Tableau 8つのハードルを越える㉖「表計算 その２ 簡易表計算」
今回も、「表計算」解説の続きとなります。便利な「簡易表計算」の解説です。この記事では、2018年版のサンプルスーパーストアデータを用いています。
前号「表計算 その１」は下記になります。
また、利用しているTableauワークブックをこちらに掲載しています。
https://public.tableau.com/app/profile/satoshi.ganeko/viz/1_v2019_1/sheet0
前号では、表計算とはどんなものか、解説させて頂きました。今回は、表計算にはどんな種類があるか見てみたいと思います。
いきなり、表計算全部を知ろうとするととてもハードなので、まずは「簡易表計算」から使ってみて下さい。
この簡易表計算は非常に優れモノで、業務上発生する表計算のニーズに
大部分、応えてくれます。
その、簡易表計算には
この赤枠のように、11種類あります。
主なものを、順に簡単に解説します。
① 累計カウント
順々に足して、累計を求めていく。
例：開始月から、その月までの累計
② 差
ある基準からの差を求める。
（デフォルトでは、一つ手前からの差を表示）
例：前月からの増減
③ 差の割合
ある基準からの差を、基準の値に対する割合で求める。
例：前月から増減割合
④ 合計に対する割合
○○全体に占める△△毎の割合という計算
⑤ランク
第何位かを求める。
⑥ 移動平均
直近4週間の平均など
⑦ 前年比成長率
前年からの変化量を%で計算する。
などです。
これらの、簡易表計算が使えれば、かなりデータ利用の幅が広がります。是非試してみて下さい。
簡易表計算利用時の設定に関する補足
幾つか、特定の簡易表計算利用時の設定方法について補足いたします。
①簡易表計算「差、差の割合、前年比成長率」の追加設定メニュー
簡易表計算の、「差、差の割合、前年比成長率」を選んだ場合は、
上記のように、表計算関連の設定部分に、どこからの差を計算するかの基準を選ぶメニューが出てきます。
一つ前からの差を出すだけでなく、最初の値からの差を出す事も可能です。
例：最初の年からの成長率
②移動平均の詳細設定方法
簡易表計算の移動平均を利用している場合は、どの範囲の平均をとるかを
具体的に設定出来ます。
下記、
この「△表計算の編集」を選ぶと、下図の設定画面を開きます。
このような画面が開き、前後何週分の平均を取るかを設定出来ます。
例：その週を含む直近4週間平均の場合は
前の値を3に設定（4ではありません。）、
「現在の値」のチェックボックスをOn。（これで、その週を含む事になる。）
この設定で、その週を含む直近4週の平均となります。
以上、今回は簡易表計算のご紹介でした。
「表計算 その３」は下記になります。
ご精読ありがとうございます。
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By ritz_Tableau
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