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【高橋】子育てに「離島留学」という選択肢を。リトケイ乗組員の「きょうも島日和」
こんにちは!リトケイ編集部の高橋です。
普段は新潟県の湯沢町という小さな町で暮らしています。この時期の湯沢は雪がすごく、越後湯沢駅もインバウンドのお客さんでいっぱい、日本語よりも外国語の方が耳に入ってきます。
そんな私がシマ育のプロジェクトに参画したのが昨年の5月。自然環境や地縁もなく、都市部で孤独な子育て環境に悩む親子と、人口減少の進む中で、人や自然に囲まれた「人間本来の子育て」を実現している離島の教育環境を結びつける、そんなコミュニティ形成を目指して活動しています。
その先進事例の調査として私は、甑島(こしきしま|鹿児島県)から始まり、天売島(てうりとう|北海道)、佐渡島(さどがしま|新潟県)、海士町(あまちょう|島根県)など全国津々浦々の島に足を運び、それぞれの子育て環境や離島留学の受け入れ状況について調査を行ってきました。
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その取り組みのひとつとして、離島留学に興味・関心のある首都圏・関西圏在住の親子を対象に、実際に島に行って島の教育環境や暮らしの様子を体験してもらおう、ということで、11月に佐渡島でのシマ育モニターツアーを実施しました。
3組の親子を連れていざ島へ!シマ育モニターツアー参加者が来年度から離島留学へ
モニターツアーの募集にあたり、応募された方へヒアリングしていく中で、子育てに漠然とした不安を抱えながらも、「周りに相談できる人がいない」「他にどんな選択肢があるか分からない」といった課題を抱えた方が都市部に多くいらっしゃることが分かりました。
また、「離島留学のことは知っていてもどのように一歩目を踏み出せばよいか分からない」という声もありました。
編集部内で熟慮を重ねた結果、東京から2組、大阪から1組の親子をモニターとして招待させていただき、11月1日(金)〜3日(日)の3日間で、いざ佐渡島へ!
子どもがいない私は、アテンドに際して不安な部分もありましたが、島に着いてみれば子どもたちは自然の中を走り回り、まるで昔からの友だちのよう。島の力は偉大ですね。
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モニターツアー参考記事
>>新潟・佐渡島の子育て環境モニターツアー(前編):先輩移住者の声と病院見学 - シマ育コミュニティ
>>新潟・佐渡島の子育て環境モニターツアー(後編):地元の買い物体験と文化祭参加 - シマ育コミュニティ
ツアーが終わる頃には3家族もリトケイスタッフ2名もすっかり仲良くなり、解散前にメッセンジャーグループを作り、今でも定期的に近況報告などのやり取りが続いています。
そして、このモニターツアー参加者の1組のお母さんから連絡があり、来年度からの種子島(たねがしま|鹿児島県)への離島留学が決定したそうです!おめでとうございます!
留学先はモニターツアーで訪れた佐渡島ではありませんでしたが、今回のツアーのように複数の留学先を見ておくことで選択肢が広がり、お母さんとしても離島留学のことを学び、意思決定をするきっかけとなったようでした。
離島留学決定までのプロセスをポッドキャストで配信
種子島は日本で唯一の大型ロケット発射場があり、宇宙やロケットに関する学習体験ができることから「宇宙留学」と名付けられており、離島留学の中でも人気で倍率が高いのだとか。
「宇宙留学」参考記事
>>【特集|離島留学】鹿児島の離島で学ぶ子どもたち その笑顔が学校と地域存続のカギに(前編)
そこで採用されなかった時のことを考え、他の島での離島留学も視野に入れて調べる中で、リトケイのサイトを見つけてモニターツアーに応募されたそうです。
お母さんが、離島留学が決まるまでのプロセスをポッドキャストで配信してくれていますので、詳しい経緯などを知りたい方はぜひお聴きください!
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改めてポッドキャストを聴いてみて分かったのは、離島留学が選択肢に入ったとしても、400を越える有人離島の中で、どの島がいつから何人の留学生を受け入れているのか、自分の子どもに合っているのはどこなのかを調べるのはとても大変だということ。
さらに見ず知らずの場所、しかも離島にお子さんを預けるにあたっては不安を感じる方も多くいらっしゃると思います。
そのような方に対し、全国の離島留学の情報が見やすくまとまっているのはリトケイならではの価値ですし、実際に離島留学を体験した方の生の声を届けられるのは、このシマ育コミュニティの価値のひとつだなと改めて感じることができました。
来年度以降も、島での子育てに興味・関心を持たれている方に有益な情報を届けられるよう、編集部一同全国を飛び回り、コミュニティの価値を向上していこうと思いますので、引き続き宜しくお願いいたシマす!
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