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Tableau 8つのハードルを越え⑱「クエリパイプライン その7 ディメンションフィルターとメジャーフィルター 後編」
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前号では「ディメンションフィルター」と「メジャーフィルター」を扱いました。(前号は、下記になります。)
今回、その追加説明として「ディメンションフィルター」と「メジャーフィルター」に関し、もやもやしがちな点を解説したいと思います。
前回、サンプルスーパーストアのデータから
「中部地方のデータに限定し、利益を合計し、黒字のサブカテゴリだけ表示」
したVizを作成しました。下図のVizです。

このVizを作る過程で、「利益を合計し、黒字のサブカテゴリだけ表示」するため、下図にようにメジャーの[利益]をフィルターに持っていき、赤丸の合計を選びました。


では、この「合計」の上にある「すべての値」とはなんの事でしょうか?

この「すべての値」とは、レコード毎の利益の値をすべて個別に見ていくという設定です。
この「すべての値」を選び、下図のように

最小として、0以上にすると、
「データのレコード(1行1行)を個別にみて、利益が0以上のレコードのみを保持する。」という設定になります。
つまり、集計を何もしない段階で値を判別するという設定です。
この設定をした場合は、

上図のように、 フィルターシェルフの利益のピル(横長の楕円の事)には「合計」、「平均」などの文字は何もつかず、単に「利益」とのみ表示されます。
また、ここを右クリックした場合は、上図のように「ディメンション」という部分に印がついています。
利益のデータを集計する対象でなく、一つ一つ個別の値、つまりディメンションとして扱いフィルターに利用した形になっています。これも、ディメンションフィルターになります。
似たような例として日付のFieldをフィルターに持っていったときの画面をみてみます。

このようになっています。
この中で、
上の赤四角の部分は日付をディメンションとして扱うフィルターです。(こちらを使用するケースが大半です。)
下の赤四角、「カウント」より下は日付フィールドをメジャーとして扱い、何らかの集計をした結果を利用するメジャーフィルターになります。(利用場面は、さほど多くありません。)
以上、2回にわたりディメンションフィルターとメジャーフィルターについて解説させて頂きました。
ご精読ありがとうございます。
連載記事続き「クエリパイプライン その8」は下記になります。
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By ritz_Tableau
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