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小学生ママとの懇談では、こういうセリフが多いんです。

小学生のお母さま方と懇談していると、よく

「うちの子は、どうも、お昼休みに独りぼっちみたいなので心配です」

「お昼休みは、いつも一人で本を読んでいるみたいです」

「今日はお友だちと遊ばなかった、という日が多いので心配です・・・」

ということをおっしゃいます。

お友だちと一緒に遊んでいるのか、そうでないのか。外で走り回っているのか、中で読書をしているのか、この点だけを「学校生活の充実度を図るモノサシ」にしてしまっていては本質が見えませんよね。お友だちと一緒にいることで「群れる」安心を感じてはいても心の中では孤独かもしれません。また一方で、お友だちといつも一緒に「群れる」わけではないけれども独りで読書をしたり、絵を描いたりしながら孤高の時間を持つ子どももいます。休み時間の過ごし方に決まりはないし、親がとやかく指図することでもないでしょう。皆が皆、いつもいつも「キャーキャー!!」と群れてグラウンドでドッチボールをする必要はないのです。今は、群れることはNGとなってしまっていますが・・・。

七田眞氏の提唱する教育法を受け続けてくると、「群れない子」になるのです。「群れない子」というより「群れる必要がない子」と言った方がいいかな。「あなたは〇が好きなのね、素敵ね、でも、私は△が好きなのよ」「あなたは外で遊びたいのね、楽しそうね♪でも、私は本を読んで過ごすわね」って言える子になるのですよ。自分軸っていうのってこういうことなんじゃないかなと思います。

教室には、小学生の高学年ばかりのコースがあるのですが、それこそ通室歴が9年、10年、となってきている子たちなので、ほんと、見事に「群れる必要がない子」になっています。自分の意見も持っているけれど、自分の意見と違う友達のことも認めて、あなたは〇なのね、私は△よ、ってな具合。意見が違っていても、自分の意見をごり押しで通すこともなく(不毛な自己主張)あなたはあなた、わたしはわたし、違っているけれどそれでいいよね、っていう感じです。しかも、穏やかに♪ いつも、すごい子たちだな、と。


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