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単行本の印刷ミスの汚れ·90年代【闇】

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⬆️日本版

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⬆️台湾版。
約20年前の初版ですが、実は単行本の3巻に酷い印刷ミスがあり、
そのまま市販されてしまいました。
もちろん、私のミスではない事も証明出来ます。

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⬆️あり得ない印刷ミス。
(顔の部分の黒いシミ?)
私が気が付かなければ、知らない顔されていました。
普通、出版社では単行本になる前に入念なチェックをします。最終チェックにもありませんでした。
今も全て単行本の青焼等保管しています。

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⬆️これは新しく印刷し直した単行本(日本版)

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⬆️台湾版。印刷ミスのままです。データを出版社側が直してないほうを台湾版とタイ版に出したようです。

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⬆️綺麗なほうからスキャンして、自分で切り抜いて台湾版を電子書籍にする時に直しました。
なので、「まんが王国」「まんが図書館Z」提携サイトとAmazon·Kindle版でしか綺麗になっていません。

汚れがあるのは海賊版だと思って下さい。

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⬆️直したページ部分です。

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⬆️コマ割に貼り付けました(笑)

今なら考えられない事です。
市販に出して販売されましたから。

当然、雑誌にも単行本を買った方に
取り替えする事等もお知らせもなく、
知らない方からすれば【椎名りつ子の責任】になります。

当時、私にも20冊ぐらいしか出版社が送って来なかった為、電子書籍化では綺麗に直した単行本からデータ作成しています。


黙っていたら、私の責任にされましたから。

他にも、担当者が阪神淡路大地震のあった朝、
私は原稿を描いていたのですが、
地震で編集部に電話したら、「寝てただろ?(決め付けた言い方)」
とか意味不明な事を言う。
「は?私 ずっと原稿描いてましたけど」
それに大阪で家族と住んでいます。

なんか、誰と間違えてるのかなぁ。
それも気持ち悪い。

当時、ネットの普及していない時代、テレビとラジオしか状況が判らず、時間と共に神戸の災害の規模が判るぐらい情報不足でした。


私は大阪ですが、地震で本棚倒れましたよ。
他の出版社では神戸、大阪等の関西方面の作家さんが原稿落としても仕方なく、雑誌にお見舞いのページもありましたが、
私の描いていた雑誌では原稿も落とせず、
お見舞いの言葉もありませんでしたね。

今なら考えられない事です。常識でも考えられない事です。


ずっと責任の悪者にされていた感じでしたが、
20数年以上過ぎるので真実を書きました。


あと、単行本担当者にも責任はありません。
その節はお世話になり、ありがとうございました。

この台湾版は中国語になりますが、2015年当時、海外出版をこのように電子書籍化が可能だったのも「マンガ図書館Z」だけでした。今は、英語版等も電子書籍化にして配信しているサイトも沢山ありますが、本当に台湾版も修正出来たのも珍しい事です。もちろん、その為に色々とご相談と打ち合わせやスケジュール調整もしています。

「マンガ図書館Z」·Kindle版のみの配信です。正規電子書籍サイトでもあれば提携サイト様です。海賊版は読まないで下さい。


椎名りつ子
2018.12.8

2020.1.26 noteへ移行

【追記】

元々が第3巻で完結ではなく、当時、雑誌続編をお休みを頂いて「SHERORDER」の連載を先にさせて頂きました。

なので、新装丁版「1st season」として電子書籍化を配信しています。今は当たり前の事でも、当時「マンガ図書館Z」様は他サイト等では不可能に近いものでも可能にして頂ける唯一のサイトでした。他、Kindle版、提携サイトのみの配信になります。


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