【河童淵】東北のオカルトスポットを紹介したい
東北のオカルトスポットの紹介
私事ながら2022年夏、東北地方旅行をしてきました。オカルト研究として、様々なオカルト不思議スポットを巡ってきましたので、今回は東北の知られざるオカルト的不思議スポットを実際に訪れた身として紹介したいと思います。
岩手県 遠野
オカルトと言えば外せない、妖怪でおなじみの岩手県遠野市。民俗学の祖と呼ばれる柳田國雄ともゆかりが深く、妖怪好きならば行っておきたい場所になります。
河童淵
河童が潜んでいそうな雰囲気の川。付近には「河童寺」と呼ばれる常堅寺も存在し、妖怪の存在を身近に感じることができます。キュウリで河童を釣る体験もできますよ。河童淵の”河童淵らしい”エリアは意外に短く、少し歩いただけで終わってしまいました。ただ、常堅寺と合わせて楽しいスポットであることはまちがいないでしょう。
デンデラ野
”姥捨て山”として有名なこの場所。かつての日本には食い口を減らすために、老人が連れられ捨てていかれるという文化があったそうです。このデンデラ野はそんな姥捨ての地として有名です。
当初のイメージとは違ってあまり険しい山の中というわけではなく、少し高い丘の上にあるという感じでした。説明書きの看板と、当時の家を再現したものが、草むらの中にぽつんと立っているだけで、私の他に観光客はおろか人一人いませんでした。穴場スポットなのかもしれませんね。
看板の説明を読んで意外に思ったのは、ここでは捨てられた老人たちは昼は普通に村に戻って畑仕事などを手伝っていた、ということです。個人的にはもっと絶望的なシナリオを想像していました。
しかしやはりデンデラ野の静寂さ、植物の佇まいはどこか不思議な不気味さと哀愁を感じさせるものでしたね。
おしら堂
遠野に伝わる「おしら様」伝説とかかわりが深い場所で、遠野伝承園の中にあります。壁一面に馬の頭と、娘の頭、これらが対になった人形が設置しており、訪れた人が願い事をしていくようです。不思議な雰囲気が少し不気味です。
(編集者補足:ちなみに「おしら様」はジブリ映画「千と千尋の神隠し」にも登場している神様です。千尋がエレベータ―で鉢合わせた、あの大根のような姿をした神様です)
また、同じく遠野市の遠野物語の館では語り手の方からおしら様伝説やその由来を現地の方言で生で聞くことができます。このお話を聞けば、代々受け継がれてきた物語の深いつながりを感じることができるでしょう。
余談ですが、遠野伝承園に入園するときに、受付の人が平然と「河童を探しています」と言い、河童を探しているという旨のポスターを渡してくれました。妖怪が身近に感じられていいですね。
遠野市立博物館
遠野には博物館もあり、興味深い展示を見学することもできます。かの有名な河童のミイラの展示が見られると聞いて訪れたのですが、訪れた頃にはもうすでに展示の期間が終わっていました。残念です。しかし、妖怪や伝承にまつわる展示物が充実していました。
五百羅漢
同じく遠野市の五百羅漢を紹介します。一見ただ岩が転がっているように見えますが、岩をよく見てみると....
なんとびっくり。岩に彫刻が施されています。
羅漢が五百では足りないのではと思うほどそこら中の岩に彫られているのが見つかります。
中にはコケの生え具合によっておもしろい感じになっているものも見つかります。
遠野市のスポットはそれぞれ近くにあるので巡りやすいかもしれません!
大湯環状列石
大湯環状列石は秋田県鹿角市にあるストーンサークルです。
オカルトに興味がある方なら知っている方も多いのではないかと思いますが、世界遺産登録の影響でさらに知名度が上がっている可能性もありますね。
四千年以上前に作られた太古のストーンサークルで、石が円形に配置されており、中でも「日時計状組石」は夏至の方角を正確に指しており、高い天文技術や古代人と天体との深い関係を示唆しているようです。
ギザの3大ピラミッドも正確な天文学に基づいた構造になっています。大湯環状列石もピラミッドと並び立つような不思議な場所であるという事でしょうか。また、ピラミッドと言えば、環状列石のすぐ近くには”日本のピラミッド”と名高い黒又山が存在し、UFOの目撃情報や、人工物である疑いがあるなど興味深い噂を多く耳にします。大湯環状列石はそんな謎多き黒又山との関係も指摘されているようです。
私は当時黒又山のことを知らず、訪れることはできませんでした。
ともかく、風景も美しく、世界遺産登録の影響もあってか、駐車場や資料館も併設されており、意外に行きやすいスポットでした。訪れた際は古代人の精神文化の高度さに驚嘆するかもしれません。黒又山も忘れずに!
いかがだったでしょうか
東北はまだまだオカルト的スポットが存在します。ぜひ皆さんも足を運んでみてください!最後にオカルトではないものの、訪れるべき不思議スポットの写真をたくさん放出して終わりになります。
閲覧ありがとうございました!
(執筆:会員トーテム)