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卵巣PRP療法は40代不妊治療の救世主?

最初に診療受けた地元のIVFクリニックは予算的に論外。

他の近場のクリニックも検索するのですが、やっぱり高そう、ということで、自然と目は海を越えたヨーロッパに向きました。

国内だったら採卵周期ごとにいちいち休みを取らなくても良かったし、ヨーロッパのクリニックで不便を感じた言葉の壁もなかっただろうけど、ない袖は振れない!

まず、当時の私は自分は卵巣刺激低反応だと信じていたし、40歳以上の体外受精成功率って、統計的にすごく低いことがわかって焦っていました。
43歳だと分娩に至るのは5%という論文も出てきて、つまり20周期やってやっと一人出産。ってことはその間に2歳は年取るわけですよ。45歳になったらさらに成功率はゼロに近づく。
そんな計算をしたかどうかは憶えてませんが、調べれば調べるほど焦る自分がいました。

IVFクリニック比較サイトで各国の相場を見ながら、周期ごとの費用が低めのチェコ、ポーランド、ギリシャを候補に、がむしゃらに問い合わせてたのが2022年末〜年明け。
どうしたら成功率を上げられるか、YouTubeで情報収集していたら、PRP(多血小板血漿)療法という技術が目に止まって、これだ!と思いました。

高齢での出産が少ないのは、歳をとるほど受精卵の染色体異常が高確率で起こるせいだというところまでは理解していたので、PRPによって正常胚が得られる可能性が高くなるかもしれない。

閉経したばかの患者や早発卵巣不全の患者で成功例があったとのことで、自分が当てはまるかどうかはさておき、とにかくPRPの卵巣注入がしてみたい!と思いました。

そうすると、クリニックが絞られてきます。PRP療法は東欧(チェコやポーランド)では宣伝されていなくて、やっていないのかなという印象。
一方ギリシャやキプロス、トルコと、地中海東南部で積極的にやっているところが多く、なかでもギリシャとキプロスが、フライト時間も含めるといいんじゃないかなと。

問い合わせたところ、クリニックによっては、個人情報に加えて所定の検査結果まで揃わないと先に進めないという仕組みなので、要求されて受けることにしたのがこれ。

  • AMH (抗ミュラー管ホルモン) 値

  • エストラディオール (E2)

どちらもNHS (保険診療) ではできないとのことで、自費で受けるしかない。
ロンドンの有名なクリニックでやろうとしたら、自分とこで治療中の患者以外は受け付けてません、と。
そこで意外に役立ったのが、最初に診療受けた地元のクリニック。
治療にコミットさえしていなかったものの、断ってもいなかったので、しれっと予約を取って血液検査を受けました。
合計で200ポンド近い出費になりましたが、意外な結果に。
続く。

※画像はhanabusaivfさんからお借りしました。

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