アトピーが治って思うこと
アトピー...肉体的にも精神的にもこれほど追いつめられる慢性病って数少ないんではないかなと思います。
そして、痒いことが辛いということは、アトピーではない人には分かってもらえないですよね。
よく子供の頃、「掻いたらあかん」とよく親に言われましたが、子供心に「そんなことは分かりきっとるわい」とよく思っていたことを最近思い出します。
肉体的、精神的にとは、痒いので掻きむしる。血と汁が出る。体動かすと痛い。もしくは汁がシャツに張りついて取ろうとすると当然痛い。夜痒くて寝れず睡眠不足。(新入社員時、
1ヶ月の泊まりの研修があった時などは同期から、たまりかねたのか「自分、夜掻きすぎやで...ホンマ凄い音やねんから」と苦情を言われれば、「ごめん...」としか言えず。それ以外のことでもストレスを解消するが如く暴飲暴食(これは私の場合)
また、見た目の及ぼす自身への影響は思ってるより大きく、客観的に見て肌は荒れまくっているし自信がないので、伏目がちで、人と目を合わせるのも怖い...「この人俺を見てきったない肌してるなぁ」とか思ってるんじゃないだろうか?などと勝手に自分の中でありもしないことを思ってしまったり。
妻と付き合っている時にステロイド断ちを始め、その反動でとんでもない見た目になり、嫌われるのではないだろうか?などと考えだしたり。ホント例をあげだすとキリがないです。
現在、アトピーの渦中にあられる方におかれては日々大変だと思います。
どうしても今が辛いので早く治す方法教えてよ。となるのが人情ですし、私もそうでした。
タンポポ茶がいいと聞けば試し、馬油が良いらしいと聞けば試し...はするのですが、続かない。なぜなら、それだけでは治らないからです。木を見て森を見てないような状態です。
それは短期的な結果を求めすぎていて根本的な原因に焦点をあてていなかったのだと思います。次から次へと新しいことを試しては...「全然良くなれへんやんけ」で、やめてまた新しい何かを探すのループ。
再度いいますが、どうしても今が辛いので早く何とかしたいと思うのが人情ですが...性急に無理をすると余計酷いことになることはよくあります。そこで考え方として、急がば回れで自分に合う方法をゆっくり確実に取り入れて習慣化していくことが結局早道だと感じています。
ただ、現代では情報だけは溢れかえっているので、何を信じていいか分からない、どう行動してみたらよいのかわからないと思っておられる方も多いのではないでしょうか?
合わせて、常識といわれることを疑ってみるということも非常に大事なのではないかと思います。
アトピー原因の1つの大きな要因として食生活、食習慣があります。
さて、ここでお聞きしたいのですが、皆さんは毎食、毎食、本当にお腹が減ったなと思って食べてますか?
昼ご飯の時間になったからとか、たいしてお腹減ってないけど何か食べないと身体に悪いし、などと思って食べてしまうこともあるのではないでしょうか?
お腹は減ってないけど食べる...シンプルに考えて逆説的すぎないですか?(笑いながら怒るみたいなことでしょうかね)
私は幼少時から朝ご飯いらないと内心では思ってるけど親から「朝食べな身体に悪いし食べなあかん」といわれ続け食べていました。
では、食べ過ぎた食物は全て栄養になるのでしょうか...胃腸側からするととんでもない負担かもしれません。どれだけ食べ物入れてくるねん!と怒っているかもしれません。絶え間なく入ってくる3食➕間食によりずっと胃腸は走り続けているような状態です。一説によると、
一食消化するのに胃腸が消費するエネルギーはフルマラソンに匹敵するとか。
そして、食べ過ぎによりどんどん脂肪、毒素といったものは蓄積されていくことになるでしょう。
アトピー改善、克服の鍵となるのは食生活、食習慣にあります。言ってしまえば身も蓋もない話ですが、当たり前のことを当たり前に実践するということが出来ない人の方が世の中には圧倒的に多いです。でも、その習慣や考え方さえ身につけてしまえば治る確率は間違いなくあがります。(それが出来ないから困ってるんだろうが...という声も聞こえてきそうですが)
次回以降は具体的な方法についてお話ししていこうと思ってます。