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Q:お友だちにおもちゃを貸せないことが多くトラブルになります。
昨日の続きです。ちょっと踏み込んだ回答です。
たかがおもちゃ。されどおもちゃ。
うちの教室でよくある場面を紹介しながら、説明したいと思います。実は、たかが、おもちゃ。されど、おもちゃなのです。
2~4歳くらいのおもちゃの貸し借りのトラブルはよくある話ですが、深く掘り下げてみてみると、子どもの深い心理を表していることも多いんです。心が「愛」で満たされている時、子どもは、物、にあまり執着しません。大人も実はそうかもしれません。
下に弟や妹が生まれた時、お父さんとお母さんが不仲の時、入園前、お母さんの環境が変わる時など・・・「愛」が満タンでない時や、不安や心配がある時に、物に執着することが多いように思います。
そこで、教室ではどういう対処をするか
物を貸せない、おもちゃを貸せない、という時、
「お子さまの心に何か満たされない思いがあるのでは?」
「何か言いたいけれども言えない嫌な思いがあるのでは?」
「不安や心配はない?」
と考えてみてくださいとお母さまに伺います。
また、「七田式子どもの見方6つのポイント」のどこかに反することをしていないか?ということを振り返ってみてくださいとも。
おもちゃが「大事な人・大事な思い」を表していることがある
また、おもちゃ自体が「大事な人、大事な思い、大事な気持ち」を表していることもあります。これは貸せないというよりも、手や肌から離せないという感じに近いです。
子どもによっては、教室のレッスンにおもちゃをもってきてそれを手から離して置いておく、ということができない時があります。お母さまは「レッスンルームには持って入れないからカバンにしまいなさい」とか「レッスン中は触っちゃダメだから、ここに置いておきなさい」とおっしゃられるのですが、講師には「本質はそこじゃない」と見えています。
貸せないおもちゃ、手から離せないおもちゃ、は「思い」の代理です。
物であるけど、物じゃない。「思い」そのものです。
先日、
あるレッスンの後で担当講師が「Aちゃんが持っているその猫のぬいぐるみね、ぬいぐるみじゃなくて、お母さん、あなた自身なんですよ」とあるお母さまに話しているのを見かけましたが・・・意味が通じているとよいな…と思います。
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