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「心因性」がつたわらない

外出の準備をする。不安感に襲われる。動悸がして抗不安薬を飲む。
葛藤する。身体が動かなくなる。「心因性なので心配いらないですよ」精神科医師から告げられる。

これが私の日常である。

一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 編集,精神医学と精神医療,中央法規,P37

ちなみに、精神障害の成因は
・内因性
・外因性
・心因性

この3つに分類されるそうだ。

・内因性→うつ病、双極症、統合失調症など
・外因性→脳の損傷・外傷、甲状腺疾患、薬物・アルコール・タバコへの依存などによる精神障害、認知症など
・心因性→心身症、パニック症、摂食障害、睡眠-覚醒障害、ストレス因関連障害など

どれだけ説明しようとも
何も知らない人からは、
「命の危険がー」
「救急車をー」
「倒れられたら不安ー」

周りの人からそう言われた私は、どうすればいい?

私は病院の中でしか生きられないの?
福祉従事者ですら、お手上げ。
ただの心因性疾患だよ?
発作では死なないよ?

私といることがそんなにハイリスク?
「元気になって帰ってくると期待していた」って入院したから発作が減る/消失するものではなくて、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、付き合っていく病気なんよ
慢性疾患なんよ

発作時・不調時どう対応してほしいか、単語帳に書いてるよ?
バックにかけてるよ?
それでもこわい?
はっきり身体に原因のある病気だったら積極的に関わろうとしてくれたのかな?

いつも持ち歩くバック
ヘルプマークと単語量





帰宅できるように住所を記載
名前
けいれん
けいれん発作の時の対応
失声時のためのカード
解離・解離性昏迷時の対応
座り込む・倒れ込む時の対応
脱力発作時の自己対処
薬剤投与にあたってのおねがい
症状の一部

参考文献

一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 編集,精神医学と精神医療,中央法規

心因性だからといって、軽く見ないでほしいというきもち。
発作が起こるからといって、あわてないでほしいというきもち。私は1分1秒と逃れられないままあなたたちが「不安」「怖い」「リスク」と言う発作や症状とたたかっているのだから。そして、これからも付き合っていくのだから。

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