見出し画像

【普通は・・の普通って、何?】

こんにちは。
雨の昭和の日。皆さんいかがお過ごしですか?

教室のデスクから、新緑の木々に光る雨粒を楽しみながら書いています。
非日常のGWが始まりましたね。

今日はしっとりと雨音を聴きながら、最近の子どもたちの様子を綴ってみたいと思います。

中学生1

【多様化時代の普通って?】

ここ最近、中高生からよく飛び出す意見の中に、
「先生、そもそも普通って、何?」
普通を決めた人って誰?」
「どうして普通が大切?」
普通の意味が分からない‥」
こんな声が続出。

普通とは
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。
他と特に異なる性質を持ってはいないさま。

だとしたら、多様化を推進している今この時に、
「普通は‥」と熱く語られても・・。

これが中高生の率直な意見!

学校の先生も、両親もいつも口癖のように
「普通は○○しないでしょ?」
などと、話をすすめていくことへの違和感が拭えないらしい。

「女の子だったら普通は‥」
とか、
「男の子は普通・・・」
だとか、何を基準に想定された話なのか、疑問だらけだと語る中高生。

普通は・・を私は・・に変えて発言したら自分の本音が見えてくる!

「得体のしれない普通に惑わされなくても、主語を私はにして考えてみたらどうかな」
そんな提案を投げかけてみた。

私は○○したい・・。
私は○○だと感じる。

こんな風に私はを主語にすることで、自分の意見を率直にまとめたり、話したりすれば、これからの多様化の時代に自分を大事にして自分の在り方を尊重できそうな気がしない?

中学生


コロナ禍で、家庭での生活も学校生活も大きな様変わり。
授業もオンライン化が進み、クラブや部活動もこれまでとは違って
常にその時々の状況を見ながら、変化に対応しなければならない。

もはや、普通が通用しない。
普通ではいられない日常を送っている。

子どもたちだけでなく、その現実は大人もひしひしと実感しているはず。

【大人が変化に強くなるためには】

刷り込まれてきた普通との決別。
求められているのは、
「自分はどのように考えているのか」
ではないかと思う。

みんなと同じであることが安心。
こんな風に感じている大人の割合は案外高い。

画像3



これからの時代は個と個の繋がりやコミュニケーションが問われる時代。
基本ベースに個(自分)の思いが確立されていることが、まず大切なのではないだろうか。

その上での繋がりが求められる。

【自分のやりたいことをやる!】



最近、私自身の気持ちにも大きな変化が生まれだした。
これまでは、付き合いだとか、知っておいた方がいいかも・・とか、
なんとなく参加していたものをシャットアウトしている自分がいる。

自分は(私は)・・を主語にしたら、これまでの無駄が次々に顔をのぞかせ始めたことに自分でも驚きを隠せない。

中高生の疑問を話しておきながら、一番、「普通は・・」に縛られていたのは、自分ではないかとさえ感じている。

自分の本当にやりたいことを優先するようになって、心の安定度が高くなった。
そして何より、ひとつひとつの事柄に対して自分への問いかけが著しく増えた。

自分との対話を楽しめるようになったことが素直に嬉しいと感じている。

人を見る視点にも変化が現れだした。
自分の中でのイエス・ノーも速くなった。

高校生やアルバイトの大学生とともに、今「OUT  PUT大全」を用いて、自分ならどのように使えるかを積み重ねている。

画像4


ビジネス書を通して高校生と学べる時間が、楽しくもあり、発見の連続。
今、この時代にこの時間を持てることに感謝!!

画像5



みなさんにとって、笑顔で過ごせるGWでありますように・・・。
では、今日はこのあたりで・・。


いいなと思ったら応援しよう!