入る前にできれば何周期か基礎体温をつけて、自宅用尿検査をしてLHサージを記録しておきたいところです。タイミングが取りやすくなるという利点もあります。それで妊娠できたらそれに越したことはありませんし。
自然妊娠を試みつつ、どのくらいに排卵して、高温期が何日間くらいあるか把握しておくといいと思います。