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世界でいちばん透きとおった物語

こちら読了しました。
最近はあまり本を読むスイッチが入らなくて、買ってからしばらく経ちました。
でも読み始めたら一気に読み終わりました、先が気になって気になって…。

中盤から点と点が線になり始めたとき、鳥肌がゾワッとなりましたが、個人的には最後スッキリする感じは得られませんでした。

で、どうしたの? もう少し説明いるのでは? と思いましたがこれはこれで良いのでしょう。

カラクリは凝っていて、凄いなと思いますが、最後までいや…こんな事を思うかな~? の疑問が残るまま。

私の力不足です。

話題になっていて、衝撃の結末って言うからハードルが上がってしまった感じです。
仕掛けてる内容は確かにすごいのに、物語の内容が置いていかれたままなのが気になります。

1番の消化不良は、作者がこの父をどう書こうとしたかが分からない点です。
散々色んな印象を読み手に与えていながら、最後ポンッと投げられても…そんなこと書かないし言わないんじゃない? と読み手に思わせたこと。

私は泣く程も感動しなかったし、仕掛けは素晴らしいとおもいますが、内容が付いて来なかったので不消化です。

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