私のオススメする英語学習法
はじめに
私、普段は会社員として人材育成の業務に従事しながら、塾も経営しています。塾では学生や社会人に英語を教えています。
最初は会社員一本でやっていたのですが、会社の方がどんどん「英語対応をしてほしい」とか「エクセルのマクロを組んでほしい」、「データ分析をしてほしい」など、私のスキルを無料で使おうとするので、さすがに嫌気が差してきました。
そこで副業で家庭教師を始めたのですが、なんとこれが大当たり。生徒がどんどん増えていき、2年経った頃には1on1形式の家庭教師スタイルでは追いつかなくなりました。
それで塾を開業し、今に至るわけです。
私の本業である「人材育成」や「コーチング」のメソッドを英語学習と組み合わせたことで、成果が出せているのだと思います。(もちろん、生徒自身の頑張りのおかげであることは大前提です)
ちなみに、私は「気合い」とか「根性」という言葉が大嫌いです。無駄な努力も大嫌い。
この記事では、そんな私が自信を持ってオススメする「英語学習方法」についてお話しします。
英語はただのコミュニケーションのツール。だからこそ、英語学習は短期集中でサクッと終わらせて、あとは実際に使っていくだけなんです!
私の主な英語学習法と成果
私の英語学習法はシンプルそのもの。
「英作文して暗唱」と「音読して暗唱」、ただそれだけ。
不安になるほどシンプルですが、その効果は絶大です。
この方法を続けることで、私はついに洋書を楽しめるようになりました。
今では年間100冊ほどの洋書を読むようになっています。
この学習法のおかげで、会社では「英語での顧客対応」や「従業員向けの英語研修」を頼まれるようになり、見事に社畜としてのステータスを獲得しました。
日本人の英語学習事情
皆さんも一度は、「日本人は中学高校で6年間も英語を学んでいるのに、なぜ話せないのか?」という疑問を耳にしたことがあるでしょう。
この話を聞くたびに、私は「6年間も英語を学んでいるのに」という部分に特に違和感を覚えます。
まるで「毎朝通勤時に急いで駅まで走っているから『毎日走っているのに痩せない』と嘆くこと」と同じように聞こえるのです。
皆さんも想像できますよね。
毎朝駅まで走ることを続けても、それだけで痩せられるわけではありません。
同じように、英語の授業を6年間受けただけでは、英語を話せるようにはならないのです。
英語学習も同じで、ただ授業を受けるだけではなく、ゴールを設定し、適切な学習方法を取ることが重要です。
英語は単なるコミュニケーションツールです。
そのため、短期間で集中して学び、その後は実際に使っていくことが求められます。
例えば、自転車に乗る方法を机上で学ぶだけでは、実際に自転車に乗れるようにはなりません。英語も同じで、実際に使ってみることで初めて身につくのです。
憧れをゴールに設定しよう
では、なぜ「英語を話せない」という結果になるのでしょうか。
この問題の原因は二つ考えられます。
「不十分なゴール設定」と「外発的動機に基づく行動」です。
ゴールがあいまいなまま、義務感から行動を起こしても、有意義な成果は得られません。
目標を達成したい場合、まず「自分が何を望んでいるのか」を明確にし、それを具体的なゴールとして設定する必要があります。
そのゴールは、心から求めているものでなくてはなりません。
本当に欲するものでない限り、主体的に行動することは難しく、その行動の必要性を感じることもできません。
英語学習でゴール設定をする場合、資格試験の点数や合否などの定量的なゴールよりも、定性的なゴールの方を私はオススメします。
例えば、「道に迷っている外国人観光客にさらっと英語で道案内できたら?」とか「バイト先で突然外国人観光客が来た時に、英語で接客できたら?」みたいな憧れに近いイメージをゴールにするのです。
ゴールへの行動には「効果」と「継続」が欠かせない
一旦ゴール設定ができれば、そのゴールから逆算して行動を決定します。
この行動には、「効果」と「継続」の要素が必要です。
効果的なことでも三日坊主では結果は得られませんし、効果のないことを永遠に繰り返しても結果は得られません。
しかし、現実には効果に対する対策を重視する人が多いと感じます。
例えば、「英語学習を始めようと思うが、どの参考書が良いのか?」や「英単語と英文法のどれから始めた方が良いのか?」といった問いです。
そして、効果への対策を重視する一方で、継続に対する対策を軽視している人が多いです。
結果を得たいならば、大前提として「人間の習性たるものが何であるか」を理解しておかなくてはいけません。
それは「人は変化を強烈に拒む」ということです。人は自分に対してはもちろん、自分以外に対しても、変化を拒む習性があります。
英語学習の場合、普段の生活でしているルーティンに、普段やらない英語学習をはめ込むわけですから、この習性に従えば、これまでの(英語学習前の)自分に戻ろうとする力が強烈に働き始めるので、「継続」への対策を疎かにしていると、どんなに「英語を勉強するぞ!」と決心し、ゴールを明確に設定したとしても、成果が出始める前に英語学習自体を止めてしまうことがほとんどです。
そして、「今日は疲れているから、明日からやろう」のような、やらない言い訳を考えて、行動が先送りになり、やがて、その行動は完全に忘れられてしまいます。
継続が大切だと頭でどんなに理解していたとしても、なかなか継続できないものです。
しかし、これはとても自然なことと認識しておかなくてはなりません。
まぁ、中には、変化に抵抗が少なく、一旦決めたことを実行し、成果を出す方もいらっしゃるでしょうが、こういう方は例外です。
英語学習に限ることではありませんが、何かを学ぼうとする時は、「とっかかりやすい学習方法をデザインすること」が最も重要なのではないかと私は考えます。
わざわざ机の前に座り、参考書を開くことを否定はしませんが、実はこれは「勉強を習慣にするフェーズ」では、あまり有効ではないでしょう。
ルーティンに、新しいことを取り入れたり、やっていたことを取り除くことは簡単なことではない、と理解しておきましょう。
スマホを活用する私の英語学習法
それでは、英語学習はどのように進めるべきでしょうか?
私が推奨する学習方法は、「スマホを活用する」ことです。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?