2023年、気になったVを紹介したいの巻
はじめに
こんにちは、そしてはじめまして。律ヰと申します。
自己紹介はまたどこかのタイミングでしっかりやろうと思っているのですが、ここでは一人のVTuberリスナーとして、気が向いたときに記事を書こうと思っています。文筆家ではない一般人なので文章はさっぱりですが、お手柔らかに。
一応、軽くVリスナーになった経緯に触れておくと、『gdgd妖精's』(2011)との出会いがきっかけで演者とバーチャルキャラクターの境界がぶれる面白さを知り、その興味の延長線上で2016年12月、キズナアイちゃんのデビューと共にVTuberを追いかけ始め、2017年12月~2018年1月、電脳少女シロちゃん、さはなくんちゃんさん、ぜったい天使くるみちゃんとの出会いが決定打となりVTuberの魅力に取り憑かれ……という流れで今に至ります。
今までにコンテンツを見たVTuber*の延べ総数はおよそ4600人。 2019年以降は最低でも500人/年は新規開拓を進めるノルマを自身に課しており、2023年も500人の目標を達成しました。
*ここでの「VTuber」は配信者に限らず、シンガー、アイドルなどを含めたバーチャルタレント全体を指しています。
今回の記事では、律ヰが今年に入って出会ったVTuberの中で、特に印象的だった方について軽くご紹介しようかと思います。
今年出会った印象的なV
おむ(おむらいす食堂)
https://youtube.com/@omurice_shokudo
まず初めに紹介したいのがおむらいす食堂のおむさん。
見かけたきっかけはこちらのショート動画。X(旧Twitter)では以前より存在は知っていたのですが、こちらのショートがたまたま流れてきたことで初めてコンテンツに触れました。
見た目のイメージだけで勝手にクックパッドたんのような人物像を想像していたため、イメージとコンテンツ内容のギャップに驚くとともに、一発でハマってしまいました。
その後、あおさ(おむさん、編屋さつきさん、七篠さよさんによるユニット)の高尾山登山のVlog動画(下記)でその面白さに病みつきになり、動画コンテンツはほぼすべて視聴しました。
手芸、料理などコンテンツ制作における技量の高さ・器用さと、それに相対する本人のズボラさおおらかさ・豪快さのシナジーでどの動画も非常に見ごたえがあり、何より本人の底抜けにポジティブな人柄がその魅力を底上げすることで、幅広い層におすすめ出来るチャンネルになっています。
そして、おむさんと漫才のような掛け合いを繰り広げているマスコットキャラ・らいすちゃんの存在もいいアクセント。
動画勢というのも手伝って非常にとっつきやすいので、気になった動画があれば是非チェックしてみてください。
石ころの山田。
次に紹介するのが、REALITYのアバターを使用して活動しているVsinger、石ころの山田。さん。
具体的にどの配信で出会ったかという記憶はないのですが、歌枠がおすすめに上がってきたことから出会い、その生歌の安定感にいたく感動し、即チャンネル登録しました。
語彙力が乏しくありきたりな言葉になりますが、一言でいえばその圧倒的な歌唱力。歌を聴きながら「いや、うっま……」と思わず声が出てしまうくらいには安定感があり、ジャンル問わず歌い上げられる声質の自在さ、伸びやかで心地よい歌いっぷりに惚れ惚れしました。合間に挟まれるMCでの、ゆるっとしたキュートな語り口も魅力的。
私が出会ったのは今年に入ってからですが、実は今月でYouTubeでの活動3周年を迎えており、しかもREALITYの方ではフォロワー1万人以上を抱えているということで、私が紹介するまでもなく知る人ぞ知るベテラン。やはりまだまだ知らないだけで凄い才能はあちこちに散らばっているのだなぁ……。
高い頻度で歌枠配信を行っていますが、歌ってみたの本数も豊富でオリジナル曲も複数持っており、まずは歌動画からチェックしてみるのもいいかもしれません。
また、春頃にLive2D化のCFを達成させており、ビジュアル面のパワーアップも含めて今後の活躍がますます楽しみなVsingerのひとりです。
繧/>縺ゥ(懐呼式ラヂヲ放送局)
厳密には昨年からつまむ程度に配信は見ていたのですが、今年に入って本格的に追い始めたため今回ご紹介させて頂きたいのが、「懐呼式ラヂヲ放送局」のパーソナリティを務める繧/>縺ゥさん(通称:メヰドさん)。
