プライドをくすぐると、男性の怒りは収まる
男性と女性では、怒りの方向性が違うので、謝り方も変えないといけません。そのことを理解していないと、思わぬことで失敗します。
男性が一番大切にするのは「プライド」です。プライドを傷つけると怒りを買いますし、その怒りが収まるまで怒りは止まりません。一方、女性が大切にするのは「共感」です。その点を理解していない男性が多く、謝っているのに、かえって火に油を注ぐ人がいるのをよく見かけます。
男性が怒る場面を紹介します。例えば、二組の夫婦が食事をしているとします。男性がプライドを前にだして話をした時、妻の女性にはそれが自慢めいた話に聞こえたのか、軽い気持ちで「本当はぜんぜん、そんなことないんですよ」と否定してしまいました。男性はこれでカチンときます。後で男性は「あれじゃ、俺の面目が丸つぶれじゃないか」と怒るのです。女性からすればそんなに深刻なことだったのかと、慌ててしまうかもしれません。
そんな時、女性ら「あなたの気持ちを汲めなくてごめんなさい」などと言うのはやめた方がいいです。「慰める」態度は、男性のプライドを逆撫でします。
こういう場合は「男性=プライド」と思い出してください。つまり、男性のプライドを回復させればいいということです。例えば、こんなふうに言うのです。「さっきは人前だから謙遜しただけで、本当は私も分かってる。実際、あなたにはいつも助けてもらってる」と。これなら彼のプライドをくすぐることができ、男性としては謝罪を受け入れやすくなります。