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何者にもなれない私のなんでもない話

3月に次女を産んでから、「泣かない・よく寝る・よく飲む」の親孝行3拍子揃った娘のおかげで、限定的ではありながらも一部社会復帰できた私。

かといって、出産beforeほど夢中で何かに没頭することはできなくなって
打ち合わせ一つ充分にできない。今朝も子連れで出かけようとして、失敗。とんぼ返りで家に戻ってきた。虚無・・・。

常に保育園のお迎えと次の授乳の時間を考え、「あと○分でできることは・・・」と、追い立てられるように日々が過ぎていく。

1人目の時は、子どもが寝た時間=自由時間で、それなりにやりたいことができていたと思うけど
2人目出産afterは、その開いた時間におしゃべり盛りの長女が入ってくるという、自分の時間がゴリゴリ削られる状態になり
「自分」として考えたり行動したりする時間がほとんど、無い。

たまに考え事ができる隙があると、つい夫の仕事のフォローについて考えたりアクションしたりしてしまう。

あー、私が私でいられる時間は、今は無いんだな

と、思う反面。

20代の時に出会った周りの人たちの家庭が、
中学、高校、大学と、親の手から子どもたちが離れていく様子が視界に入り
「ママ、ママ」と後ろをついて回っていたあの頃の君たちは
もう、今この場所で見ることはできないんだなぁ
あっという間だったなぁ
とも思い

この「何者にもなれない時間」は
「あなたたちのお母さん」の時間なんだよな

と、思う。


おかあさん、おかあさん、
なにみているの?
だいすきな子どもたちをみているのよ

『くまさん、くまさん、なにみてるの?」文・ビル=マーチン 絵・エリック=カール 


何者にもなれない私の、なんでもない話。


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