名前のインパクトといい、本人のビジュアルと言い、何か得体の知れない存在感を醸し出しているメヰドさんですが、
との記載の通り、メヰドさん本人とその周囲の様々な登場人物の間に綿密なバックストーリーが存在しており、メタ的に言えばいわゆるRPガチ勢。彼女をめぐる物語は非常にしっかりと練り込まれており、ストーリーを知ることでより深く楽しむことが出来ます。
と言っても、ストーリーをまったく知らなくても楽しめるのがメヰドさん。特に個人的におすすめなのが日曜不定期に配信されている人気コンテンツ「給仕口福手帖」。
メヰドさんがその週に食べて美味しかったもの、印象に残ったメニューを紹介してくれる企画で、メヰドさんの食に関するトークを存分に楽しめるのですが、そのリスナー(怪呼生)参加型コーナーである「怪呼生口福手帖」がある意味で真骨頂。むやみやたらと飯テロ力の高い怪呼生が繰り出すおいしそうな料理に対し、ときどきノイキャンが発動するほどの悲鳴(?)をあげるメヰドさんは必見。
日頃の物静かな佇まいからは想像もつかないキレのいいツッコミを繰り出すなど芸人気質な一面を備えているほか、恋愛に関するマシュマロを読みながら白飯を食べ始めるなど、メヰドさん本人のアクの強さがストーリーとは別の面で光っており、ライトにもディープにも楽しめるVTuberです。
独特の世界観にとっつきにくさはあるかと思いますが、実は意外とラフに楽しめるコンテンツが主体なので、おすすめです。歌動画もGOOD。
陽向コウ
次に紹介するのが個人VTuberの陽向コウ(まひるこう)さん。
セクシーお姉さんVTuberを自称するだけのことはあり、間宮ミヤさんが手がけたクールでセクシーなモデルがひときわ目を引く、THE・顔がいい女です。配信内容は主にゲーム、雑談、ASMR、歌枠ということで、主要なジャンルは一通りやっており、どのジャンルが好きな方でも入りやすいのではないかと思います。
そんな陽向さんの魅力と言えば、何といってもそのボイス。女性としては比較的低めの声ですが、カッコイイ系というよりはどちらかというとチャーミングなかわいらしさが覗く声質で、長丁場でも聴き疲れしないのがGOOD。
また、かなりのお酒好きで、お酒をお供に配信することも多々あり、終盤酔いが回ってきたときのトークの支離滅裂ぶりにはつい目が離せなくなります。
また、特筆すべきはその歌唱力。普段のほわほわした喋り口からはうって変わって、様々なジャンルの歌をかっこよく、時にしっとりと歌い上げる姿にはぐぐっと惹き込まれます。
ASMRも人気が高く、夜な夜な眠れないリスナーが安眠を求めて足しげく通っているようです。トーク、歌、ASMRなどどのジャンルでもほっとする癒しの時間を提供してくれる陽向さん。リラックスしたいあなたにおすすめです。
ヘアピンまみれ
ある意味今年のVTuber界の顔ともいえるヘアピンまみれさん。昨年からTwitterではフォローしており漠然と存在は知っていたのですが、やはり追い始めるきっかけとなったのはバズのきっかけとなったこちらの動画。
この動画も含めて、とにかくピンまみさんのすごさはその卓越したワードセンスと並外れた忍耐力。ふにゃふにゃの針金を「スヌーピーの作画」に例えたり、作った蘇に練乳をかけたものを「連邦の牛乳(ソ連乳)」と名付けるなど、言葉選びが異次元で、毎動画コメント欄が大盛り上がり。
そして、一人で千羽鶴を千羽まるまる折ってみたり、麦わら帽子の素材を十数メートル分編むといった半ば修行じみた長時間の作業をしばしばこなしてしまうそのストイックさには、驚きを通り越してもはや感心するほかありません。
動画のために新たな技術を身に着けて、そのすべてを非常に高い精度で飄々とこなしてしまう姿はまさに天才。動画のネタ自体が他ではなかなか見られないような一風変わったものも多く、とにかくすべてのクオリティが高い。また、生物をはじめとして非常に様々な知識を持っており頭の回転も速く、もはや出来ないことを探す方が難しいのでは?というレベル。VTuberってよくわかんないな~という方でも、動画をいくつか見てみればピンまみさんの凄さは伝わるのではないでしょうか。
https://youtu.be/ksGkFsLeFEw?si=piSSz8m9pgOsW_Xr
最初にご紹介したおむらいす食堂のおむさんとは動画でのコラボも多く、特にシリーズ化されている「おむらいすまみれラジオ」での二人の掛け合いは中毒性◎。押し引きのリズムが心地よいラジオ、必聴です。
