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備忘録:Tableau AmbassadorおよびTableau Visionaryとして

こんにちは。
まずは、
Tableau Ambassador、Tableau Visionaryに推薦して下さった皆様、本当にありがとうございます!

この記事は、私がTableau Ambassador とTableau Visionaryに選出いただくまで、また選出いただいてからの事を備忘録的に書いたものです。

Tableau Ambassadorとは何か?というと、「Salesforce社によって認定される、世界のTableau Communityに貢献している方々」と言えると思います。
いくつかの種類があります。私はTableau Public Ambassadorに計4回、選出頂きました。(執筆時)

一方、Tableau Visionaryは、Tableau Communityへの貢献が
・Master
・Teach
・Collaboration
の3つの軸で大きいと思われる人に対し、同じくSalesforce社によって認定されるものです。
私は、3回、選出頂きました。(執筆時)

このnoteでは、
Tableau Ambassador 、Tableau Visionaryになるまでのいきさつ、なってからの事を書かせていただきます。

Tableauを使い始めてから、Tableau Communityに飛び込むまで

私がTableauを使い始めたの2014年2月です。ExcelとAccessで手に負えなくなっていたデータを分析する手段として、試しにTableauを使ってみて、一瞬でその魅力と可能性を感じました。すぐに、わずか1ライセンスですが買い切りライセンスを購入しTableauを導入しました。それが、始まりでした。
その後、数年間、私は一人でもくもくとTableauを勉強し仕事に利用する日々が続きました。
なんとなく表計算を理解し、ちょっと難解なホワイトペーパーでLOD計算を勉強し、少しづつTableauを習得していきました。
この日々は、4年ほど続きましたが、その間、Tableau Communityとのつながりは皆無でした。
そんな私に、2018年の2月、転機がありました。
会社でTableau Serverの導入を検討し始めたITインフラ部門の方が、私がTableauを使っている事を聞きつけ、訪ねて来てくれました。そして私を、「Data Dayout」というイベントに誘ってくれました。
そのイベントに参加したのが全てのはじまり、といっても過言ではありません。

そのData Dayoutでは、「Zen Master meets Tabjo」という、当時の私には聞いても何のことか分からない、企画が行われていました。

このZen Masterとは、先に説明したTableau Visionaryの前身の名称です。
日本人Zen Masterの、キム兄こと木村さんが、Tabjo=Tableau女子会とコラボし、あるデータを可視化をしよう!という企画を行っていたのです。
Tableauで何か楽しそうなことをしている。という事自体、私には新鮮でした。そして、Zen Masterの木村さんは、きらきらと輝いていました!

また、そのData Dayoutではセッションの最後で、ある方がTableau Communityの紹介をし、スターウォーズのような長いローブをきて「Zen Master meets Tabjo」のちらしを配っていました。その人が、KTです。

Tableauの操作に自信をつけていた私は、「データの視覚化なら私にも出来そう! ちらしを貰っておこう!」と思い、声をかけてちらしを頂いたのでした。
おそらく、KTは、突然「ちらし下さい」と言ってきた私の事は覚えていなかったでしょう。笑

その時、KTから頂いたちらしはこちら。

さて、Zen Master木村さんが行っていた企画は「星座データの視覚化」です。
今でも、ご本人の当時のBlogにその内容とデータが掲載されています。
このデータが、後に私をZen Masterに導いてくれるのですが、もちろん、その時には想像もつきませんした。

この企画に参加しようと思い、Twitterのアカウント、Tableau Publicのアカウントを作りました。
最初のTweetは、こちら

残念ながら、一番最初にTableau Publicに投稿したVizそのものは残っていないのですが、当時、何回かリバイスを加えて作られたVizがこちらです。

それから、さほど日をあけず、私は初めてTableauユーザー会のイベントに参加しました。
それは、Viz for Social Good ハッカソンでした。Viz for Social Goodは、世界の非営利団体のデータを視覚化する取り組みです。
(参考:https://note.com/ritz_tableau/n/n45376dee07f9   )
ここで、Tableauコミュニティをけん引している何人ものリーダーの方々にお会いしました。
この会でよく覚えているのは、ある方が「もっと、このデータの事についてみんなでわいわいお話しましょう」とおっしゃっていたことです。
当時の私は、このイベントの中で何かVizを作るぞ意気込み、作業をしていましたが、その方は、そもそもこのデータとは何なのか、どう解釈すべきかを話ましょうと考えていたのだと思います。今の私であれば、同じ事が言えると思いますが、当時の私にはその考えがなかったのです。若輩者だったとしか言いようがありません。

