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Tableau 8つのハードルを越える㉗「表計算 その3 表計算を使いこなすために」

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~ 2024年7月 Tableau Version 2024.2対応済み ~

前号では、便利な「簡易表計算」の紹介をさせて頂きました。
前号「表計算 その2」は下記になります。

今回から、表計算の少し難しい部分を解説していきます。
それは、表計算設定独特の設定項目であり、
Tableau画面の中で、「次を使用して計算」という言葉で表現されている設定箇所です。

この記事では、2018年版のサンプルスーパーストアデータを用いています。

前々号で最初に作った、月毎の売上を累計したVizを思い出して下さい。

このVizで、表計算を使って月毎の累計を求めた時は
月にそって、前の月までの売上合計に、その月の売上合計を加算していく」という計算がされていました。

また、地域毎の売上について、表計算でランクをラベルに表示させた

こちらのVizでは、「売上を地域の中で比較して何位かな」と計算しています。

さらに、下図の、地域の中でのカテゴリ毎の売上割合のViz、

こちらのVizでは、例えば、「北海道の中でカテゴリ毎の売上を合計し、それぞれのカテゴリの割合を計算する」、という事をしています。
地域が変更になった場合は、またその地域の中でカテゴリ毎の売上を合計し、それぞれのカテゴリの割合を計算しなおしています。
つまり、カテゴリにそって売上を合計し100%とし、地域が変わったらリセットしています。

似たようなVizですが、下記ではどうでしょうか?

このVizも、カテゴリ、地域毎の売上合計を集計し、簡易表計算で「全体に対する割合」を利用しています。
ただ、今度は、それぞれカテゴリの中で、各地域の売上を合計し地域毎の割合を示しています。
つまり、地域にそって売上を合計し100%とし、カテゴリが変わったらリセットしています。

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このように、表計算には、
この表計算を「〇〇にそって計算する」あるいは「〇〇をひとまとめにして考える」といった、独特の設定があります。

この設定は、最初戸惑いがちですが、慣れると表計算を自在に使えるようになります。
この後も、説明を続けますので少しずつ理解を進めていきましょう。

「表計算 その4」は下記になります。

ご精読ありがとうございます。
*連載記事すべてへのリンクは、こちらのマガジンにまとめています。

By ritz_Tableau
2020-2023 Tableau Zen Master | 2019-2021,2023 Tableau Public Ambassador |2021 certified as Tableau Certified Professional | DATA Saber
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