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リクルート夏バイト体験記

RECRUIT Job for Student 2020に参加した際にやったこととそれを通して考えたことなどについて書いていきます。ぼくはバックエンドエンジニアとしてリクルートの検索ソリューションという部署に配属されました。

なお、この記事は、リクルートから内容確認を受け、許可を得て掲載しています。

バイトでやったこと要約

Qass(Query analyze search system)というチームに加わって、検索用サジェストAPIのリプレースを行いました。リプレースというのは、もともとあるものと同等の機能を別の構成で実現するみたいな意味です。今回の場合は、既存のAPIの目指している方向性が時の経過と共に変わってきたので、より今の方向性に適したアーキテクチャに載せ替える作業を行いました。ちなみにぼくがリプレースしたAPIはホットペッパーグルメというサービス向けのものでした。

触れた技術としては、AWS・BigQuery・Elasticsearchなどです。

Qassチームについては以下のサイトに説明があるので、ここでは説明を割愛します(過去の記事なので今とは違う部分もあると思います)。



選考

コーディングテストが1回に面接が複数回ありました。技術面接もありました。コーディングテストも技術面接もそれほど難しくなかったので、マッチング色の強い選考だと感じました。ぼくが配属された部署のもう1人のバイト生がたまたま大学の学科同期だったことから、この部署で求められていた人材のカラーが見えてくる気がします(部署ごとに特色があるので、求められる人材のカラーは部署ごとに違います)。



期待と実際

期待していたことは主に以下の2点です。実際どうだったのかも合わせて記述していきます。なお、これらの期待についてはバイト前のアンケートなどを通してメンターさんに共有してあり、それに合わせて社員さんたちが業務を考えてくださった形です。


1. エンジニアの業務の実態を知りたい。
「学部就職と院進学」「エンジニアと研究者(とその他職業)」で悩んでいたので、その検討材料としてエンジニアに適性があるかを知りたいという思いがありました。

バイトでは新人社員の方と一緒に業務を行えたので、実際リクルートに入ったらどのようなことをすることになるのかがよくわかり、とても良かったです。

実際やってみた感じだと、エンジニアとして業務をやっていくのには問題がないと感じました(リクルートの環境が特別に良かっただけという可能性はありますが……)。

学部就職と院進学については、メンターさんに相談した時に院進学を勧められたこともあり、この記事執筆時現在は院進学の機運が高めです。エンジニア適性がありそうだとわかったことで「研究を始めてみて向いてないと感じたら就職すれば大丈夫」と思えるようになったのは、精神衛生上非常に良かったです。


2. 様々な技術に触れたい。
ぼくはまだ「これに全集中!」みたいな深堀りしたい技術を見つけられていなかったので、様々な技術に触れることで面白いと感じることを探せたらいいなぁという思いがありました。

業務ではサービスに一気通貫で携わらせていただけたので、様々な技術に触れることができてとても良かったです。


業務の進め方

おおよその作業手順が書かれた手順書があり、足りない点や改善できる点を探しながら、その手順書に沿って進めていく、というのが基本的なスタイルでした。チームとして「インフラ構成をコードで管理 (IaC)」を進めており、バイト生に検証してもらいたいこととして、その分野の経験があまりない人でも最低限のコードを書けばAPIを完成できる、という目標があったようです。

個人的には、自動化できる部分を探しつつ、改善できそうな点や引っかかった点についてはすぐにチームに共有する、ということを意識していました。

タスクについてはチケットとして管理されていて、チームの朝会で前日どこまで進めたかをみんなで共有していました。

業務中は基本的に社員の方と常にオンラインミーティングをつなげていて、聞きたいことがすぐに聞けるという環境を整えていただきました。ぼくとしてはこれがかなり助かりました。オンラインだとちょっとした質問がしにくいので、こういう工夫があるととても良いと思いました。対応してくれた社員さんにとても感謝しています。



今後やりたいこと

さて、実はここまでは夏バイトの期間が終わってすぐに書いておいたのですが、もう少し書こうと思いつつ、それから半年以上経ってしまいました。ということで、バイト当時やりたかったこととは少し変わっている可能性もありますが、今やりたいと感じていることについて書きたいと思います。

1. 業務効率化・生産性向上
リクルートでバイトしていて、自動化できそうな部分を探すのがとても楽しかった記憶があります。なので、そういうことをもう少し真面目にやってみると、もっと自分の楽しいと感じることの解像度が高まりそうでいいなと思っています。

2. 理論研究
夏バイト終了直後は「理論やりたいなぁ」という状態でしたが、この春から理論研究をやる研究室に卒論配属されて、無事「理論やります」という状態になれました。なぜ理論研究をやりたいと思ったかについては、ここに書くには長すぎるので割愛します。

3. アイデアの実現
なにかアイデアを思いついた時に自分で形にできるようになりたいという思いが昔からあります。どういう形で実現するかにはいろいろありますが、たとえば、Webアプリやゲームの作成にもう少し真面目に取り組んでみたいという思いがあります。

4. Splatoon
昨年の終わり頃に始めました。e-sportsとは言いますが、始めてみると想像以上にスポーツ感が強かったです。動体視力や反射神経などの面で10代の方に勝てる気はしないのですが、やってみて自分が頑張れるフィールドだと感じたので、いけるところまでいきたいと思って精進しています。



最後に

半年以上経ってぼくに残ったものとしては、技術的なものももちろんありますが、就職してもやっていけそうという安心感と、メンターさんからの(必ずしも業務に関係ない)アドバイスが、とても大きいと感じています。特にメンターさんからのアドバイスは、B3後期にどの授業を取るか、卒論でどの研究室を志望するか、院進するか就職するか、などの選択において、とても参考になりました。もし今後リクルートでバイトする方がいたら、考えていることについてメンターさんに積極的に相談するのがおすすめです。

最後に、ぼくが観測した範囲において、リクルートはとてもホワイトな職場で、社員さんはとても楽しそうに働いていました。給料もけっこう良いので、夏バイト・冬バイトに興味がある方は、ぜひ出してみてください。

今年の夏バイトに応募する方はこちらから:


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