初めてのJTUG総会

ほどなくして、初めてJTUG総会に参加しました。2018年の8月、場所は豊洲でした。一人の一般Tableauユーザーとしての参加です。

その会では、Zen Master木村さんが、Iron Viz予選参加作品の紹介したり、JTUGリーダーの方がデータの視覚化ついて語っていたりと、とても新鮮な経験が出来る会でした。
また、Makeovermondayを主催して下さっていたAndyさんからのビデオメッセージを、KTが流してくれたのを覚えています。

ユーザー会リーダーに

その後、Viz for Social Goodではハッカソン運営陣にも加わり、日本のフードバンクさんデータを視覚化するプロジェクト運営にも参加しました。
Viz作りの魅力を感じ始めた私は、2018年12月からはMakeoverMondayへの参加を開始します。のちに、膨大な数に膨れ上がるMakeoverMonday vizの一つ目でした。

ナイチンゲールVizの裏話

そんな、2018年12月 
KTが私に一言、「がねこさん Zen Masterに推薦しておいたよ!」

なに?どういうこと?

突拍子もない話で、選ばれるはずもない!と思いましたが、
選ぶ方々が「この人誰だ?」となった時に、何か明確なアイコンとなるようなVizを作ろうと考えました。
それが、「ナイチンゲールViz」です。
このVizは、実はその以前にTableauで実現しようと試みたものの、達成できずあきらめていたものです。
その「ナイチンゲールViz」に改めて挑戦するきっかけが、KTのZen Master推薦だったのです。
そのVizは、ナイチンゲールの有名なデータ視覚化を、Tableauの円グラフ機能で再現したものです。(多角形ではないところがポイント)
非常に難解なLOD計算のかけ合わせや、大量の円グラフの重ね合わせによって作られた、業務には全く参考にならないVizです。

このVizは、Viz of the day にも選んで頂きました。
(実は、当時の私はViz of the dayが何かも知らず、しばらくして他の方から教えて頂いて気づきました。)

深まったコミュニティとのつながり

その後、日々の生活の中でTableauに関する事が、どんどん増えていきます。
主なものを、挙げると

2019年3月 Jedi Bootcamp(DATA Saber前身)に参加

2019年6月 Data Dayoutで登壇

2019年6月 Tableau Public Featured Authorsに選出

2019年7月 「VizNight」という、ちょっと面白いイベントでライトニングトーク。
このイベントは、一人5分づつで15名ぐらいが次から次へと、自分のVizで紹介したいものをアピールしていくイベント。私は、数学アートVizと、新しいチャートタイプ!として「Separated Stacked Bar Chart」と勝手に命名したVizを紹介させていただきました。とても楽しいイベントでした。


2019年8月 初めてTableau Ambassadorに選出
その時は「Tableau Ambassadorって何をすべきだろう」と思いましたが、頂いたTableau社からのメールによると「Vizを作りTableau Publicに公開するのが役割」とのことでした。なるほど、シンプル!

2019年8月 JTUG総会でナイチンゲールVizと、Tableauのスキルアップの意味についてライトニングトークする機会を頂く。
この時、初めて全編Tableau利用でのプレゼンを行い、そのプレゼン手法の魅力を発見!
当時の内容は、映像では残っていませんが、利用したワークブックはこちらです。

2019年12月 さらにViz作りを磨くため、MakeoverMonday過去分への旅を開始。
ここから、週 3 VizぐらいのペースでVizをPublicに挙げる日々がつづきます。

2020年4月 DATA Saber初師匠(初弟子は、Shukuyaさん と マーケターmomoさん )

2020年8月 和Vizユーザー会で、レイアウトコンテナとパディングの解説。
これが、思ったより反響が良く、嬉しかったです。同じ内容が、いまでもYouTubeでご覧いただけます。

*余談ですが、レイアウトコンテナについては、こちらのnoteも参考いただけると、スムーズに利用できると思います。
「Tableauレイアウトコンテナ利用時の「あれ、あれ?うまく中に入らない」を紐解く」
https://note.com/ritz_tableau/n/n9ecab4ba93e9



2020年10月 tabjo Conferenceで登壇。(全編Tableau利用プレゼン2回目)
子の登壇前のKTからの依頼は、「Tableauの技術的な事を解説するセッションをしてほしい。最後は、SIN、COSなどの関数を使った美しいVizも出てくると素敵!」
という事で、表計算を解説しつつ、最後はIndex()とSIN、COSを利用したVizへとつながる流れでお話させて頂きました。多くの方に見て頂き、感謝しております!

