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経済格差と失われた30年

こんちゃ!!
皆さんは日本の七不思議を知っていますか?

七不思議の中で特に僕が不思議だなって思うのが、
日本って何で一番よく使う「お金」と「食」について全く勉強してこないんだろうと思うんですが、
皆さんはどう思いますか?

お金の話で言えば、2022年度から小中高で「金融経済教育」が義務化されたらしいのですが、正直遅すぎーって感じですよね。

今回はリタの経済教養シリーズパート1として、
「経済格差」をベースに経済を紐解いて行けたらいいなと思いますので是非最後までご覧ください!!

・はじめに

まず語り始める前に、お前はどのくらい経済を理解してるかについてですが、
投資歴「市場参加」は5年で、経済の勉強を始めたのは中学3年生です
明治維新の富国強兵と義務教育の始まりについての授業がとても面白く、家に帰って自分で調べたのがきっかけで経済に関心を持ちました、

2023年度の投資実績は年間利回り13%、去年は暗号通貨をポートフォリオに組み入れた事で36%になりました。

他にも、過去問で申し訳ないですが(CMA)証券アナリスト資格は合格ラインです「ネット情報ですが難易度は宅建と同レベルらしいです、」

僕がちょうど市場参加した時が2019年の末ですが、コロナショックで世界経済がどのように崩壊し、どう経済回復していったのかをリアルタイムで観測していたので、
かなり濃厚な実践経験と勉強ができました。

そこから経済の世界に更にのめり込み、
個人投資家としてスタートした訳です。



・経済の種類

まず皆さんに認識して頂きたい経済が2種類あり
「実体経済」と「金融経済」の存在です。

実体経済とは
普段、私たち触れている経済の事を指します
製品やサービスを生産・販売し、それに対価を支払うような実体を伴う経済活動を指します。

金融経済とは
一般に資金を融通する行為を金融と呼び、その金融が社会の生産活動に与える影響や仕組みの事を金融経済と呼びます。

ググった

これネットの情報コピペしただけなので、もっとわかりやすく説明すると、

お金とモノを交換する実体経済に対して、
金融経済は、預けたり貸したりする金利システムや金融商品を指します。

インターネットの普及で様々な信用取引が可能になり、金融商品の種類やサービスが増え、成長を続けました。

それこそ2024年の2月22日に、日経平均は最高値だった3万8000円台「1989年」を超え、7月には4万2000円台をつけました。


※日経平均の全体図


あれ、でも過去最高値を更新したって騒いでたけど…

僕たちの生活に何か変化がありましたでしょうか?
皆さんはどうでしょうか?

そうです、ここで成長をしたのは金融経済であって、実体経済ではないんです。

だから僕たちの普段生活する社会では何も変化が起きなかったんです。

1989年って、ちょうど僕たちのパパママが中学・高校生の時期でしょうか?
僕はまだ生まれていないのでその世界を知りませんが、
その時代を生きていた大先輩たちに聞いても、かなり好景気な時代だったんです。

まぁー85年のプラザ合意がきっかけで生まれたバブル景気時代ですね。

80年代のこの頃って、実体経済と金融経済の比率が1対1だったんです。
しっかり私たちの生活する実体経済にも資金が回り、景気が良かったんですね。

それが90年代に1対2になり、現在は1対4と、金融経済が膨張し、実体経済の資金が少なくなってきてる訳です。

・失われた30年

この流れでついでに纏めちゃうと、その後の91年のバブル崩壊から超低金利時代が30年も続くわけですが、

低金利であればその資金を企業がしっかり活用し、新たな産業と雇用を、国外に対し新たな付加価値を生み出せばよかったんですが、

結果的に、日本は古くからある企業や産業に依存し、経済成長が止まり続けました

これが失われた30年です。


・経済格差の真実

ここまで話せばもう大体は想像がついていると思います、

先ほど説明した通り、実体経済と金融経済の比率は1対4と、そもそも巡っているお金の額が4倍も違うんです。

ズバリ結論を言うなら
経済格差は、金融経済に参加できる人間とそうではない人間で開いたんです。

これは僕が実際に金融経済に参加してみてわかった紛れもない事実です

とはいえ、皆さんも実際は金融経済に参加してないこともなくて、例えば銀行の預金なんかも金融経済の一種です。

僕たちは銀行にお金を「預ける」という形でお金を銀行に貸しています。

なぜなら銀行から利子を頂いているので、これは貸し借りになります。

ただ金融経済というのは、銀行以外にも社債や国債、株式などとても種類があり、もちろんメリットデメリットはありますが、大抵が銀行より高いリターンがあるのです。

そのような幅広い金融商品を組み合わせたものをポートフォリオと呼びますが

僕も毎年経済の動きを見ながら組み替えたりしています。

実際に銀行預金の場合と、僕の2023年度ポートフォリオでどのくらい資産が変わるか比較してみましょう。


「500万の貯蓄がある場合」
ゆうちょの貯金金利は0.125%ですが、計算しやすいように0.13%とします。

500万円を1年間置いた場合「銀行預金0.13%」
(元金)5,000,000×(金利)0.13 ÷ 100=6,500円
 一年後 資産5,006,500円

僕の2023年度のポートフォリオ運用結果は年間利回り13%でした

500万円を1年間置いた場合「ポートフォリオ13%」
(元金)5,000,000×(利回り)13 ÷ 100=650,000円
 一年後  資産5,650,000円

銀行預金の場合は6,500円
ポートフォリオの場合は650,000円です
この100倍の差がいわゆる経済格差の原因です。

去年の8月に、これでも銀行の預金金利は上がったんですが、引き上げ前までの金利は0.025%だったので、2023年の当時は500倍近く差があったことになります。

これが金融経済の生み出した、格差社会の原因です。


※銀行の利子と違い、金融商品というのは基本的に利率+資産価値の増減があるので、ここまで差が開きます。
資産増減の少ない商品を選び、初めは利率2〜5%を目指してポートフォリオを組んでみて下さい。

・最後に

何となーく経済について理解が深まれば嬉しいです!

まぁーこんなに語っておきながら、あんまり今の金融経済の形は好きじゃなく、個人的には納得いってません。

近年の金融経済の膨張は正直に言って危険です、どのように終息していくかの予測は何パターンか立ててますが、
どれもハッピーエンドじゃなさそうです…

これからの日本で言えば、
どのように「金融経済」の資金を「実体経済」に落とし込めるのか、ここに日本の未来がかかっています。

これから何百年も続くような国にしていく為に、今何ができるのか?
僕もできる限りの力を尽くそうと思います。

1人じゃ何もできないので、皆さんと協力していい社会を作っていければ嬉しいです。

では、またね!


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