子どものイメージ力を伸ばすために必要なこととは?
教室では、0歳の赤ちゃんからイメージトレーニングをします。もちろん、小学生もします。
年中さん(4~5歳児)くらいになってくると、具体的なグッズに頼らなくても、講師の勝手な作り話(素ばなし)でイメトレが上手にできるようになってきます。けれども、素ばなしイメトレが上手なクラスと、そうでないクラスがあります。
素ばなしイメトレが得意なクラスというのは小さい頃からお家でご両親とままごとをしたり、ごっこ遊びをしたり、なりきり遊びをしたり、寝る前にベッドの中でお話をしてあげたりということを十分にされてきたクラスで獲得語彙数が多いクラス、ということになります。
言葉のみで『イメージ』を操るのですから当然ですね。
また、生活経験が豊富でないとイメージは広がりませんので、生活の中でいかにいろんなことを日常的に経験させてもらってきたか、というのも非常に重要なポイントです。
たとえば、「ぶどう」と聞いて、ぶどうのみずみずしい香りや甘酸っぱい味、深い紫色(マスカットなら若草色かな)が想像できなければなりません。その意味では、イメトレをする際に最も重要なのは、『五感での記憶の経験値』ということになります。
小さな幼児さんのうちは、朝起きてから寝るまでの1日の生活がすべて「五感での経験」です。どんな小さなことでも、させてあげて、見せてあげて、嗅がせてあげて触らせてあげて、聞かせてあげて下さい。そんなことをいちいち考えながら毎日丁寧に生活してみると、違った時間の流れ方を感じるでしょう。
そして、子育てにはいかにイマジネーションが必要かということも感じられるに違いありません。「イマジネーションとクリエイションを忘れずに」と私は若いお母さま方にいつもお願いしています。
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