三ツ花ゆず
次にご紹介するのは個人勢VTuberの三ツ花ゆずさん。主に雑談配信を行っており、とにかく配信頻度が非常に高く、しかも時間帯も朝~夜までさまざまで、生活リズムに関わらず配信に顔を出しやすい点はとても魅力的。
配信では寄せられるコメントほぼ全てを巧みに拾ってはテンポよくトークを進めており、その喋りのうまさとコメント捌きはもはや名人芸。チャットで参加する楽しさが存分に味わえる内容となっています。ハキハキとして聞き取りやすい声は聞き心地がよく、ラジオ代わりに聞くのもよし。
幼なじみ系VTuberを標榜し、自らを「推し」にはしないで欲しい、ユニコーンは絶対に許さない、というスタンスで活動されており、リスナーとの距離感は程よく取りつつ、その反面リスナーのことはかなり良く見ており、ツイートなどもチェックして一人一人のことをよく覚えているなど、ファンサに手を抜かない辺りが人気を集めるポイントなのではないかと思います。
ちなみにX(Twitter)ではひょんなことから「ゴリクマ」という名前になっており、チャンネル登録者数1万人まで戻せない縛りが設けられております。彼女を三ツ花ゆずに戻すためにも、よかったらぜひ配信をチェックしてみてください。笑
日向猫めんま
そして今回最後に紹介するのが、個人勢VTuberの日向猫めんま(ひなたねめんま)さんです。筆者が今年出会った中で最も深くハマったVTuberでもあります。
人気イラストレーターの天川たまを~さんが手がけているモデルの可愛らしさは天下一品で、見ているだけでも心が満たされる和ませオーラが放たれています。そして声と喋りも見た目に一歩と劣らず抜群にキュート。おっとりのほほんとした語り口はもちもち可愛いながらもどこかお姉さん感もあり、包容力のある優しい雰囲気。
配信内容は主に雑談、歌枠、同時視聴、ゲーム配信となっています。歌枠では、普段の雰囲気でかわいらしく歌うこともあれば、弦楽器のように伸びやかでしっとりとした美声で世界感たっぷりに歌うこともあり、楽曲によってまったく違う一面を垣間見ることが出来ます。バラード曲の時の歌声は普段の喋りとギャップがあり、私もがっつり心掴まれました。
また、雑談ではいつも明るく朗らかな雰囲気を絶やさず、初見さんにも一人一人丁寧に対応している姿が好印象。食いしん坊を自称しているだけあって話のテーマが食に関する内容になることが多く、口癖は「わたしくしも一時期めっちゃハマってた」。美味しいと思ったものにはすぐハマるようです。一人称の「わたしくし」や「~ございましあ」など独特の口癖が多く、そこもめんまさんならではの存在感を引き立てています。
配信帯は23時ごろが多く、1時までの予定で本人は喋っているのですが大抵おしゃべりに夢中になって「延長猫」と化してしまいがちで、延長に関するファンとの攻防(?)も名物です。
最近では新たな試みとして朗読動画を投稿しており、日ごろの配信とはガラッと雰囲気の違う声で優しく物語を読み聞かせてくれます。台詞ごとに演技を変える技術も高く、今後が非常に楽しみなコンテンツです。
おわりに
今回は7名をご紹介しましたが、とにかく魅力的なVTuberさんが掘れば掘るだけ出てくるので、新規開拓は本当に楽しいです。来年もまた数多くの出会いに恵まれればうれしいなと思います。
VTuberというコンテンツはまだまだ世間に受け入れられているとは言えず、興味はあるけどとっつきにくい、好みの活動者さんを探すのが大変、とう面もあるかと思います。そういったシチュエーションで自分のVTuber知識が少しでも役に立たないか、もっといろいろな布教方法を考えていきたいなと思っています。noteもその試みの一環ですね。
冒頭にも書いた通り、物書きの経験がある訳ではないので今回の記事も読みにくい点など多々あったかと思いますが、少しでも魅力が伝わる内容になっていれば幸いです。
今後も主にVTuberについての話題を主軸に記事を書いていけたらなと思っておりますので、もしよろしければnoteのフォローをよろしくお願いいたします。また、VTuberに限らず、私自身についてももっと知ってもらえるような記事を書くのもアリなのかなと考えています。
もし取り上げてほしい内容などがありましたら、下記フォームにご意見お寄せいただけますと幸いです。
では、今回はこのあたりで。
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。