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増築を繰り返したExcelファイル

このタイトルだけで、分かる人は分かる「ああ、ああいうやつか」。

弊社はおじいさんが作る、壮大な単月ファイルを駆使していた。
あちこちの数字を=で飛ばしまくっている。
見やすいかというとそうでもない。

単月のB/S、P/L、出納帳、借入管理、支払通知、工事台帳その他が
1シートに入っている。
IR(252)列、1050行
見やすいわけがない。
作った本人はセルの番号を紙にメモしながら活用している(マジだ)。

その広大なシートの海の一部を
「範囲を指定して印刷」
を50回やるとか気を失いかけた。
しかも、例えば25行ある支払通知書があるとして、
その謎のリンクのために
23行目に1データ
という恐ろしいことが起きていた。
こんなのFAXで送られたら嫌がらせかと思うよな・・・。
というか今もFAX生きてるのかよ(どっこい生きてる)。

めんどくさがりの私は
単月は単月で作るとしても、
請求書のデータをまるっとベタ打ちしたデータシートを作成。
ピボットで済ませようと思ったのに
「こんな(見慣れないフォーマット)のはダメだ!」
とな。

なので、似たフォーマットを作り、
ボタン一発で
各社ごとに支払通知書をシートに分けて(ほんとは全部1シートにしたかったくらいだけどFAX送るときに間違うのも嫌なので1社1シート)
シート名も自動でリネームできるようにした。
惜しみなくコードを公表してくれている皆様ありがとう。

工事一覧表というのが別ファイルにあったけど、
支払一覧の工事名の所は手入力してたから略称にしてたりした。
しかし、よく考えたら工事番号で引っ張っちゃえばいいじゃん・・・。
というわけで大好きなVLOOKUPの登場。

部門長が亡くなってから
彼がやっていたことを各自がやるようになった。
突然そんなこと言われましても・・・の皆さんのために
当月の請求書を担当者別に割り振った別ファイルを作ることに。
そこに彼らは請求書を確認して
進捗状況と確定した支払額を記入する、というもの。

数回作っていて、
・・・めんどくせえ・・・
となり、関数を駆使し、担当者のシートを作り、
そこに一覧から勝手に飛ぶようにしたのだ。
まずMATCH関数で1行目(A3)・・・Kは担当者名が入ってる
=MATCH($R$1,請求書一覧!K:K,0)
2行目以降
=SUM(A3,MATCH($「担当者名の列」,INDEX(請求書一覧!K:K,A3+1):請求書一覧!K$9913,0))
↑をA列にぶち込んで、B列は工事名をIFで引っ張る。
=@IF(ISNA(A3),"",INDEX(請求書一覧!「工事名の列」,$A3))

データとしてというより、
おじいさんに提出するのが主目的なので
各種エラーは消しておかないとめんどくさいのだ。

なので上の行と同じ件名ならば文字色を白にして
あんまりごちゃつかないようにも。

でも、これもほんとは別の各自のファイルのシートにプラスしたいんだよな。
コピペでリンクを生かさないようにしてやりゃーできるかもしれないけど
それはそれでめんどくさいなので人数も少ないし、まあいいか。

紐づけてデータを使うことが多いから
くそー、Access使いたいな、と思うんだけど
弊社にはないので地味に皆さんから情報収集して
表に入力するという形のデータしか作れない。
こそっと出してる見積書とかも見逃さないようにしないと。

プロトコルに沿って仕事をするって、そんなに難しいのか
見積書も請求書も、インボイスを機に
やっとこさ統一。
みんなマイフォーマットで出していたのがすごい。

そもそも会社が押し付けたのが
1マス1数字、分かります?
150万円なら
1,500,000
じゃなくて







と打たなきゃいけないアレだったらしく
それは誰も使わない!

見積書を作ったら
・PDFで保存(客先に送る場合もだ)
・リネーム(見積書、だけじゃなく工事名入れろ)
・共有フォルダに保存
というのは無理そう。

見積書を作るファイルに
「ボタン一発、勝手にPDFになり、勝手にシートから拾ったデータで名前を付けて、1部は現在のフォルダ、1部は共有の指定フォルダ、さらに私にメールが送られる」
というのを付けた。

が、ボタン押してくれない人いる・・・orz
道は長い。

Power Queryも使えるといいんだろうけど
使ってみよう!というモチベーションが今ひとつ上がらない。


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林田りんだ
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