現代4コマオールスター展に行ってきたにゃ!

こんばんにゃ!謎解きの傍ら現代4コマをちょこちょこと投稿しているリタ伯爵と申しますにゃ。以後お見知り置きをにゃー!

さっそくなんにゃけど、現代4コマオールスター展行ってきたので、感想をつらつらと書いていくにゃ!

注1)レポ書くこと想定していなかったので、展示作品の写真はほとんど撮っていないにゃ
注2)とりとめのない文章にゃのでご承知おきをにゃ

■開催決定〜前日
現代4コマ作家20人の作品を展示する「現代4コマオールスター展」。開催決定からほどなくしてポスターが公開される。

現代4コマオールスター展ポスター

思わず見入ってしまう不思議なポスター。原宿の都会的な賑やかさを想起させ、かつさまざまな表現方法で描かれた現代4コマがまとめられていて、現代4コマ好きにはたまらない1枚に仕上がっている。
伯爵は、このポスターを見て原宿行きを決めたと言っても過言ではない。

6月末に、現代4コマアカウント運営の人生さんから新作描き下ろし依頼のDMを受信。
締切までに思いつく案をいくつか提出してその中で選んでもらう形をとらせていただいた。描き下ろし新作が当日好評だったので、運営には頭が上がらない。

仕事の繁忙度が高く激務でひいひい言っている間に、7月は一瞬で過ぎた。

■現代4コマオールスター展、1日目
ギリギリまで休日出勤するか否かの瀬戸際。合間の休憩にTwitterのタイムラインを見て「良いなあ楽しそうだなあ、行きてえなあ」とため息。身体は九州にあったが、心は原宿にあった。

■現代4コマオールスター展、2日目
颯爽と成田に降り立った伯爵は、列車で西へ。正午の少し前に現着。

デザインフェスタギャラリー原宿

駅前の賑やかな通りを抜けて、細い通りに入ると見えるカラフルなビルディング。駅前の通りが混みすぎて蚯蚓のような速度で歩いていたので、ちゃんと辿り着くのか不安だった。

どっちだよ

ギャラリーに入って右手のカウンターには運営の御二方。アクスタやしおりなどのグッズを購入。コマ人間、ただただ不気味な見た目をしているのに不思議な魅力があるので好きである。

ギャラリー内には多くのお客さんや現代4コマ作家がいて盛況だった。大量の展示や室内の活気、作家さんに初めて対面でお会いする感動等で圧倒され(推しがいっぱいいる〜!)、挨拶が素っ気なくなってしまい申し訳ない。

茶色とアイボリーの背景、なんとなく雀さんを彷彿とさせる

ブルーレット置くだけ。ある時期に現代4コマ界隈で一大ムーブメントを起こし、みんなこぞって思い思いのブルーレット4コマを作っていたのが記憶に新しい。

ネコマ人間

1日目の情報で、隠れ現代4コマがあるとの情報を掴んでいたので、条件反射でコンセントを探す(以前の展示で「コンセントも4コマじゃね?」みたいな話が出ていたのをふと思い出した)。

①……? ほかにもあるということか……?

「見つけるの早いですね!」声をかけられて振り向く。雀100さんだ。彼とは2日目の帰りの電車内で創作について日々考えていること等々話を聞かせてもらった。彼はきっと大成するだろう。

…ある人が入ってきて、会場内がざわつく。この猛暑の中、顔面を完全防御するこの人物がアラヤマさんだ。面白いTシャツを着ていて可愛いね。

のんだあとはラーメンかダイエット

このギャラリーは、展示されている作品のほかにも新しい作品が次々と生み出されるのも面白い。特に感動したのは、この4コマである。

テープ

この瞬間だけ見ると、未完成の4コマである。しかし、この世界には重力が存在し、質量のあるものは下に引っ張られる。テープのロールも然りで、地球の重力に引っ張られたテープは徐々にコマ枠を完成させる。写真に収めることを失念していたが、3日目の昼下がりにテープのロールが左下端まで到達し、4コマを完成させていた。時間の経過と自然法則さえも取り込んだこの4コマには心を打たれた。

狭い空間に貼られた夥しい量の作品の数々、会場の熱気、初めて顔を合わせた現代4コマ作家さんとも親睦を深めることができ、大満足の余韻を噛み締めながら、2日目は帰路についた。

ぞうり4コマ(作:んぷとらさん)

■現代4コマオールスター展、3日目

実家で本棚を移動させていた。人生さんが20代なのにぎっくり腰を体験したと話していたことをふと思い出した。明日は我が身だ。

今日も元気に開催中

実家の手伝いを終えて原宿へ。open! の張り紙が元気よくお出迎え。ドアを開放していたら空調が効かず暑かったためか、本日はドアを閉め切っているとのことだった。囲まれた部分がしっかり4コマなのも、こだわりを感じられる。

いとととさんが、踊り場でアロンアルファを片手にヨングラスと格闘していた。2日目にアクシデントで破損してしまったため、修復作業をしていたのである。健気な姿に心を打たれた。

アロンアルファの4コマ

思いついてしまったのだから仕方がない。付箋を勝手に拝借して、机の空きスペースに貼っておいた。

もはや4コマではない
地平線の彼方まで続くアロンアルファ、5キロンアルファ
到達

発想は伝播し、瞬く間に地平線の彼方へと到達する。

ふと、反対側の壁に目を遣る。多くの現代4コマファンを狂わせてきた4コマの美少女、4コマ子。かくいう私も、4コマ子に狂わされたうちの1人である。4コマ子に「君」と呼ばれて耳元で囁かれたい。4コマ子、あゝ4コマ子、4コマ子。もちろんアクスタは買った。家に4コマ子がいるという幸せ。たまらないね。

4コマ子、あゝ4コマ子、4コマ子

可愛いと言えば、このバッグも可愛かった。持ち手が向こう側に折り畳まれて山形になっており、なんとなく猫耳に見える。ねこねこにゃー♪

これは猫ではない
これは猫である

3日目も思う存分堪能し、飛行機の時間が迫っているのでひと足先に退散、2日間の余韻を噛み締めながら、帰宅した。

■総括
まさに十人十色、20人いれば20以上のさまざまなアプローチからさまざまな現代4コマが生まれる。画面上だとなんとなく流し見してしまうが、展示で時間をかけてじっくりと観ることができてとても良かった。1人で作っていると到達しえない発想やアプローチがそこにはあり、作者やお客さんと対面で話すことも良い刺激になったしとても勉強になった。

企画してくださった方々、大変お疲れさまでした。現代4コマに関わるすべての人に幸あれ!

網音モマ、コマ人間、4コマ子


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