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テストではかれない才能こそ、大事なんじゃないかな?

師七田眞氏の著書、「魂の教育」の中に、ハーバード大の心理学者ハワード・ガードナーのMI理論に言及した部分があります。

そこで、

「人の才能は、IQではかれる言語的才能だけにとどまるものではなく、このほかにも7つの分野における才能がある」

と述べられています。


7つの分野とは、論理数学、視覚空間、音楽、身体運動、人間関係内省的知性、博学的知性です。いうまでもなく、学校のテストで、このすべての才能をはかることはできません。

それなのに、実際のところ、小学生のお母さんは、「学校のテストではかれる才能がすべてに勝る知性だ」「学校のテストの点数が悪いのは、この子に才能がないからだ」と、勘違いしがちです。

この点について、私は、これまでに、このようなお母さま方に、

「この子の能力は、この物差しじゃはかれない!」

「親が能力を限定してはいけない!」

「学校での成績、というたった一方向からの評価を、『すべて』と受け取ってはいけない!」

と、何度面談でお話してきたことでしょう。


先日、ある小学生のお母さまが、こんなことをおっしゃいました。

「私は、先生のおかげでこの子の天賦の才能に気づきました。この才能を生かす仕事に就かせる!これが私の子育ての目標です。うちの子の才能に気づいてくださり、本当に感謝しています。学校生活、という集団の中にいると、どうしても、『テストではかることのできる才能』に長けた子どもさんをうらやましく思ってしまうこともありますが、その都度、《そうじゃないんだ。この子の才能は〇〇なんだ。》と思い直しています。先生、いつもありがとうございます。」と。

お母さまに真意が伝わっていることが嬉しいです。

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リタ
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