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ノクチルのファン感やったよ、の記事

ノクチルの感謝祭が実施されましたね、今日来るだろうなぁと思ってたら来てくれてニッコリ。てわけで感想記事を書いていきます、内容にがっつり触れているんでまだシナリオ読んでない人は終わってから読んでね。

天塵ではノクチルが生放送での一件がありネット上で炎上したり、ようやく取ってきた小規模なライブでは観客が花火に取られたりと「ファン」と呼べる存在が彼女達に出来る日はくるのだろうかと思いましたが、いつの間にか出来ていたようです。

シャニマスのここらへんよくわからないんですよね、プロデュースモード時空とイベント時空が整合性取れない描写いっぱいあるので、ある程度「こんな感じかな」と自分で折り合いつける感じ。まぁW.I.N.G何回開催してんだよとかゲームシステムとのあれこれがあるんでしょうがないとは思います。

まぁそれはともかく、ファン感謝祭のシナリオ凄い良かったです。今回は雛菜と小糸の年下組にフォーカスが当たっていましたね。小糸と雛菜それぞれがファンに対する感謝のスタンスが全く違うのが浮き彫りになるシーンがちらほらあり、読んでいて「小糸ちゃん言うねぇ~~~」と思いながら読み進めていました。

また、各章のタイトルは冒頭以外はノクチルコミュでお馴染みの漢字二文字のやつ。今回は割とシンプルに内容を現している気がしますね、終わった後に見ると。

冒頭のタイトル「4ピーエム・スナック」はそのまんまHadone & Anethaの「4pm Snacks」が元ネタなのかな?AnethaはパリでDJ、音楽プロデューサーとして活動するアーティストです。前回の天塵でコミュタイトルの元ネタとなっていたザ・スミスはがっつりと英オルタナティブロックでしたが、今回はまた毛色が違いますね。ノクチルライター陣の趣味なのでしょうか。まぁ全然違う可能性もあるので有識者の方がいたら教えて下さい。

感謝祭のコミュ全編を通して雛菜は「雛菜自身がしあわせ~楽しい~やは~」な感じをステージで見せることで、自分のファン達も喜んでくれるだろうという考えで一貫していました。

W.I.N.Gの共通コミュの頃からそうですが、雛菜はレッスンをさっさと切り上げたりするも決して活動に否定的なわけではないんですよね。自分の中の幸福という倫理観に基づいて行動基準がハッキリしているだけで。

こんな感じで1人レッスンを早々に切り上げたと思いきやファミレスでファン感謝祭の構想をノートに纏めているなど、決してファン感謝祭が面倒臭いとかそういう感じではないのが伝わってきます。

衣装や演出についても「これがやりたい」「これをやると楽しそう」などあれもこれもやりたいというビジョンを持っていたのも後述する小糸との対比になっていた気がします。

小糸に関しては今回実質主役では?というくらい「ファン感謝祭」に真剣に向き合っていたような気がします。その根本にあるのはファン感謝祭で小糸をプロデュースした際に冒頭で発生するコミュでプロデューサーから受け取った自分宛てのファンレター。

余談ですがここの「~~っ!!」って喜ぶ小糸めっちゃかわいいから見てください。

捻くれた連中が多いノクチルですが、小糸はそんな中でも割と素直に物事を受け止めてそれに影響を受けるような気がします。現状の実施されているコミュ等を見ると自己肯定感の低さも目立ち、そんな小糸だからこそ自分宛てのファンレターというアイテムが今回のファン感謝祭での行動に繋がったんだろうなというのは素直にシナリオから伝わってきました。

今回小糸がファン感謝祭でやりたい事として挙げたのは1つだけ「ファンの前で感謝の手紙を読み上げる」という物でした。自分がファンレターを貰ったことで得た喜びを同じ様にファンにも返してあげたい。という純粋な気持ちを感じます。

最終的に小糸は他のメンバーが見守る中、ステージ上から観客席のファン達にメッセージを読み上げます。推しアイドルにこんな事されたら普通に泣きませんか?僕多分泣いて酷いことになります。

最初は「幼馴染のみんながやっているから」ということで、親の許可がいる提出書類を偽装してまで283プロダクションでアイドルとして活動をすることにした小糸。そうするまで至った行動原理は間違いなく「また仲間はずれになるのは嫌だ」というものだと思いますが、それでもノクチルというユニットでここまで活動してきて心の底からの感謝をファンに述べるというこのシーン、あまりにもアイドル作品として王道すぎて心に響きますね。

最初の理由はどうであれ、今こうしてステージ上に立っているその姿は確かにアイドルなので。手紙で述べている通り、ファンレターを貰って初めて「自分はアイドルとして誰かに受け入れられている」という自覚が小糸にも目覚めたんでしょうね。

雛菜もまた、上述した通り自分が楽しむ姿を見せることでファンも幸せになってもらいたいという考えで感謝祭をとても満喫していました。

この雛菜のファンに対するスタンス、自分自身がオタクであり周りもオタクだらけだからわかるんですが、推しがイキイキとしているだけで幸せになるタイプのオタクって絶対いるじゃないですか。作中の雛菜ファンってまさにそういう層だと思うんですよね。「決してこっちにレスくれなくていいから楽しんで欲しい、俺達はそれを見るだけで満足だから」みたいなタイプ。推しが呼吸してるだけで幸せ。

なので雛菜のファン感謝祭でのパフォーマンスを見て作中のファンも満足しているんじゃないでしょうか、イベント終わった後にSNSとかで「今日も推しが楽しそうだった、世界は輝いている」とか発信してると思います。自分が楽しむことで自分のファンも幸せにするというその考え方も間違いなくアイドルとしての在り方の一つなんだなぁと今回読んでいて思いました。

いつも反骨精神溢れるロックバンドみたいなムーブをしているノクチルのコミュですが、今回一番「アイドル」してたんじゃないでしょうか。そういえばこれアイドルマスターでした。

あとここの樋口、ノリ気で笑ってしまった。「やるか」て。

全編通して雛菜小糸の2人が軸になっていましたが、浅倉樋口のペアがちゃんと年長者としての立ち回りをしていたことが嬉しかったですね。

満足のいくパフォーマンスを出来るようにすると意気込む小糸の自主レッスンに付き合ったり、雛菜の企画ノートをプロデューサーに提出するなど後輩2人の動向をちゃんと見て、それでいて意見をちゃんと尊重しているのが幼馴染の絆を感じられて良かったです。

この間のホーム会話の時の記事にも書きましたが、やっぱり浅倉って年下への面倒見良いと思うんですよね、自分の面倒は他者に投げている部分はありますが。樋口も果穂とかあさひへのホーム会話での対応とか見ると年下への接し方は結構柔らかいと思うので、ここらへんも2人が長年後輩組と過ごしてきたから培われた物なのかなぁと想うと良いですよね。改めて幼馴染ユニットとして完成されてるなノクチル……。

で、この感謝祭やった後イベ報酬の浅倉をプロデュースしたんですが

ファン感での年長者っぽいムーブを見た後、このプロデューサーに対しては子供っぽい言動をするというギャップにシャニP×透派の僕は死んだので今この記事を冥界から書いています。是非今回の報酬浅倉のコミュも見てください、できればTrueまで。それでは。

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