利用ワークブック


Zen Masterに

このように多くの事がありましたが、ざっくり書かせていただきました。

ここからは、Zen Master(Tableau Visionaryの前身)になるときの話です。

色々なVizを作っていた私ですが

2020年8月、あるVizを作ります。私をZen Master導いてくれたVizだと、個人的には思っています。
こちらの、Viz、星座Vizです。利用データは、2018年2月に参加したData Dayout、Zen Master meets Tabjoの時のデータです。

大変大きな反響をいただき、私の2つ目のViz of the dayに選出頂きました
Twitterでも多くのコメントを頂きました。海外から頂いたコメントの中にあったのが「すごい!ブログで解説して!」というもの。
私は、「ブログか~、確かに残しておくと良いよな・・」と思って書き始めたのですが、これが長い長い、Totalで7本のnote記事になってしまいました。(下記)

今思えば、このnote記事が大きな助けとなり、2021年1月、Zen Masterに選出頂けたと思っています。

嬉しい!と同時に、「さて、Zen Masterとして何をすべきか・・」これについては、若干、戸惑いもありました。

その時、思い浮かべたのは、Zen Masterの条件
・Mater
・Teach
・Collaboration
です。

「Mater」の観点では、個人的にTableauをかなり使えているし、Tableau機能を活用したVizもPublic上に多く公開している。

「Collaboration」としても、MakeoverMondayや、Viz for Social GoodなどCommunityの活動への参加も多数ある。

では、「Teach」は?
Viz of the dayに選出頂いた星座Vizの作り方を、noteで説明してはいるが・・・これが、「Teach」と言えるだろうか?
もっと幅広いTableauユーザーのためになる「Teach」は出来ていない、と感じました。
そこで、Zen Masterとしての活動は「Teach」を意識することにしました。
そして、Zen Masterになって一か月後、2021年2月始めたのが、noteマガジン「Tableau 8つのハードルを越える」シリーズです。

このnoteマガジン「8つのハードルを越えるシリーズ」は、私にとっても重要なポートフォリオとなってくれています。もし、Zen Masterになっていなかったら、このnoteマガジンを作るモチベーションは持てていなかったかもしれません。

そんなころ、2021年2月Make over Monday過去への旅も終了します。

2017年以降すべてのMakeoverMonday Vizを作った結果、自信もつきました。でも、それは、すごいVizを作れるという自信ではありません。
一番の成長は、例えば「これはシンプルな線グラフがベストチョイスだ」と思ったときに、その通りのシンプルな線グラフでVizを作り、自信を持って発信出来るようになったことです。


これらの結果、
Zen Master、その後、Tableau Visionaryとして活動させて頂いている間、自分のなかで
Master = 数々の、Tableau PubicのViz
Teach = 「8つのハードルを越える」シリーズを含むnote記事
Collaboration = MakeoverMondayや、Viz for Social Good、さらには和Viz、Back to viz Basics、データで彩る生活、などTableau Community Projectとのかかわり

と、感じながら過ごす事ができました。
偉そうな事を言える立場ではありませんが、現在、そして今後、
Tableau Ambassadorとして活動される方々は、ご自身のAmbassador divisionに関して、自分の場合はこれ!
Tableau Visionaryとして活動される方々は「Master」「Teach」「Collaboration」のそれぞれに関して自分の場合はこれ!
というものを持てると、不安なく発信できるし、何よりも楽しく活動できると思います。

まとめ

とりとめもなく書いてきましたが、そろそろ終了します。

その後も業務でTableau推進をすすめながら、Community活動、Viz作りを楽しませていただきました。
2023年3月~2024年5月には「カジュアルVizつくりまShow」のリードもさせて頂き、回を重ねるごとに参加いただける方が増えのがとても嬉しかったです。

また、直近の大きなイベント!
2024年6月「Viz Games」では、
Tableau Visionaryの、Chiakiさん、Sakaiさんと一緒に、Viz作りとその発信を楽しませていただきました。
このような機会を頂いたことに、感謝しかありません。

以上、Tableau Public Ambassadorになったとことや、Visionaryになったことの振り返りっぽく書かせて頂きましが、特に、何か卒業したわけでも引退したわけでもありません。
新しい事に挑戦しつつ、これからも、Tableau PublicへのViz Publishやnote投稿が続くと思います。Tableau Community活動も変わらずですので、よろしくお願いします。

ご精読、ありがとうございました。

By ritz_Tableau
2020-2023 Tableau Zen Master | 2019-2021,2023 Tableau Public Ambassador |2021 certified as Tableau Certified Professional | DATA Saber
X(Twitter) : @ritz_Tableau
Tableau Public : https://public.tableau.com/profile/satoshi.ganeko#!/
*記事の中に不正確な点などありましたら、是非、X(Twitter) Direct Messageでお知らせ下さい。よろしくお願いします。m(__)m




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