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【HOU】2022年アストロズ展望

皆様お疲れ様です。
待ちに待ったシーズン開幕が近づいてきました。
今年のアストロズのチーム状況をチェックし、開幕に備えていきましょう。

・昨年度振り返り

Springerというコアを流出し戦力が疑問視されていた昨年でしたが、最終的にWSまで駒を進める素晴らしい一年となりました。
惜しくも敗れてしまったので、再挑戦する一年になります。
評価のそう高くなかった選手をMLBで戦力にしており、マイナーからの突き上げに今後も十分期待できるのではないでしょうか。

シーズン成績は95-67でア・リーグ西地区優勝。今年はアスレチックスを除く各チームが勝負に出てきており、混戦の地区争いが予想されています。

・ロースター

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今期の開幕ロースター予想です。
今年は5月1日まで通常の26枠から28枠に拡大されています。
アストロズはその枠をブルペンに割くと予想されます。


・流出選手

全体一位で入団し、アストロズを支え続けてきたCarlos Correaがツインズに移籍した事が一番の注目点でしょう。彼の穴を埋めることができるか否かで今後が大きく変わってきます。
トレードで加入後ローテをしっかり支えてくれたZack Greinkeも古巣ロイヤルズへ。剛速球で鳴らしたエースが老獪なベテランとなっての復帰には胸が熱くなりますね。
ブルペンはデッドラインで補強したレンタル選手がそのまま去っており、穴埋めが必要な部分です。

・捕手

Martín Maldonado
Jason Castro

今年も捕手はこの二人が務めます。
Maldonadoにはオプションもありますがともに今年が最終年であり、後釜にも注目です。傘下にはいい捕手プロスペクトが増えてきており、その筆頭がKorey Leeです。19年1巡目指名のパワーと強肩が売りの選手で現在AAAまで昇格しています。今年のデビューはほぼ間違いなく、どこかで正捕手が入れ替わる可能性がありそうです。

・内野手

Yuli Gurriel
Jose Altuve
Alex Bregman
Jeremy Peña
Aledmys Díaz
Niko Goodrum

今年の注目は何と言ってもPeñaです。偉大な前任者が抜けた穴を開幕からルーキーをレギュラーに抜擢することで埋める、大きな賭けだと言えます。
STはOPS1.081をマークする絶好調でレギュラーの座を確たるものにしました。彼以外の内野はレギュラーが固まっているため、今年は下位打線で楽に打席に立ちながらMLBの水に慣れる年になるでしょう。

UTとして新たにGoodrumを獲得しました。Díazが優秀なUTとして機能していますが、ショートの守備が心許ないためそれをカバーする役割が期待されます。全ての内外野を守ることが可能で、ロースターの柔軟性を支えてくれるでしょう。

・外野手

Michael Brantley
Chas McCormick
Kyle Tucker
Jose Siri
Yordan Alvarez

外野手も変わらない顔ぶれが並びます。センターのプラトーン枠だったJake Meyersがまだ復帰できておらず、その枠にSiriが入った形です。
外野手の注目選手はTuckerです。去年の打撃内容はリーグでもトップクラスで、今年はMVPの候補に入ってもおかしくないでしょう。

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・ローテーション

Framber Valdez
Jake Odorizzi
Justin Verlander
José Urquidy
Luis Garcia

Lance McCullers Jr.が昨年のポストシーズンに屈筋腱を痛めて離脱したまま復帰の目途が立っていません。相手の質が上がってもねじ伏せる事ができるハイレベルな先発が不足しており、それをカバーすべくVerlanderと再契約に至りました。シーズンを戦うには十分な層がありましたが、ポストシーズンで強みとなる先発を再契約出来たことは大きいでしょう。トミージョン手術明けで高齢という不安がありますが、元気にSTでもスピードが出ていて不安を払拭する状態の良さを見せています。


ローテのデプスはブルペンに回っているCristian Javierが筆頭候補です。昨年同様大車輪の活躍が期待されます。
マイナーにはBrandon BielakPeter SolomonJonathan Bermudez辺りが現実的なローテ候補として控えています。Bermudezは昨年のアストロズマイナーの投手MVPになった選手で、ルール5のプロテクトで40枠に入りました。多彩な変化球を操る左腕で、今からデビューが楽しみです。

Hunter Brown、そしてForrest Whitleyにもデビューのチャンスがあるでしょう。WhitleyのTJ手術からのリハビリは順調に進んでおり、実戦復帰ももうすぐでしょう。かつての球界トッププロスペクトの名誉を挽回する活躍が出来るのか注目です。
投手の育成には定評があるため、ここに並べた以外の選手がデビューしてくる可能性も十分あります。

・ブルペン

Ryan Pressly
Ryne Stanek
Héctor Neris
Phil Maton
Blake Taylor
Pedro Báez
Rafael Montero
Bryan Abreu
Ronel Blanco
Cristian Javier

開幕前に、クローザーのPresslyとの契約延長が発表されました。
一流クローザー相当の契約で、アストロズに移籍したことが大きな転機となったのは間違いありません。今後もブルペンを支える活躍が期待されます。

オフの期間にNerisをFAから獲得し、デッドライン組が抜けた穴埋めに動きました。スプリットとフォーシームのツーピッチで攻める、日本人にもイメージしやすい投手です。
支配的な投球を見せており、現在のスタッツからさらに跳ねる可能性を秘めている選手の一人と言えるでしょう。

Báezは今後が心配な立場になっています。契約後ほとんど投げることが出来ず、球速の低下も止まりません。オプションも残っていないため、ロースターが拡大している間に大きなアピールが必要になりそうです。

オールドルーキーのBlancoが開幕を掴み取ったのは嬉しいニュース。平均95マイルのフォーシームとスライダーで組み立てる、伝統的な中継ぎ投手です。オフのウィンターリーグからSTまで支配的な投球を続けており、今年大きな戦力になる可能性を秘めています。

・総括

今年の陣容は概ね去年から据え置きと言えます。開幕後最も注目を集めるトピックがCorreaとPenaの比較になる事は間違いないでしょう。
投手陣はデプスもしっかりとしており、怪我人が復帰すればさらに盤石となります。
若手を育てながら主力が支えるロスターを組めているので、彼らの成長に期待が集まりますね。
混戦模様のア・リーグ西地区を今年も優勝することを期待しています。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
開幕も間近に迫っています。今年もワクワクする試合が多い一年になるといいですね。

Photo By
Houston Astros

https://twitter.com/astros/status/1511754036264939525?s=20&t=1Srg6AcmMRBzDyTbRcRBzA

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